イラストレーターの稼ぎ方

無名クリエイターがNFTアートを売って1か月で収益を上げた方法

ABOUT US

青柳恵太
漫画家・イラストレーター | 1991年生まれ 兵庫県明石市在住。小学3年生の頃、コロコロコミックの続きが待てずに自分で続きを描き始めたのがきっかけで漫画家の道へ。企業や行政のマンガ広告や新聞連載、似顔絵やNFTアートなど行っています。NFTアート
スポンサードリンク



どうも、はじめまして!青柳恵太(@jackpot_artsと申します。

はじめに、ボクが何者かというのを簡単に説明しますと、コロコロコミックの続きを待てずに自分で続きを描き始めた小学3年生の頃から絵を描いていて、2021年2月に脱サラをしてフリーランスの漫画家・イラストレーターとして活動をはじめました。

現在は企業や行政のマンガパンフレットや新聞連載、似顔絵アートやNFTアートなど幅広く活動をしています。

今回は、その中でも新しいアート市場として話題になってきているNFTアートについてクリエイター目線でいろいろお伝えしたいと思います。

ボクは現在、フランス人とカナダ人のプロモーターと一緒にNFTアートのプロジェクトを進めています。

そうなった経緯を紹介しつつ

▶ NFTアートでクリエイターは儲かるのか?
▶ ボクがNFTアートで収入を得るためにやったこと

について詳しく解説していきます!

 

スポンサードリンク





ボクがNFTアートを始めた経緯

ボクは、NFTアートを始めたのは2021年4月下旬です。

きっかけはその数日前に観たイラストレーター生存戦略 粕田さんのこちらの動画でした。

絵描きの新たな活躍の場!NFTアート市場について解説【知らなきゃ損!】

関連記事>
絵描きが稼げる新たな販路、NFTアート市場について分かりやすく解説!

正直、この動画を見るまではNFTやブロックチェーンという言葉さえも知りませんでした。

「NFTによって現物のアート同様にデジタル作品にも価値が生まれる」という情報を聞いた瞬間、デジタルで絵を描いていたボクは

「これはとんでもないチャンスだ!」

と思って動画の最後で募集をしていたPROJECT EMOTIONに作品を即応募しました。

PROJECT EMOTIONとは

総勢1000名を越えるクリエイターが参加し、世界最大規模で催されたNFTアート展。
2021年のゴールデンウィーク中に開催された。YouTube上の3D空間でNFTアートを展示した即売会。

【一部抜粋版】PROJECT EMOTION – 世界最大のNFTアート展示会 【360°VR】

そのあと、ゴールデンウィーク期間中にNFTアートについて調べているうちにOpen SeaというNFTを売買できるサイトを見つけました。

「イーサリアムという仮想通貨さえあれば個人でも簡単にNFTアートを売買できる」

ということがわかったので最先端のアート市場を勉強するというのを目的に、失敗してもいいやという感覚でNFTの売買を個人でも始めてみました。

 

ボクのNFTアートプロジェクトが誕生した経緯

現在、ボクは「The floating world」という浮世絵スタイルのNFTアートのプロジェクトを行っています。

NFTアートをはじめたとき、日本人の市場規模も少ないだろうと思っていたので、日本人向けのイラストではなく海外の人にウケそうな絵柄で日本の文化である浮世絵をモチーフに発信するという戦略を立てて浮世絵スタイルという和風な絵を描き始めました。

とりあえず、どんなものかやってみないとわからなかったので作品を描いてはどんどんNFT化!

そしてSNSなどでNFTコレクターを探しDMやリプライをひたすら続けてアピールをしました。

大体のコレクターが

「DROP YOUR NFT!」

とNFTを紹介してほしいみたいなツイートをしていたりするので、そのような単語で検索してリプライをしてました。

販売開始から1ヶ月を過ぎたあたりで全然知らないフランス人の方から「ぜひプロモーションさせてくれ」と英語でDMが届きました。

その頃のボクには「プロモーションしたるから金銭よこせ」的な営業のDMが海外から届くようになっていたので、またかと思ってDMが届いてもしばらく無視をしていたのですが、

「私はお金は持ってるから要らない。私は一番初めの君のNFT作品を買った。私がプロモーションをすればこれの価値が必ず上がるから私への報酬はそれで十分だ。」

みたいな事を言い始めて面白そうだったのでそのまま話に乗ることにしました。

今、振り返ってみると完全にやばいやつに引っかかってる感が強いのですが、当時は初めてのNFTアートが売れたから半分疑いながらも喜んで話に乗りました。

結局、現在はそのフランス人の他にカナダ人のプロモーターも加わって共同でNFTアートのプロジェクトを運用しています。

プロモーションや戦略は全て彼らに任せてボクは描きたい絵をひたすら描くというスタイルで利益は100%ボクに入るようになっています。

彼らはボクのNFTアートを一枚ずつ所有しています。

ボクの価値が高まると、彼らが持っているNFTアートの価値も高まります。だから彼らは無償でボクをプロデュースしてくれるわけです。

現在までにNFT化したイラスト10枚は全てが完売し、最新の4枚ついては取引開始後、1時間で完売しました。

中には一枚4万円近くの値で取引されているのもあります。

このプロジェクトの最終目標は日本の魅力を海外に発信することで、100枚限定の浮世絵風アートの販売を予定しています。

Discordで定期的に情報を発信したり、NFT FESTIVALと呼ばれるボクのNFTアート売買するお祭りを開催して
2021年6月現在、ありがたいことに35名のNFTコレクターの方にボクの次の作品を獲得するためにDiscordで待機頂いています。

 

NFTアートはぶっちゃけ儲かるのか!?

この記事をご覧になられている方は、おそらくここが一番気になるポイントかと思います。

個人の感想としては、これだけで生活するのは厳しいかもしれませんが、ストック収入的なポジションで始めてみるのは凄くおすすめです。

仮想通貨を取り扱う点でハードルが高くてまだまだライバルも少ないので無名のクリエイターにもすごくチャンスのあるアート市場だと思っています。

ボク自身もまだまだ無名クリエイターですが、結構良い収入になっていたりします。笑

一番の理由が自分が絵を売買したあとにもロイヤリティが入ってくる点です。

普通、イラストや漫画を描いて売ったときって収入はその販売利益だけですよね??

でも、NFTアートはその絵が売買されるたびに一部がロイヤリティとして入ってくるんです。

例えば、売買されるごとに10%のロイヤリティが入るようにしておけば、ボクのイラストをAさんに1万円で売ったあとAさんがBさんに2万円で売ったとなれば、自動的に2000円のロイヤリティがボクに入ってきます。

BさんがCさんにCさんがDさんにと売買されるごとにその10%が入ってくるのです。(実際には円ではなくイーサリアムという仮想通貨での取引です。)

循環すればするほど利益が発生するってほかにはなかなかないですしクリエイターとしてはすごく魅力的じゃないですか??

 

NFTアートで収入を得るためにやったこと

最後にボクがNFTアートで収入を得るためにやったことで重要だったことを3つお話します。

ボク自身が「NFTアートを始める前に知りたかったぁ」というようなことなので参考にしてみて下さい。

 

(1)YOUTUBEでメイキング動画を残しておく

粕田さんも動画内でおっしゃっていましたが、正直なところ、現在のNFTアート市場は法整備もまだまだで、やろうと思えば勝手に他人のイラストなどをNFT化することもできるんです。(絶対にやっちゃダメですけどね)

盗用された作品の所有権を持っていても無価値なので、コレクターからすると信用できる作品を所有したいと思うのは当然ですよね。

そこでボクの場合は、自分が描いたイラストだと証明して信用してもらうためにもイラストのメイキング動画をYouTubeに投稿しています。

はじめのうちはメイキング動画は作成していなかったのですが、コレクターからも二次売買の際の信用度も高くなると評判がよかったので、これはぜひ試してみて下さい。

NFT ART Making #4 将軍 SHOGUN【The floating world】
ちなみに、ボクはCLIP STUDIOのタイムラプス機能を使って収録しています。

 

(2)作品タイトルにナンバリングをしておく

これはプロジェクトとして複数のイラストをNFT化する際にとても重要なものです。

ボクの作品は途中からの導入となってしまっていてすごく後悔しているのですが、タイトルに「#1」とかナンバリングを入れることで後の価値が上がる確率が高くなるそうです。

例えば、有名な画家が初めて描いた絵とかすごく価値が出そうじゃないですか?

そういった意味で、コレクター視点で考えたときにナンバリングすることはすごく重要だそうです。

もし、これから始めようという方はぜひ、タイトルに番号を入れてみて下さい。

 

(3)イラストにストーリー性を持たせる

この方法もナンバリングするのと非常に似ているのですが、例えば、新作の絵が過去の絵の続きみたいなストーリー性のある作品だったらコレクターは当然、過去の絵も手に入れたくなりますよね?

そうなると、自然と関連する作品同士の価値はどんどん上がっていきます。

取引されるごとに作者にもロイヤリティが入るのでWin-Winです。

例えば、この2つの絵は同じキャラクターが登場していて、こういうような関連性をもたせると、過去の絵のレアリティが上がって相対的に価値が上がったりするそうです。

 

NFTアートをこれから始める方へ

ボク自身もまだNFTアートをはじめて間もないので日々、勉強をしながらいろいろ挑戦をしています。

今後はオークションや一枚の絵を複数販売することなどいろいろできることを計画しています。

すごくチャンスのある市場だと思いますし、日本でもNFT関連のサービスが始まっているようなので、海外のサイトに抵抗がある方は、そちらも調べてみると良いかもしれません。

この記事を機にNFTアートをはじめてみたという方が増えたら嬉しいです。

 



 

イラストレーターの稼ぎ方について詳しく知りたいアナタにオススメの記事