現在、ゲーム内イラストを描く仕事をしている、2Dデザイナー兼アートディレクターのべにはあと申します。
某キャラクターの箱庭ゲームでデザイナー兼アートディレクターとして企画からデザイン、背景のイラスト、キャラのgifアニメを担当してます。
私だけでは量が多いので外注管理もしてます。
ユーザーからの多くの反応はやりがいを感じます。
現在の会社は転職で中途入社しました。
前の会社では下請けの受注会社で新卒入社し、ゲームのコスチュームデザインや3Dなど制作していました。
受注会社は言われたことだけをやる会社なので自分から企画(デザインのネタやテーマ出ししたい)と思い、スキルアップを図りたいと思い転職しました。
中途の転職は新卒の時のポートフォリオとどう変わるのか、経験談などふまえてお話していこうと思います!
ポートフォリオを工夫
転職用のポートフォリオは仕事や趣味で描いてきた作品を並べて入れるだけでは不十分です。
採用されるためには工夫が必要です。
最近はゲームイラストもフリーのイラストレーターへの外注が増えているので、2Dデザイナーの職種は社員で雇うメリットをアピールできないと厳しくなっています。
特に下請けから開発へ行く場合、ポートフォリオのテイストはとても大事。
例えば、アニメ寄りのタイトルが多いソシャゲ開発会社に、下請けで制作した厚塗りや3Dのデザイン画のポートフォリオを送っても通りません。
新卒は画力があれば伸びしろとして通ります。
でも中途は即戦力なので、会社の運営タイトルに似たテイストが入っていないと描けないから作品集に入れていないと思われ、スキル不足と判断されてしまいます。
採用されるポートフォリオを作るためにはどうしたらいいか、解説していきます。
①本当に行きたい会社を見つける
まず、興味のあるの会社・ゲームタイトルを見て、その運営ゲームの絵柄を見て、自分で描きたいか、描けるかどうか判断します。(一般的に、運営タイトルに配属されることが多いので)
当初の私は、在籍しつつ転職活動を始めましたが、特に興味がない適当に見つけた会社を受けてしまっていました。
このままでは駄目だと思い、本当に自分が行きたい・働きたい会社を探しはじめました。
私の場合、好きなキャラクターのゲーム化をしていた運営会社を調べて私もこのゲームのイラストを描きたい、描ける!と思い、この会社を目指すことに決めました。
②自分の好きなソシャゲタイトル内でユーザーに喜んでもらえそうなものを考える
開発会社で、社員募集の場合はアイディアを出せるかどうかも求められます。
「自分ならこんなものが欲しいな~」というものを描いてみてポートフォリオに入れてみましょう。
私の場合は、その会社のタイトルのガチャのイラストを3点を想定して描きました。
描いていてとても楽しかったので、もし入社できたら続けられそうだなという指針にもなりました。
絵柄や塗りを研究し、自分で作品を作る能力が重要です。
ポートフォリオのテイストが合えば面接でも話が弾む
ポートフォリオが通ることができ、面接では、
「ここまで幅広くしっかり描けるのは評価が高い。アイディア提供はとてもありがたく、想定したガチャのイラストも熱意が伝わり今後の活躍に期待できる」
と褒めて頂き、自信が持てました。
すぐに内定を頂き、退職後すぐ入社することができました。
ポートフォリオをちゃんと作れば、採用担当者が入社後のイメージを描きやすくなり採用率が高まります。
転職のポートフォリオとは
自分のやってきたこと、今後もやっていきたいことを表すものだとおもいます。
転職するときは、適当に数うちゃ当たる、とがむしゃらに受けるのではなく、「この会社のこのゲームで描きたい!」という明確な意思を持ったほうが1社目で受かりやすいと思いました。
もちろん、レベルが達していたとしても、人が足りている時期に受けても落ちてしまうこともあるので、それはタイミングなのですが、ポートフォリオとしてはレベルが上がりますし、同じようなゲーム会社を受けるときに、その新作を加工したりして使いまわせると思います。
私が転職前にポートフォリオ用に描いたガチャの新作想定イラストは、入社3か月後に改めて社内で描きおろすことになりました。
その作品を実際にゲームに出せて、イベントの新作に使ってもらえ、とても感動しました。
その後もガチャなどで多く描かせていただいています。
あなたの是非自分に合う会社を見つけて、ポートフォリオを更新し、チャレンジしてくださいね!
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