こんにちは、あや子といいます。
夫が書道家なのですが、作品を発信するのは私が担当しています。
今回、イラストレーターさんが絵を販売するのにオススメのサイトをひとつ紹介させて頂きたく寄稿致しました。(私は書道を販売するのに使っています)
と考えているのであれば、少なからず参考になるかと思います。私の失敗談も含めて書きますので、興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
作品販売なら Etsy がおすすめ!
「Etsy」というハンドメイドサイトをご存知でしょうか。
これは、世界中の人が一番利用しているハンドメイドサイトです。
イラストや絵を素材としてではなくアート作品として販売してみたいのであれば今のところこれを利用するのが一番じゃないかなと思っています。
以前は登録の案内も全て英語だったので、利用するのにはハードルが高かったのですが、今は案内も全て日本語になっています。
作品・イラストの販売を収入面で考えているのであれば、ここで自分のショップをオープンするのがおすすめです。
Etsy のメリット
Etsy のメリットを、ざっと書いてみます。
世界中の人が見てくれる
世界中の人が見てくれるので、購入してくれる人のそもそもの母数が違います。
その分クリエイター(販売者)も山程いますが・・・。
SNS から集客できる
Twitter、インスタなど、各種 SNS から自分のショップに誘導できます。
逆に、ショップから自分の SNS やブログに誘導することも可能です。
ダウンロード作品も販売できる
Etsy はハンドメイドならなんでも販売できますが、ダウンロード素材も売ることができます。
つまり、ピクスタなどストックフォトサイトの代わりになるということです。
値段を自分で決められる
ストックフォトサイトを収入のために利用する場合、売れたときの単価が安いです。
Etsy は自分のショップですので、当然自分で値段を決めることができます。
文化が違うので売れる
日本だと、絵や書道作品を買うってある意味贅沢なことなんですよね。
そして、絵を飾るというアートな文化・意識がそもそもあまりない(薄い)と思います。
ただ、世界に目を向けると本当にいろんな文化があって。
シーズンごとに絵を変えて飾ったり、記念日には絵を贈り合ったり。日常の生活の中に自然にアートが溶け込んでいたりするので日本国内でのみ販売するより売りやすいです。
素材としてではなく、アート作品として買ってくれるんです。
描きたいものが描けて売れる点も、クリエイターとしては魅力的かなと思います。
審査がない
ストックフォトサイトで販売するときには大抵審査がありますが、Etsy では審査はありません。
審査を待っている時間って地味にストレスですし、時間のロスにもなります。Etsy は、イラストを書いたらすぐに販売できます。
売り方が自由
- 作品販売
- オーダーメイド販売
- ダウンロード販売
- 一度作品として書いたものをコピーして、そのコピーしたものを販売
などなど、皆さんいろいろされています。
似顔絵などのオーダー系は、やっぱり高くても人気です。
一万円前後でも、気に入れば購入してもらえます。パッと探してみたんですが、こんな感じです。
他のサイトでも販売できる
自分の作品を自分で販売するということなので、商用の可・不可、個人利用のみなど、権利は自分で決めることができます。
これはつまり、作品の使い回しができるということです。
他のストックフォトサイトの規約で、「他社での販売 NG」などの規約がなければ、複数サイトに作品をアップできます。
Etsy のデメリット
作品販売しやすいEtsyにもデメリットはあります。私が使ってみて感じたデメリットはこちらです。
商品説明は英語
2018 年現在ですが、全てが日本語に対応しているわけではありません。商品説明などは英語でする必要があります。
厳密に言うと、日本語でも入力することはできるのですが、英語で書いてあげた方が、全世界の人が見てくれます。
ただ、これはグーグル翻訳を使ってもらって大丈夫です。Etsy を利用している人は英語圏の人ばかりではありませんので、みんな割と意味が通じればいいっていう感じの英語です。
素材作り&アップする作業が大変
素材作り=イラストを描くということですので、これは楽しんでできると思います。
でもその後には、タグ付け、商品説明など、ただただ単調なアップロード作業が待っています。
これは、ピクスタやイラストACでも同じですね。結局、どのプラットフォームを選んだとしても、楽はできないということです(>_<)
と思うことでしょう。そんな場合は、Etsy で販売する商品をダウンロード素材に絞ることをおすすめします。
商品説明やタグ付けなどはしないといけませんが、一回作品をアップしさえすれば、後は購入する方が勝手にダウンロードしてくれるので、ほぼ放置で大丈夫です。
オーダーを受けたり、作品を販売したりなどの販売方法だと、やりとりや発送の手続きなどもしないといけません。(その分高く値段をつけることができるというメリットはあります。)
クリエイター数が多い
ライバルは世界中のクリエイターです。ストックフォト同様、埋もれる可能性は否定できません・・・。ただ、私も etsy を利用していて、よく他のショップを眺めたりするのですが、
- 作品の質
- 作品の数
があれば、新規参入のショップでも売れているようです。例えばこのショップ。
ダウンロード商品を扱っていますね。(イラストをモックにはめ込んで掲載していますね)このショップがオープンしてから現在 2 年ほど経っていますが、かなりの数を売り上げています。
と思われるでしょうが、私はこのショップを初期の頃から知っています。
2 年前でも、Etsyに登録しているクリエイターの数は、すでに飽和状態と言われていました。
そんな中どんどん売上を伸ばしていましたので、要はやり方次第ということです。
※あや子さんのブログは準備でき次第こちらにも掲載予定です!
商品を売るのにお金がかかる
ストックフォトサイトや、ミンネなどのハンドメイドサイトは無料で利用できます。
それに対して Etsy は、1 作品につき 20 円払えば 4 ヶ月売ることができるという仕組みになっています。
これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれなのですが、売れても売れなくても払っていかないといけないお金です。
商品の数を増やす=Etsy に支払うお金も増えるということですので、そこは注意しておいてください。
作品を売る難しさ
SNS もブログもしていない無名のクリエイターが、「ネット上で作品を販売してみよう!」と思ったとき、方法はいくつかあります。
ピクスタなどのストックフォトサイト、ミンネなどのハンドメイドサイト、もしくは BASEなどを利用して、ネット上に自分のショップをオープンする、なども販売方法の内の 1 つです。
ただ、ハンドメイドサイトを利用するとなると、アクセサリーなどはともかく、芸術系の作品を売るのってなかなか難しい面があると思うんです。
一般の方がお金を出してまでイラスト・絵画や筆文字などの作品を買って家に飾ってくれるかっていうと・・・
って感じですよね^^;
でもEtsyであれば世界に向けてアート作品として販売することができます。
サイトによって売れる作品の毛色が変わってくると思います。
ストックフォトサイトとは別物として展開すると良いでしょう。
おまけ・私の失敗談
失敗談というか、「最初からこうすればよかったな~」というお話です。
数年前の話ですが、なんとかネット上で作品の販売ができないかなと思っていたところ、たまたまテレビで、ストックフォトサイトの話題が取り上げられていました。
と思って、ストックフォトサイトについて調べまくりました。ピクスタ、フォトリアなど多数のサイトで、実際に筆文字素材を投稿していたこともあります。
ここからクリエイターさんにはちょっと厳しい話になるのですが、私は現在、筆文字専門のダウンロードサイトに 1200 点以上登録しています。
それから 2 年ほど経ちますが、ほとんど売れたことはなく、そのサイトからお仕事の依頼がきたこともありません^^;
そのサイトが、小さいサイズなら無料でダウンロードできるというのも、お金が発生しない理由の 1 つではあるのですが(ダウンロード自体は結構されています)。
素材作りはめちゃくちゃ頑張ったし、人気書家の 1~3位をうろうろしています。それでも現実は・・・です。
ただ、コチラの記事を読んで、
と思いました。Etsy にも直接依頼のシステムはありますが、日本の方が安心ではありますよね!
イラストの中でもテイストがいろいろあるかと思いますので、そのテイストに適した売りやすいサイトがあるはずです。
どうせ作品をアップするなら、最初からいろいろなプラットフォーム、売り方を同時に試していけば良かったなと思います。
今まで、ストックフォトサイト・筆文字専門サイト合わせて 1500 作品くらいは素材をアップしてきたと思います。
それがほぼ収益には結びついていないので、さすがにアップロード作業は燃え尽きました。先ほども書きましたが、Etsy でもタグ付けなどの作業はあります。商品説明文をテンプレート化したとしても、素材をアップするのって、作業的には面倒な作業ですので・・・。
息切れしながらも 38 作品まではどうにかアップしたのですが、そこでついに力尽きた感じです。今はまだ、どうにも手が動きません(笑)。
まとめ
結果が上手く出るかどうかは、結局のところやってみないと分かりません。
ですが、Twitterとインスタが性質が違うように、作品を売るサイトにも、それぞれ向いていること、向いていないことがあります。
自分が何を目的にして、どのプラットフォームを利用するのか。最初に少しでも考えておいた方がいいです。
もしあなたが不労所得に近い収入を目指すのであれば、Etsy はおすすめです!というお話でした。
Etsy を利用しなくても、海外の人たちの作品を眺めてみるだけでも面白いです。学ぶことも多いので、良ければ覗いてみてくださいね。
クリエイターは、いろんな情報・引き出しを多く持っておくにこしたことはないと思います。今回のこの記事も、参考にしてもらえると嬉しいです(*^^*)
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!