イラストレーターのなり方

正社員でイラスト業務をしたいならグラフィックデザイナーになるという選択肢もあり!

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りつき
現在フリーランスのイラストレーター。広告プロダクションなどにグラフィックデザイナーとして勤務経験があります。
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はじめまして、りつき( WEBサイト )と申します。

今回のお話は広告関連会社のグラフィックデザイナーになるとイラストを描く機会がいっぱいあったよ!という体験談です。

実際に私は、これまで勤務した広告会社2社でグラフィックデザイン制作3割・イラスト制作7割と、週の半分以上はイラスト関連のお仕事をしていました。

「グラフィックデザイナーがイラストを描く」と聞いて意外だと思った方もいるのではないでしょうか?

グラフィックデザインの仕事に興味のある方や商用イラストレーターの経験を積みたい方に向けて、私が広告会社でイラストレーターとしての仕事を獲得していった方法をご紹介していきたいと思います。

ラストを描く仕事に就きたいけどイラストレーター職の募集が少ない…と感じているあなたの就職・転職のヒントになれば幸いです。

 

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広告会社ではグラフィックデザイナーがイラストを描く機会にあふれている!

グラフィックデザイナー(以下デザイナーに略)はクライアントさんの要望を受けて様々なジャンルの広告制作に対応します。

印刷されるポスターや冊子からWEB用のバナーやLPデザインなど案件は多岐に渡ります。

大きなプロジェクトになると広報に必要な販促物が増えていき、イラスト関連の制作も増えていくんです。例えば

・キャラクター制作
・挿し絵
・説明図
・漫画

などなど。

必要になるイラストは広告のイメージに合わせてテイストの多様性が必要で、普段はストックイラストで探したり外注できるイラストレーターさんに依頼していきます。

でも

制作費を考慮する必要がある
イメージに合うイラストが見つからない
外注先を探す暇がない

なんていう場合もあります。

そんな時、私の勤めていた会社では担当のデザイナーがそのまま自分で描いたり、社内でイラストが得意な人材がイラストレーターとして案件を受注していました。

このように広告会社の中ではイラストを描く仕事が存在します!

 

あらゆるテイストのイラストが描けるデザイナーが重宝される!

広告会社で必要とされるイラストレーターは

★様々なタッチの描き分けができる
★状況に応じて相手の意向に合わせる事ができる

いわゆる“商業イラストレーター”です。

私はデザイナーになる前から商業イラストレーターがどのような仕事かを調べていましたので、初めて来たイラストの仕事になんとか柔軟な対応ができました。

求められたイラストを描く必要があるので、ベクターイラストなんて描き方も知りませんでしたが必死に覚えて集中して取り組みました。

とにかくあらゆるテイストで描ける方が重宝されます。

 

自分なりのアレンジをちょっと加えてみる

提出するイラストはオーダー内容に忠実に制作した案だけでなく、多少自分なりのアレンジを加えた案も付けてアピールしました。

このアレンジがうまくハマり、イラスト制作から4コマ漫画連載にまで発展することもありました!

 

自分のスキルを売り込む方法

私の場合はグラフィックデザイナーとして入社しておきながらイラストレーター業務の方が多かったです。

それは運がよかったのもありますが、元々イラストレーターになりたい気持ちがあったので工夫してイラストが描けるポジションを掴んでいきました。

ここからは、私が社内でイラストの仕事を獲得していった方法について紹介します。

社内に複数名いるイラストレーターの中から、私を1位指名してもらう為に実践した方法です。

これは会社内の話だけでなく、フリーランスで指名してもらうためにも通じる話かと思います。

 

自分にしかできない特技を磨く

社内のイラストが描けるデザイナーの方たちはみんな商業イラストの心得がありました。

つまり、先述したように依頼に合わせてあらゆるテイストの絵を描ける人が多かったのです。

その中から選んでもらうために“自分にしかできない特技”を磨く必要がありました。

・〇〇のイラストが特に得意!
・配色が独特でセンス抜群!
・味のあるアナログ絵が描ける!

などプラスアルファの特技があれば指名される機会は増えるはずです。

私の場合はクオリティーを保ちつつベクターイラストを仕上げるスピードは誰よりも早くなることを目指しました。

デザイナーさんからベクターイラストを依頼された場合、デザインに合うようにデータを改変される場合があります。

前もって色変え等がしやすいデータをつくり、イラストを配置する時間を考慮して早めに渡すことを大切にしました。(ストックイラストでAIデータがあるとありがたいのは、この作業の為です)

私と組む事で相乗効果が生まれ、デザイナーさん自身のオリジナリティも発揮できるように気遣いをしていました。

 

人脈を広げる

良い仕事を回してもらうにはデザイナーさんからお仕事を振り分けてもらうだけでなく、社内の営業さんから直接依頼されることも重要だと考えました。

上司を挟まず打ち合わせが認められるという事は、ディレクションも自分ですることが出来ることを意味します(一人前になれる!)。

他部署の人達とはランチ等で親睦を深める事をおすすめします。

さり気なく「こんな仕事をしました」という話の流れから制作物を見てもらえるとアピールに繋がります。

 

商業イラストが描ければ豊富な実績を積める!

デザイナーとしても自信がついてきたので転職した会社での話です。

イラストができるデザイナーとして、前職のポートフォリオのおかげでスムーズに転職が決まりました。

会社員デザイナーには得意なタイプのデザインしかふってもらえなくなる、というジレンマがあります。

クライアント専属になると嬉しい反面新しい経験が積めなくなってしまいがち。

幅広く案件をこなして成長したいと考えるデザイナーにとっては、よくある悩みだったりします。

でも私の場合は”商業イラスト”が描けることでその悩みがありませんでした。

2社目でもイラストの仕事が多く、様々なチームの仕事にイラスト部分だけで参加出来たからです。

そのため、関わったクライアントさんの数はかなり多く、豊富な実績と経験を積むことが出来ました。

このことはイラストの描き分けが出来ることで得た最大のメリットだと考えています。

 

会社員時代の持ち込み用ポートフォリオ

●デザインのファイル
●商用イラストのファイル
●独自タッチのオリジナルイラストのファイル

3種を用意していました

参考記事>>
転職のプロ直伝!転職を成功させる無敵のポートフォリオの作り方!【クリエイター向け】

 

イラストレーター職をお探しならグラフィックデザイナーも視野に入れてみて!

以上、私の経験をもとにグラフィックデザイナーでもイラストを描く機会が結構あるよ、というお話でした。

会社員としてイラストレーター職を募集してる企業は限られます。(ゲーム系とか)

他業種でイラストに関わりたいと考えているのであれば是非、選択肢のひとつとしてグラフィックデザイナーも候補に入れてみてください。

その際、商業ベースでイラストが描けると重宝されるはずです。

また、自分にしかできない特技を磨くことで社内でのポジションも確立していくと思います!

 

各種SNSでもシェアしてもらえるとメチャクチャ嬉しいです( 人´•౪•`)⌒♡



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