イラストレーターのトトです。
私はイラストレーターの傍ら、漫画家のアシスタントとして働いています。
この記事では私の経験から
- 漫画家アシスタントのなりかた
- 漫画家アシスタントの働き方
- 漫画家アシスタントの待遇や給与事情
について書いていきたいと思います。
漫画家アシスタントとしての働き方に興味がある方、副業を考えている方の参考になれば幸いです。
漫画家アシスタントのなりかた
私の場合、Twitterでアシスタント募集されているのを発見し、応募しました。
漫画制作の現場でもよく使われている「CLIP STUDIO PAINT」(通称クリスタ)を使えるか否かが採用の大きなポイントだったと思います。
漫画家志望でアシスタント採用を希望されている方はCLIP STUDIO PAINTを使えるようにしておくことをオススメします。
私の場合はTwitterでの求人に応募しましたが、ネット検索でも漫画家アシスタント求人はちょくちょく見かけます。
漫画家アシスタントの仕事について
私がどのようにアシスタントとして働いているか書いていきます。
勤務場所
データを扱う上でインターネット環境が整っていれば在宅勤務可能です。
私は在宅で働いています。
各種連絡や制作指示はチャットツール等が使えますし、データの受け渡しはギガファイル便やおくりん坊のようなストレージサービスを使います。
漫画家先生の事務所に通ってフル稼働するプロアシスタントの方もいます。
仕事内容
- 線画への色入れ(下地色、影、ハイライト)
- モブキャラクターの下書き・ペン入れ
- ストックされているキャラクターや背景の配置
などです。
モブキャラなどは事前に制作したものをデータとしてストックしてたりします。
大勢のモブキャラが必要なコマなどはストックされている素材を配置する作業になります。
仕事内容や範囲も現場によって異なるかと思います。
漫画家アシスタントの給与事情
給与の支払いに関しては
- 時給制
- 出来高制
の2パターンがあります。
私の場合は、出来高制なので時間に関係なく作業によって金額が変わります。
早く仕上げればそれだけ効率よく稼げますが、時間がかかればかかるだけ時間あたりの報酬額は下がります。
私のような在宅アシスタントの場合は勤務日数や勤務時間は不定期です。
だいたい月に15時間くらい働くことが多いです。
で、16000円くらいの収入になってます。
漫画家アシスタントやって良かったこと
実際に働いてみて感じたメリットとデメリットを挙げていきます。
- 【ストレスフリー】
個人的に漫画を描くのが好きなので他の仕事と比較にならない程ストレスを感じません。 - 【Wワーク】
アシスタント業と並行して他の仕事もできます。副業ならぬ『複業』の理解があり、理想的な働き方を実現できています。
しかし現場によっては副業・複業NGの場合もあるので、事前に確認が必要です。 - 【自由に休憩がとれる】
任された作業が納期に間に合えさえすれば、休憩をとるタイミングは自由です。特に在宅ワークは働きながらでも他の用事を済ませやすく、ライフスタイルを崩さず仕事にも取り組めます。 - 【制作スキルが高まる】
アシスタント経験を経てツールの使い方やテクニックを学べることも多いです。私の場合、レイヤーやフォルダのマスキング、パーツ単位へのグラデーションの仕方など実作業をしながら学べたのが良かったです。漫画の作り方が働きながら勉強できます。
漫画家アシスタントは学びながら働ける
最初は慣れるまで不安でしたが、先生から丁寧にご指導いただけて何とかお役に立てています。
独特な漫画データでの取扱い方法や、漫画制作に使えるCLIP STUDIOのテクニックなど学べて良い経験となっています。
修正があっても学びが多く、苦ではありませんね。
漫画家アシスタントに興味があれば是非求人を探してチャレンジしてみてください!