そろそろ独立しようかな。。とお考えのあなたにオススメしたい本を紹介します!
いざ独立!といってもいろいろ不安はありますよね。
- 仕事の進め方(書類関連など)どうしたらいいの・・・?
- 税金とかわからない・・・
- 個人事業ってつまりどういうこと?
- 効率よく仕事をするためにはどうしたらいい?
- お金について知りたい
などなど。わからないことだらけだと思います。
僕も実際そうでした。
ここでは、あなたが抱えているであろう、そういう不安を解消できる良書を紹介していきます。
フリーランス・個人事業についてわかる良書
実際に独立して働く、というのはどういうことなのか。
フリーランスのイラストレーターってどういうふうに仕事をしているの?
・・・といった疑問のヒントになる良書たち!
フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法
フリーランスの何が不安って、やはり「保障」がないこと。
収入も不安定だし、ずっと稼ぎ続けられるかわからないから一歩踏み出せない。。
そんな不安を抱えているあなたに読んでほしい一冊です。
仕事が途切れないためにすべきことや、むりやり営業しなくても売れる仕組みづくりを提案してくれたりと、フリーランスの処世術が書かれています。
フリーランスとして生きていくコツが掴めるはずです。
また、フリーランスの現実もしっかり書かれています。
稼ぎ続けているフリーランスの多くは、紹介を中心に仕事をしている
↑これはフリーとなった今、本当そう思います。無駄に営業しなくても良い仕事が回ってくる仕組みづくりはかなり重要!
生活レベルを一緒にしたい会社員の年収に、プラス200万円くらい上乗せして稼がないと、ゆとりある生活を送ることができないのです。
↑厳しいかもしれないけど、これが現実!年金や税金、保険の支払いを考えるとサラリーマン時代同等の稼ぎでは消耗します。。
Q&Aでわかる! イラストレーターのビジネス知識
雑誌「illustration (イラストレーション) 」で連載していた「イラストレーター基礎知識Q&A」という記事を編集した単行本です。
そもそもイラストレーションとはどういう絵なのか、という話から著作権やお金の話など、イラストレーターとして独立するなら知っておきたい情報がてんこもりです!
覆面イラストレーター座談会なども掲載されていて、現場のリアルな声を知ることができます。
Q. 仕事の依頼が来たときに確認しておくべきことは?
A. まずは、ギャランティ(ギャラ=報酬)でしょう
↑そうですよね~。ぶっちゃけそこ重要ですもんね~。きつそうな仕事でもギャラが良ければ頑張れたりしますもんね~。
Q. イラストは「制作料」ではなく、「使用料」だと聞きました。
A. 利用許諾の範囲や規模・期間などに応じて金額が決まります。
↑僕も勘違いしてました。正確には「利用料」らしいです。
このようにQ& A形式でイラストレーターの疑問を解決していってくれます。詳しい解説も載ってます。
【マンガ】フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」
現役フリーランスイラストレーター高田ゲンキさんがWEBで連載していたマンガを単行本化!
実際に会社員だった著者が、独立してフリーランスイラストレーターとなるまでの経緯や、独立後の営業についてなどがコミカルなマンガで描かれています。
フリーランスのなり方や、トラブルの対処法など追体験することができます。
最初にイラストを持ち込んだ会社では酷評されて心をスタボロにされたけど、二社目では絶賛されて仕事に繋がった!というエピソードが好きです。
イラストって人によって評価が全然違ったりもするので、批判されても折れずにチャレンジしよう!と思えて気持ちが強くなれますね。
報酬未払いのクライアントと戦うエピソードなど独立後、実際に起こりうるトラブルの対処法も学べます!
好きなイラストを描いてオカネを稼ぐ方法
年収1000万円のイラストレーター・りゃんよさんが書かれています。
美大やデザイン事務所などで働いた経験がなくても稼げるイラストレーターになれる!って本です。
イラストレーターのなり方や営業活動について、仕事の進め方など可愛い挿絵つきで学べます。
まずは月収10万円、続いて20万円、30万円!と著者の駆け出し時期の話から書かれているので、これから独立を考えている方にとってリアルな内容です。
「私にしかできない」「私だからこその」仕事にシフトすることを目指したのです。
など稼げるイラストレーターとなるための戦略も提案してくれます。
自分はどんなイラストレーターになりたいのか。
本書を読んで、これを考えてみるのが独立の第一歩かもしれません。
方向性を見誤るといつまでたっても稼げないので要注意です!
絵の売り方が学べる良書
制作スキル向上意識は高いのに「売り方」には興味がない!
これ、クリエイターあるあるじゃないですか?
でも独立するからにはそうはいきません。
会社員であればクリエイティブ部署で制作をする仕事に特化すればいいでしょう。
しかし独立するとなると、営業活動も同時にしなくてはいけないのです!
「作る」だけでなく「売る」までが仕事になります。
食いっぱぐれないためにマーケティングもしっかり学んでおきましょう。
安売りするな! 「価値」を売れ!
僕は書籍版で読みましたが、今はマンガ版もあるみたいですね。
いい商品?こだわった商品だったら売れるか?
それは幻想。売れません。
イラストレーターに置き換えると、商品とはイラストのことです。(ざっくりですが)
メチャクチャ時間をかけて描いた、こだわりの絵だからって売れるわけではないのです。
”売れる売り方”をしないと売れるものも売れないってことですね。
SNSが普及した現在の”つながり経済”において、お客さんのほうから「売ってください!」と言ってもらえるマーケティング術を学ぶことができます。
商品でなく、”価値”を提供できれば「あなたに描いてほしい!」と依頼が殺到すかもしれません。
革命のファンファーレ 現代のお金と広告
まだ読んでいないのであれば是非読んでいただきたい名著です!
えーキングコング西野?アメトークでメッチャイジられてる人じゃ~ん。
と思ってるのであればイメージが180度変わるはずです。
以前、お金の奴隷解放宣言などネット上でも炎上しまくっていた西野さんでしたが、超戦略的に計算して行動していたことがわかります。
なぜ無料公開した絵本が異例の大ヒットで売れまくったのか、などその仕組みが解説されています。
クリエイターは作品の売り方やお金に無頓着な人が多いです。
俺、そういうの興味ないわ~。良い絵描くことが本分だわ~と考えてるあなたに是非読んで欲しい一冊です。
あなたが革命のファンファーレを鳴らすのはいつだ!?
クリエイターのためのセルフブランディング全力授業
フリーランスで活動していくならば自分がどういうポジションにいるのか把握することで戦略がたてやすくなります。
セルフブランディングとは、今までの自分の生き方や経験を振り返り、価値があることに気づき、それらを武器としてアピールすることです。
<中略>
あなたにしかできない表現は必ずあるのです。
意外と自分ってどういう人間なのか当の本人でもわからなかったりします。
自分に対してタグ付けをしていくことで、それを浮き彫りにしていき、武器となる経験やスキルを掛け合わせることで唯一無二のクリエイターとしてアピールしていこうぜって内容なのですが、とってもオススメです。
自分にしかない価値に気づいて、周囲と差別化することで競合のないブルーオーシャンで生計を立てていくことができるのです。
そういうセルフブランディングの方法が学べる良書です。
マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
月間200万PVの人気ブロガーちきりんさんの著書です。
なぜ、人はモノを欲しくなるのか?という疑問から、ではどうしたらモノは売れるのか?という解を示し、その感性である”マーケット感覚”を養う方法を提示してくれます。
「価値」を見極めないと”マーケット感覚”は養えません。
アメリカのテレビ番組でスポーツ放送のスポンサー枠が高騰している、という話があります。
テレビ市場で評価される価値が、「視聴率の取れるコンテンツ」から「リアルタイム視聴率がとれるコンテンツ」に変化したということです
人気のバラエティ番組なんかは録画して後で見よーっとなるわけですが、スポーツ中継はリアルタイムで視聴したくなるものです。
そのため、スポーツ中継の広告枠は高値になるそうです。(録画だとCM飛ばしちゃいますもんね)
あらゆる事例で本当の価値を見極める、ということを学べる良書です。
イラストレーターである自分に置き換えて読むと理解もぐっと深まるはずです。
「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える
イラストレーターといっても千差万別です。
リアルで繊細な絵を描くのか、ギャグ・マンガ系なのか、萌え系なのか。
ただ、どんなカテゴリーに属そうと、やはりライバルはいるものです。
同じ系統の絵を描くライバルイラストレーターより自分を採用してもらうためにはどうしたらいいでしょう?
値下げをして、相手より安価でイラストを提供できれば採用されるでしょう。でも、それでは自分が消耗します。もし、相手は更に値を下げてきたら・・・。こうして市場は破壊されていくのです。
そうではなく「戦わずして勝つ」方法があるとしたら・・・?
そういった競争戦略の本質を書いたのが本書です。
セルフブランディングとは所属する企業や組織から切り離されても、あなた個人の商品価値が世の中に広く認められることだ
企業や組織に頼らないフリーランスという生き方では自分自身の価値を高めることが重要なようです。
プロフィール作成術: コピーライターが教える、ビジネスにつながるプロフィールの作り方
名刺やSNS、ポートフォリオサイトなど、あらゆるところで自己紹介が必要です。
独立するとなおさら自分自身は何者なのか、何ができるのか、どういう実績があるのか、など他人に説明できなくてはいけません。
そこでオススメしたいのがこちらの本です。
自分の強みを生かして、ビジネスに繋がるプロフィール文の作り方が学べます。
「実績がない場合、どうやって信頼してもらったらいいのか?」という質問はよく受けます。その場合は「ストーリー」を語ることが重要になります。
など、駆け出し時期のプロフィール作成に関しても詳しくアドバイスが書かれています。
良いプロフィールを作れると
- 自分にとって理想のお客さんに依頼してもらえる
- 仕事の単価がアップする
- 専門家としてアピールできる
- 信頼感をアップできる
などメリットがあると言われていますよ!
時間をうまく使えるようになる良書
フリーランスになると自由になれます。
朝早く起きる必要もないし、通勤する必要もなくなります。
でも、自由すぎて時間の使い方がわからなくなるんです。。
ずーっとサボっちゃう人もいれば、ずーっと働き続けてしまう人もいます。
効率よく働いてワークライフバランスを保つためには時間の使い方を学ぶ必要があります!
図解 自分を操る超集中力
メンタリストDaiGoの著書です。
DaiGoといえばメチャクチャ読書家で心理学系の本を読みまくって理路整然としてるイメージですが、実は幼少期は集中力が続かなくて勉強は全然できなかったらしいです。
どうすれば勉強ができるようになるのか考えた結果、集中力を高める方法を学ぶことから始めたのだとか。
ウィルパワーと呼ばれる思考や感情をコントロールする力をどう扱えば集中を維持できるのか。
本書は集中力の秘密をわかりやすい図解入りで解説してくれます。
実は、集中力がずっと続いているように見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態を繰り返しています
脳が感じる疲労感は単なる思い込み。つまり、疲れているから集中できないというのは錯覚に過ぎず、脳の仕組みを知りさえすれば、疲れを切り離し、やる気と集中力を取り戻すことができるのです。
集中力をコントロールできれば人生が変わりそうですよね!
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術
人の4倍仕事をして2倍遊ぶ。神・時間術を身につければそんなことも可能になります。
- 起床後のゴールデンタイムの最大活用
- 有酸素運動と集中力の関係性
- 睡眠前の時間の使い方
など、すぐ実践できそうで具体的な時間術がたくさん書かれています。
忙しいとつい運動する時間がとれなくなりますが、それがいかに良くないかがわかります。。
「時間」は、人生の「通貨」です。
時間を「どのように使うのか?」によって、ありとあらゆるものを手に入れることができます。
しかし、1日は24時間しかないので、「それをどのように使うのか」で勝負が決まります。
つまり、「時間術」を制するものが、人生を制し、仕事で成功し、幸せな家庭を築くことができます。
時間を制する者は人生を制す!!
税金について学べる良書
フリーランスになって直面する問題が税金・年金・保険関連でしょう。
これまで会社が折半してくれたり、面倒な手続きをしてくれていたことを全部自分でやらなくてはいけません。(お金があるなら税理士さんなどに依頼するのもアリ)
でも、ご安心ください!ここで紹介する書籍を読めば、だいたい理解できるはず。
これらの知識がつけば、とても生きやすくなるので必ず勉強しておきましょう!
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
フリーランスはみんな読んでるんじゃないか?と思えるほど方々で評価されている良書。
著者のきたみりゅうじ氏はライター兼イラストレーターということなので、とっつきやすいかと思います。
税金や社会保険、確定申告についてなど頭が痛くなりそうな話題を、おとぼけキャラのきたみ氏と某税理士先生のコミカルな会話で解説してくれます。
会社員生活では知りえない情報が次か次へと出てくるのでとても勉強になります。
税理士先生は、ときどき悪い顔しながらぶっちゃけ話をしてくれます。
フリーランスとして生き抜くためにはこの辺の知識は必須でしょう。
駆け出しクリエイターのための お金と確定申告Q&A
クリエイターのために書かれたお金に困らないための入門書!
イラストレーターはもちろん、あらゆるクリエイターのために現役クリエイターの実例つきでわかりやすく解説されたお金の本。
税金?青色申告?源泉税?経費?よくわからん!って人は是非読んでみてください。
フリーランスだけでなく副業クリエイターにも役立つ情報満載です。
マンガ 自営業の老後
フリーランス・個人事業って基本的に国民年金に加入するんですよ。(会社員は厚生年金ね)
そうすると、将来もらえる年金が会社員と比べて少なくなるんですよー!!
老後に貧乏にならないようにどう対策をすべきか考えさせられるコミックエッセイです。
アマゾンレビューに辛らつな著者批判がありました。。まぁ、確かに著者はいろいろと払ってなさすぎぃぃ問題もありますが、そうならないようにこの本を読んで自戒しておくことも必要ですね。
フリーランスになって何の対策もなく老後を迎えると恐ろしいことになるぞってことがわかると思います。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方
インターネットが爆発的に普及して、仮想通貨が流通しだし、評価や信用を軸とした経済コミュニティも生まれてきた現在。今後、お金ってどうなっていくの?ということがわかる超良書です。
著者の佐藤航陽氏は「タイムバンク」という時間を売買できる画期的なサービスを立ち上げた方です。
信用経済について学ぶことは、我々イラストレーター(=依頼時に商品がない・信用で売る仕事)にとって活動のヒントとなります。
小難しいテーマであるものの、わかりやすく書かれているので、お金とは何なのか、その本質について理解が深まるはずです。
外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話
お金に詳しい外資系金融マンが自分の子供には、こういうふうにお金について教えるぞ!ってことが書かれた本です。
僕は今34歳ですが子供の頃、親からは「ちゃんと貯金しなさい!」とよく言われました。
でもそれって、当時だから言えた話で今の時代、子供に「ちゃんと貯金しなさい!」と指導してる親はちょっとずれてる・・・。
そういうことが学べる本です。
フリーランスになるということは、これまで以上にお金にシビアにならなくてはいけません。
「知らなかった」じゃすまされないお金で損しない情報満載です!
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
イラストレーターとして独立するのであれば、もちろんイラスト制作を中心にお金を稼いでいくことになるかと思うのですが、稼いだお金はどうするの?って話ですね。
ただ銀行に寝かしておいても微々たる金利しかつきません。
ならば自分が絵を描いて稼いでる間に、お金にも働いてもらって稼いでもらおうじゃないか!ってことがメチャクチャわかりやすく書かれています。
つまり投資の話なのですが投資未経験者でもわかりやすいし、漠然と抱えている不安も払拭されるはずです。
稼いだお金はどんどん増やしていきましょう!
漠然とした不安は学べば解消される!
これから独立することを考えたイラストレーターが学びたいと思うであろう
- フリーランスとはどういう働き方なのか
- 絵の売り方、マーケティングとは何なのか
- 効率的に時間を使うためにはどうすればいいか
- お金・税金・年金・社会保険について
の各カテゴリーでオススメ良書を紹介していきました。
独立したいけど不安で一歩踏み出せない、という人はその不安について学ぶことで「なんだ、そういうことか」と解消することができるはずです。
そのためには、各専門家の解説を読むのが一番の近道でしょう。
そうやって、ひとつひとつ不安を解消することで、理想が現実に変わっていきます。
不安はしっかり解決していきましょう!
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