どうもみなさん、こんにちは。
ベトナム在住のイラストレータームラケン(@aaanosuke0927)です。
今回はイラストレーターが、ブロガーやエンジニアのように自由な働き方ができる職業になった3つの理由を述べていきます。
異国でイラストレーター活動をしている男
まず私ムラケンの略歴からご説明します。
現在ベトナムに在住しており、イラストレーターは副業として活動しております。
本業はデザインやweb界隈の仕事をしているので、イラストとは遠からず近からずの関係です。
イラストのクライアントは日本とベトナム両方にあり、日本のクライアントはネットで遠隔のやり取りをしています(ベトナムのお客さんもほとんどネット)。
と思ってました。
私がベトナムという異国でイラストレーターの活動が自由にできるのも、イラストレーターという職業がノマド的働き方(自由にどこでもいつでも働ける働き方)に最適だから可能なのです。
イラストレーターはノマド的働き方ができる職業
ノマドの働き方を実現するための条件はざっくり言うと以下の3つです。
- クライアントと直接会う必要がない
- 仕事道具がいつでもどこでも使うことができる
- 自由な時間・自由な場所で仕事をすることができる(事務所が必要ない)
イラストレーターはこれらの条件を満たす職業の一つです。詳しく解説します。
1.クライアントと直接会う必要がない
やり取りは全てインターネットを介して
私がベトナムに在住しながらイラストレーターとして活動できるのは、直接クライアントに会う必要がないことが大きいです。
直接会うとなると日本にいなければいけませんが、今のIT技術があればその必要はありません。
skypeのテレビ電話であれば顔を見ながらのやり取りも可能ですし、FacebookメッセンジャーやLINEであれば迅速にコミュニケーションが取れ、成果物も瞬時に送信できます。
イラストのやりとりはデータで行われるので物理的な制約もなく、完成すれば即日納品が可能です。
GoogleドライブやDropboxのアプリケーションをクライアントと共有すれば、より迅速に簡単にやり取りが可能です。
物質的制約、距離的制約はイラストレーターには存在しません。
ポートフォリオ(制作事例)もネットに置いておく
ポートフォリオ(制作事例)も自分のサイトやインスタグラムなどに保存しておけば、いつでもクライアントは私の制作事例を確認することができます。
ブログやSNSをうまく使えば、そこからお仕事をいただくこともあります。
ですので、わざわざポートフォリオを印刷して製本し、郵送する必要がなくなったのです。
もちろん営業をバリバリする場合は紙のポートフォリオの有効性は否定しません。
あくまで、可能性を広げる一環であるということです。
2.仕事道具がいつでもどこでも使うことができる
イラストレーターが今までノマド的働き方が難しかった最大の理由に、「仕事道具が自由な場所で使えない」という制約がありました。
プリンターやペンタブ・液タブは重たいしかさばるので持ち運びが難しいです。
イラストガジェット界の一つの革命
イラスト制作を「いつでもどこでも」を実現することは不可能なのだと諦めていたのですが、2015年Apple社からApple Pencilとそれに対応するiPad Proが開発されました。
今まで液タブ(画面に直接描くガジェット)はWacom社の一強でほとんどWacom製品が独占していました。
その理由としては、筆圧検知の繊細さが他を圧倒していたからです。
ですが、Wacom製品は値段が張りかつ持ち運び用にデザインされていないので、重たく大きすぎるものでした。
ノマド的働き方を目指すムラケンにとっては最適ではない製品だったのです。
が、2015年AppleがApple pencilを開発しました。
それはイラストガジェットの一つの革命で、Wacom一強の業界地図を崩しました。
筆圧検知や補正機能はWacom製品と同等かそれ以上の書き心地。
アプリケーションもイラスト用のものが次々開発され、画面フィルムもまるで紙に書いているかのような画面保護シートが開発されていきました。
なによりもiPadは軽くてスリム、スタイリッシュな形状をしているのでいつでもどこでも使用できるイラストガジェットになったのです。
iPadとApple pencilを使えば、イラストレーターもノマド的働き方が実現できるようになりました!
現にこちらに載せているイラストは全てiPadとApple Pencilで描いています。
3.自由な時間・自由な場所で仕事をすることができる
2で説明したガジェットが誕生したことで私のイラストレーターの活動場所の制限はなくなりました。
寝転がりながらでも電車の中でも雰囲気がいいカフェでもイラストの仕事ができます。
今ではベトナムのお洒落なカフェを探してそこで制作しています。
働く環境でモチベーションが変わるので、気分転換したければ別のカフェに行き、公園でのんびりしながら制作活動ができます。
瞬時に思い描いたアイデアをその場でさっと下書きすることもできます。
成果物を提出すれば完了なので、仕事時間も自由に設定できます。
仕事の稼働時間も自由にシフトできるので、日によって調整することも可能です。
ノマドイラストレーターは世界で挑戦できる
ノマド的働き方ができたということは、「いつでもどこでも」が実現できたということです。
それはつまり、世界中のどこにいても仕事ができることを意味しています。
自分次第で世界のどこからでも仕事を創造できるはずです!
現に私はベトナム国内でもイラストの仕事をしています(クライアントは主に日本人ですが)。
海外で日本人イラストレーターというのは少数なので、それだけで希少価値が生まれます。
なんと日本国内で行うより営業活動がしやすいのです。例え素人であろうと、意外と話がすんなり進んだり・・・。
もし興味があれば、思い切って海外で活動してみるのも戦略上ありです。私は今後ベトナム人のクライアントに対しての営業活動も行なっていく予定でいます。
営業先の母数が日本だけでなく世界に広がると言うのはイラストレーターの生存戦略にとってとても大切な話です。
働き方改革が叫ばれている昨今、イラストレーターもどんどん多角的な働き方になっています。
より快適で楽しく仕事をするために、これからもベトナムから情報を発信していきます。
より自由でよりのびのびとイラスト活動ができるよう邁進していきましょう!
ブロガーやエンジニアのように、お洒落なカフェにフラフラっと入ってコーヒーを飲みながら好きな音楽を聴いて仕事がしたい。
仕事をする時間が自由に決められて、疲れたら息抜きもできるし上司の目を気せず仕事がしたい。