インターネットを使ってイラストの仕事を探すことは容易になりました。
ネット環境さえあれば、家にいながらでもイラストやマンガ、似顔絵制作などの仕事を受注できます。
電話営業や、持ち込み営業をせずとも(これはこれで大切なのですが)仕事を見つけやすくなったのはクラウドソーシングサービスの発展によるものです。
ここでは、クラウドソーシングの活用法と、イラストレーターにオススメのクラウドソーシングサイトを紹介していきます。
クラウドソーシングサイトって何?
サイトにクリエイターとして登録すれば、掲載されている仕事に応募できます。登録は無料です。
採用されたら依頼内容に則して業務を全うし、仕事が完了すれば報酬が支払われます。
クラウドソーシングサイト経由で仕事を受注すると報酬額から手数料が引かれます。
なので、金額交渉する際は手数料を含むのか、含まないのかしっかり確認をしておく必要があります。
イラストレーターが活用できるクラウドソーシングサイトまとめ
ここからは、イラストレーターにオススメのサイトを紹介していきます。
すべて無料でクリエイター登録ができます。
仕事の間口を広げるために是非ご活用ください!
ランサーズ
日本最大級のクラウドソーシングサイトランサーズ。取り扱う案件数や種類は随一。
初心者からプロまで様々な依頼が交わされる。
とても分かりやすいシステムなので安心して取り組むことが出来ます。
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副業で幾ら稼げた?サラリーマンクリエイターが本気出してランサーズを3か月頑張ってみた結果
クラウドワークス
ランサーズと並んで日本のクラウドソーシングサイト二大巨頭のクラウドワークス。
数だけで言えばランサーズ以上。個人的にはビギナー向けの依頼が多い印象。
スマホ用の専用アプリもあるので出先でも仕事の管理がしやすいです。
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クラウドワークスのデザインコンペは稼げるのか?コンペ当選を狙う6つの戦略
ココナラ
「スキルのフリーマーケット」のココナラ。
占いや恋愛相談など個々人が自分の得意なことを売り買いできるサイトです。
中でも特にイラスト作成案件は人気で登録者も多いです。
値段設定を自分でできたり、お試し無料枠を設けられたり自由度高く簡単にスキルを出品できます。
SKIMA
ココナラは占いや相談系含め全般的にスキルを売買できるサイトでしたがSKIMAはイラスト制作に特化して売買できるサイトです。
似顔絵やアイコン、キャラクターデザインなど自分の得意なテイストのイラストを描く権利を販売できるのが魅力です。
うまく活用できれば得意な絵だけを描いて稼ぐことも可能です。
TEAM WORKERS
月額固定の報酬が得られる契約を交わせるチームワーカーズ。
安定した収入が確約できるので、月収が不安定なフリーランスにはありがたいクラウドソーシング。
案件はバナー制作やWEBデザインがメインとなるので、イラストというよりデザイン系が豊富な印象。
タイムチケット
30分毎に自分のスキルをチケット制にして売買できるクラウドソーシングサイトタイムチケット。
私も以前「絵の描き方」を1時間半で販売したことがあり、サラリーマンの方にカフェでレクチャーしたことがあります。
skypeなどビデオチャットを活用すればオンラインでもレクチャーできるので遠方に住んでいる方も集客できます。
絵の描き方やイラスト添削、アプリの使い方講座やイラスト制作を時給販売することができます。
クラウドソーシングで仕事を獲得しやすくするために
ひとつの案件に対して複数のクリエイターが応募するクラウドソーシングにおいて、仕事を獲得しやすくするためにどのような工夫が必要でしょうか?
私が最初にクラウドソーシングで応募し始めた頃は惨敗で、まったく箸にも棒にも引っかかりませんでした。
でも今では受ける仕事の半分はクラウドソーシングを介した依頼で、その内8割のクライアントさんは継続して長期でお付き合いさせて頂いてます。
そんな私がクラウドソーシングで仕事を獲得する上で意識してきたポイントを3つ紹介します。
①ポートフォリオにバリエーションをもたせる
クラウドソーシングのサイト上に掲載できるポートフォリオ(制作実績)はできるだけ幅広くバリエーションを持たせています。
こうすることで豊富な実績があることをアピールできるとともに、制作物の完成品を想像しやすくするためクライアント側は依頼しやすくなるかと思います。
②サイト内のランクを高める
クラウドソーシングごとで呼び方は違いますが、往々にしてサイト内でランク制度が設けられています。例えば、
- メールの返信率やクライアント対応
- 仕事の受注数
- 仕事の完了率
- 納品後のクライアントの評価
などの判定基準が設けられ、高評価であれば優良なクリエイターとしてランクアップすることができます。(判定基準はサイトによりけり)
優良なクリエイターとして認定されると、クライアント側も安心して依頼できるので受注数アップに繋がります。
参考記事>>
ランサーズで僕が認定ランサーになるまでにした4ステップを詳しく解説
③参加報酬がついているプロジェクトに応募する
例えばクラウドソーシング大手のランサーズであれば参加報酬付きのコンペ形式案件がしばしば掲載されています。
これは、正式に採用されずとも2番手、3番手の応募者にも報酬が支払われるという案件です。
つまり、報酬を獲得できるチャンスが高い案件であると言えます。
まだ実績を積めていないうちは、そういった案件を狙って受注数を高めれば信頼度を上げることができます。
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ランサーズでイラストレーターが稼ぐための具体的アドバイス5個
クラウドソーシングを利用するメリット・デメリット
実際にクラウドソーシングを利用してきて感じたメリット・デメリットを書いていきます。
クラウドソーシングのメリット
- 仕事を獲得する上でのハンディキャップを解消できる
地方に住んできると都心で活動している方よりどうしても仕事の数が減ってしまうものですが、クラウドソーシングを利用することで環境に左右されずに仕事をすることができます。 - 報酬を確実に得ることができる
クライアントとクリエイターの間にサイトが介入してくれることで納品後料金を支払わないまま音信不通になる、なんてことがありません。 - 膨大な数の仕事の中から選ぶことができる
数々の仕事が募集されているので手空きを防ぐことができます。
- 仕事を獲得する上でのハンディキャップを解消できる
クラウドソーシングのデメリット
- 手数料がかかる
サイトを利用する限り手数料がかかるため、どうしても売り上げは落ちる。ただ、サイト外でのやり取りすることを交渉してきて料金を支払わない悪徳業者も存在するので、その防衛費とも考えられます。 - 依頼慣れしていないクライアントが多い
これまでクリエイティブの外部発注を経験していないクライアント(企業・個人問わず)も多いので制作の進行に注意する必要があります。
「修正を無制限に要求してくる」「依頼内容が途中で180度変わる」など要求過多にもなりかねません。しっかりとコントロールしないと疲弊します。
- 手数料がかかる
クラウドソーシングを活用して仕事をGETしよう
これだけ日本でネットが普及するとは10年前は思ってもみませんでした。
駆け出しイラストレーターでも仕事を獲得しやすく、実績を積み上げられるクラウドサービスを活用しない手はありません。
無料で登録できるのもありがたいですね!
クライアントの良し悪しを見極める練習にもなりますし、ここで培った実績をもって営業をかけることも出来るはずです。
可能性を広げるための学びの一つとして是非挑戦してみてください。
大小さまざまな企業や個人が登録し、仕事の外部発注依頼を出しているサイトのことです。例えば
など、様々な仕事の依頼が掲載されています。