カスダ(@ksd_illust)です。
以前、書いた記事絵のプロが10年前に描いたイラストを3作品リメイクしたので解説してみますよが好評のため第二弾記事を書くために再び過去の自分と向き合い、当時描いた作品をリメイクしました!
またまたお見苦しい迷作品を晒しますが、暖かい目で笑ってやってください。
そして、全然上手く描けない!とお悩みのあなたを勇気付ける記事となれば幸いです。
前回に引き続きカオスな作品が見られることを期待してます!司会進行のブタです!
またまた頑張ってちょこちょこリメイクしました!お手柔らかに
作品①「森の少女」
いわゆる森ガールでしょうか?早速見てみましょう!まずは10年前に描いた「森の少女」です!
いやあ、また独特な・・・絵ですね。。人体のふにゃふにゃ感が全開紹介した作品「ダンサー」と同じ雰囲気ですね!
そうですね。同時期に描いた作品だったと思います。
「ダンサー」もそうでしたけど、なぜ髪が緑色なんですかね?
前回もお話しましたが、この頃の作品は履き違えたオシャレ以外で説明する言葉がありません。
初音ミクより早い時期に緑髪を描いていたのは凄いですね。
ちなみにこの作品は、新宿のオカマバーでオカマのママに見てもらったら超ベタ褒めされた記憶があります。それまで毒舌しかはいてなかったのに・・・
(こいつなんで絵を持参してオカマバー行ってんだよ・・・)で、今回リメイクしたものがこちらです~!
10年前は森の中でポツンと赤い椅子に座っているのがオシャレだと思ってたんですが改めてみるとなんか寂しかったので何となく森の動物たちを描き足してみました
女の子の頭に花飾りもついてますね。髪が緑色じゃなくなってるけど
なんとなくパルコっぽいイメージで描きました
- 10年前はやはり圧倒的に描き込みが足りない(未完成感がハンパない)
- 人体のポーズや椅子、動物など、ちゃんと資料を見て描くことで完成度が高められる
- 髪を緑にすればオシャレ、という間違った観念は捨てる
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作品②「月夜に森を散歩する少女」
なんか一作品目と被ってませんか?
この頃なんか森を描くことにはまってたんですよね
今度はどんな森なのか!?まずは10年前に描いた「月夜に森を散歩する少女」です!
さ、散歩というより直立不動ですね
森の表現なんですが、一作品目の「森の少女」と同じで水彩のウェトオンウェットという技法を駆使しています
ウェトオンウェットとは
水彩絵の具の技法のひとつ。湿らせた紙に絵の具を乗せる事でじわっと滲んだ表現ができるテクニック。紙の湿らせ具合と絵の具の量で滲み方が調整できる
本で見たテクニックを使ってみたくて、当時乱用してました。なんかアーティスティックな感じがして。。
・・・でもコレ絶対うまくいってないですよね?
・・・。
ちなみにめっちゃ分かりづらいんですけど、地面が濡れてて反射してる絵なんですよ
ああ、幽体離脱してるのかと思いました。それでは、こちらのリメイク版をご覧ください!
これまた雰囲気が違いますね!
ペン画のようなタッチを残すベタの表現にしてみました
こうして見ると手前のキノコがなんだか凄く意味深ですね
ベースが紫で月の光を緑っぽく描いてる中、主人公の頭髪とキノコだけがピンクとオレンジの差し色になってるので目立つんですよね。無駄に。
- 色に統一感を持たせるとスッキリする
- 目立たせたいところはあえて外れた色を置く
- どう描いたら水たまりを表現できるか、など描く前に写真をよく見て研究する
- 無意味に世界を歪ませない
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作品③「白黒の世界」
さて!第二弾最後の作品となりました。タイトルからして白黒なんでしょうね、きっと
実はこの作品は、Mr.Childrenの「and I love you」という曲のPVに影響されて描いた作品なんです。
ああ!丹下紘希監督のPVですね!色味を抑えた独特な世界観が最高ですよね!
Mr.Children「and I love you」Music Video(Short ver.)
こちらがそのPV。
ちなみにDVDで丹下紘希監督の作品集が出てます。これめっちゃオススメです!素晴らしい世界観に魅了されますね!
そんな素敵な世界観に魅せられて描いた作品がこちらです!
\\\ ジャーン ///
おい。丹下紘希監督に謝れ
白黒で描いたらかっけーかなっていうノリで描いたのですが、濃淡のみで世界を表現する技量を持ち合わせていなかったんですね
なるほど。この時はまだデッサンもしてなかった頃ですね
デッサン大事!参照記事:現役イラストレーターが実践してきた効率的に絵が上手くなる方法5つ
はい。一応説明しておきますと・・・
- 髪がなびいてる女性。背中に羽根が生えてる。何かを羽織っていて、それを手で掴んでるポーズ。
- 木。それはそれはでかい木。
- 岩山的なゴツゴツした地面。
- 虹
- なんか丸い水滴みたいなやつ。たくさん浮いてる。
- 雲。入道雲?
となってます。当時はモノクロで虹を描いちゃうところに我ながらセンスを感じてました
なんか全然よくわかんないけど、とりあえずファンタジックな世界観なんですね。さて、リメイクはこちらです!
こんな感じになりました。丹下監督感は皆無ですね
ファンタジーな感じですね。ゲームのキービジュアル的な
- 濃淡のみで表現する際は光と影が重要
- 遠近感を出すために手前にあるものほど濃く、奥に行くほど薄くなる(かすれる)
- 物の質感に気を配る
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まとめ
今回も
うわあ、こんなヘッタクソでも10年頑張ればそれなりになるんだな
と思ってもらって、描くモチベーションの肥やしとして頂ければ幸いです。
そして、前回も書いたと思ったけど、どんなに酷い絵でも、後々見返したときに感慨深くなれるので、作品は捨てずにすべてとっておくことを強く勧めます!!
それでは今回はこの辺で!第三弾も・・・ある・・・かも!?