描いた絵をSNSに載せたら、「グッズにしてほしい」「Tシャツがあったら買うのに」と言われた。
うれしい反面、こんな迷いが出てきませんか。
- まとめて何十個も作って、売れ残ったらどうしようと思うと踏み出せない
- まずは自分用に1個だけ作ってみたいけれど、1個だけ頼める所があるのか分からない
- 画面ではきれいなのに、届いたら色がくすんでいた……という話を聞いて不安
これは絵の腕の問題ではありません。グッズを「少しだけ作って確かめる」方法を知る機会がなかっただけです。
いまは、オリジナルグッズを1個から作れるサービスがいくつもあります。この記事では、自分のイラストでTシャツ・アクリルキーホルダー・缶バッジなどを1個から作る方法を、しくみ、向いているグッズ、注文の手順、届いた1個で確かめること、そのまま在庫なしで売る方法、二次創作の注意の順にまとめます。
例として使うのは、Tシャツや雑貨を1個から作れて、作ったものを無料で販売もできる「Up-T(アップティー)」です。
料金や条件は、各サービスの公式ページで2026年10月28日に確認したものだけを載せています。
オリジナルグッズは1個から作れる|「版のいらない印刷」のしくみ
「グッズは何十個から」というイメージがあるのは、昔ながらの作り方が版(はん)を使うからです。
- 版を作って刷る方法(シルクスクリーンなど)……色ごとに版を作るので、最初に版の費用がかかる。たくさん刷るほど1個あたりが安くなる
- 版を作らずに刷る方法(インクジェットなど)……データをそのまま機械で刷る。版の費用がないので、1個だけでも頼める
たとえばTシャツのTMIXでは、インクジェットは1枚から、シルクスクリーンは30枚からと分けて案内しています(TMIX公式)。
Up-Tも、価格は「ボディ代とプリント代のみ」で版代や校正代などの追加料金はないとしています(Up-T ご利用ガイド)。
注文が入ってから1個ずつ作る受注生産なので、作る側が在庫を抱えずに済むのも、1個から作れるサービスの特徴です。
1個から作るときの弱み:1個あたりは割高になる
反対に、1個から作る方法の弱みは少ない枚数では、まとめて頼んでもほとんど安くならないことです。
Up-Tには、同じ注文の合計枚数に応じて安くなる「まとめて割」があります。5〜9枚で2%引き、10〜14枚で5%引き、100枚以上で50%引きと段階的に割引率が上がります。
5〜9枚では2%なので、大きく下がるのは何十枚・百枚単位になってからです。また、スマホケース類・マーケット販売商品・無地商品・セール品は対象外で、最大の割引率もアイテムによって違います(Up-T まとめて割)。
つまり、1個から作るサービスは「試しに作る」「売れた分だけ作る」のに向いていて、イベントで何百個も並べるなら版を使う印刷所と比べる価値がある、という使い分けになります。
Tシャツのシルクスクリーンとインクジェットの違いは、こちらで詳しく書いています。
イラストを載せて1個から作れる定番グッズ5つ
Up-Tで、自分の絵を載せやすい定番のグッズと価格を並べます(いずれも商品ページの「プリント込み価格」・税込・2026年10月28日確認)。
| グッズ | 例(サイズ) | 税込 |
|---|---|---|
| Tシャツ | 定番Tシャツ(5.6オンス) | 2,200円 |
| アクリルキーホルダー | 丸型(4cm) | 308円 |
| アクリルキーホルダー(絵の形に切る) | フリーカット(6×6cm) | 1,089円 |
| アクリルスタンド(絵の形に切る) | フリーカット(10×10cm) | 1,375円 |
| 缶バッジ | 直径44mm/32mm | 165円/154円 |
出典:半袖Tシャツ/アクリルグッズ/キーホルダー/バッジの各一覧。Up-Tのトップページには「1枚1,000円〜」とありますが、これはインクジェットプリントで、まとめて割を最大まで使った場合の注記つきの価格です(Up-T公式)。
1枚だけ頼むなら、上の表の価格で考えておくのが安全です。
Up-T全体では、Tシャツ、トレーナー、iPhoneケースなど2,000種類のアイテムから選べるとされています(同トップページ)。
その中から、イラストを載せることの多い定番のグッズを順に見ていきます。
1. Tシャツ:線画やロゴ風の絵が映える
Tシャツは、絵を大きく載せて、自分の作品を身に着けられるグッズです。
一方で、布に刷ったときの色や線の見え方は、画面とは変わります(くわしくは後の「届いた1個で確かめたい4つのこと」で)。
最初の1枚は、はっきりした線画や、色数をしぼった絵、文字と組み合わせたロゴ風のデザインから試すと、仕上がりの差を確かめやすくなります。
注意したいのが白です。Up-Tのよくある質問では「白いデザインは透明(素材の色)になる」と案内されています(Up-T よくあるご質問)。
白で塗った部分は刷られず、生地の色がそのまま出るということです。白いハイライトや白いフチで絵を見せているデザインは、狙いどおりに出るかを特に確かめましょう。
2. アクリルキーホルダー:小さくても絵柄が主役になる
アクリルキーホルダーは、キャラクターの絵を載せる定番のグッズです。丸型・四角型などの決まった形と、絵の形に合わせて切る「フリーカット」があります。
フリーカットは、Up-Tのデザインツールを使うと絵に合わせたカットラインが自動で作られます。
ただし、背景を消した透過画像(背景が透明なPNGなど)で入れることが前提です。
商品ページには「透過画像以外のデータを使用されますと白色のインクでプリントされます」とあり、背景つきの画像だと四角い白地ごと刷られてしまいます(フリーカットアクリルキーホルダー 6×6cm)。
3. アクリルスタンド:立ち絵・全身の絵を飾れる
全身の立ち絵があるなら、アクリルスタンドが候補です。キーホルダーより大きく、机や棚に飾れるので、描き込んだ絵を見せたいときに向いています。
フリーカットなら絵の形に切れ、データの用意はキーホルダーと同じ(透過画像)です。
4. 缶バッジ:安く、絵柄違いを何種類も試せる
缶バッジは、表のとおり1個150円前後から作れるので、絵柄を何種類か作って反応を見たいときに便利です。
丸い面に絵を収めるので、顔のアップや、丸に合わせた構図が向いています。デザインツールのプレビューで、絵のどこまでが表に見えるかを確かめてから配置しましょう。
5. ステッカー・トートバッグなど:日常で使ってもらえる
ほかにも、ステッカー、トートバッグ、マグカップ、スマホケースなど、Up-Tでは雑貨のカテゴリーも多数あります(Up-T 商品と価格一覧)。
「飾る」より「使う」グッズは、絵を見てもらえる場面が日常に増えるのがよいところです。
まずは1〜2種類に絞って作り、届いた実物を見てから広げていきましょう。
1個目を作る手順|Up-Tで注文するまでの5ステップ
ここでは、Up-Tで自分のイラストをグッズにして1個注文するまでを、5つのステップで説明します(Up-T ご利用ガイド・よくあるご質問をもとに整理)。
ステップ1:絵のデータを用意する
Up-Tに入れられるファイルはJPG・PNG・GIF・AI・PSD・PDFで、容量は20MBまでです。
よくある質問では、衣類の場合、画像の細かさ(解像度)は200〜300dpi程度、目安として「B5〜A4用紙に印刷できる画質」であれば問題ないとされています。
データはRGBで入れるよう案内されています。
Tシャツの場合、ご利用ガイドでは3600×4890ピクセル以上・300dpiが推奨されています。
SNS用に縮小した画像ではなく、描いたときの大きいサイズのデータから書き出しましょう。
アクリルグッズや絵の形で切るグッズは、背景を消した透過PNGで書き出しておきます。
ステップ2:デザインツールでアイテムを選び、絵を配置する
Up-Tのサイト上のデザインツールで、アイテムと色を選び、絵を読み込んで位置と大きさを決めます。
写真や文字、スタンプを足すこともできます。デザインソフトがなくても、ブラウザ上で配置できます。
ステップ3:サイズと数量を選んで注文する
「このデザインで決定する」を押すとカート画面になり、サイズと数量を選べます。支払い方法は、クレジットカード、銀行振込、代金引換、コンビニ決済、後払い、Amazon Pay、楽天ペイなどから選べます。
コンビニ後払いは350円、代金引換は550円の手数料がかかります(ご利用ガイド)。
ステップ4:届くのを待つ
通常の商品は、平日14時までに注文(決済)を済ませると、平日3営業日で発送されます。
即日発送の対象商品もあります(よくあるご質問)。届くまでの日数は地域や枚数で変わり、納期早見表に目安が載っています(Up-T 納期早見表)。
送料は、Tシャツのアイテムは1枚から送料無料、それ以外のアイテムは990円以上で送料無料と案内されています(よくあるご質問)。
990円に届かない場合は250円、沖縄・離島は1,800円の送料がかかります(同)。
ステップ5:届いた1個を確かめる
ここがいちばん大事なステップです。届いた実物を見て、売っても大丈夫か確かめます。
何を見ればよいかは、次の章でまとめます。
注文の前に1つ覚えておきたいのが、キャンセルの期限です。よくある質問では、生産開始後のキャンセル・変更はできず、注文完了後の平日14時まで(土曜をはさむ場合は12時まで)に限られるとされています。
お客様都合の返品も受け付けていないので、注文ボタンを押す前にプレビューをよく見ておきましょう。
届いた1個で確かめたい4つのこと
1個から作る最大の利点は、売る前に、自分の目で実物を確かめられることです。画面で見た絵と、刷られたグッズは同じにはなりません。
届いたら、次の4つを見てください。
1. 色:鮮やかな色ほど沈みやすい
Up-Tのよくある質問では、「モニターでは色域の広いRGBで表現しますが、実際のプリントは色域の狭いCMYKで表現します」と説明されています。
画面で鮮やかな色は近い色に置き換えられ、特に紫は再現が難しいとされています。
よくある質問には、紫は赤寄りに仕上がる場合があること、金・銀などのラメや蛍光色は再現できないことも書かれています。
蛍光っぽいピンクや、青紫のグラデーションを多く使う絵は、思った色と違って届くことがあると考えておきましょう。
気になる色があれば、彩度を少し落とした版を作って、2つを見比べるのも手です。
2. 白と透明:狙いどおりになっているか
Tシャツでは白い部分が生地の色になり、アクリルでは透過していない部分が白インクで刷られます。
白を「色」として出したいのか、「抜き」にしたいのかが、実物で意図どおりになっているかを確かめます。
3. 線と文字:小さくしても潰れていないか
4cmのキーホルダーや32mmの缶バッジは、思っている以上に小さいものです。細い線、小さいサイン、セリフの文字がかすれたり潰れたりしていないかを見ます。
潰れていたら、線を太くした「小さいグッズ用」のデータを別に作るとよいでしょう。
4. 大きさと位置:使ったときに絵がどう見えるか
Tシャツなら、実際に着て鏡で見ると、絵の大きさや胸元からの位置がよく分かります。
キーホルダーならかばんに付けて、缶バッジなら服に付けて、使っている状態の写真を撮っておきましょう。
この写真は、あとで売るときの商品写真や、SNSでの告知にもそのまま使えます。
確かめたら売る|Up-Tなら在庫を持たずに販売できる
実物を見て納得できたら、次は売る段階です。Up-Tでは、作ったグッズをそのまま無料で販売できます。
Up-Tのマーケットの案内では、「顧客対応や在庫管理、発送作業まで全てUp-Tが行います」とされています(Up-Tマーケット)。
注文が入るたびにUp-Tが1個ずつ作って送るので、自分の部屋に在庫の段ボールが積み上がることはありません。
値段のしくみ:製造価格に「デザイン料」を足す
Up-Tで売るときは、グッズの製造価格に、自分の取り分となるデザイン料を上乗せして販売価格を決めます。
そこからシステム利用料10%が引かれた額が報酬です。
Up-Tの公式ページには、次の計算例が載っています。
- 例1:製造価格1,500円のTシャツを2,500円で売ると、上乗せは1,000円。手数料10%を引いて報酬は900円(Up-T オリジナルショップ機能)
- 例2:デザイン料500円なら、システム利用料10%を引いて報酬は450円(ご利用ガイド)

ご利用ガイドには「価格は安い方が売れます」という一文もあります。デザイン料を高くするほど1個あたりの取り分は増えますが、販売価格も上がります。
最初は、自分が「この値段なら買う」と思える価格から始めて、反応を見ながら決めていくとよいでしょう。
売る場所は3つから選べる
- Up-Tマーケット……Up-Tの中の販売の場に出品する
- オリジナルショップ機能……自分のショップページを無料で作れる。デザインは10種類から選べ、「3分で作れます」と案内されている(オリジナルショップ機能)
- BASE連携……ネットショップのBASEと連携して出品し、Up-Tから購入者へ直接送る(BASE連携機能)
また、販売者向けの規約では、マーケットで販売を許可したものは、Up-Tが楽天などのモールで代理販売できるとされています(Up-T 利用規約・販売者利用規約 第5条)。
出品の画面にも「モール出店」の設定項目があるので、確認しておきましょう。
お金が振り込まれるタイミング
報酬は月末締め・翌月末払いです。3,000円に届かない月は翌月以降に繰り越しになります(ご利用ガイド・よくあるご質問)。
会員規約では、振込手数料は出品者の負担とされています(利用規約・会員規約 第16条)。
受け取るには、アカウント設定で口座を登録しておく必要があります。
出品前に見ておきたい「二次利用」の設定
Up-Tの出品画面には、「二次利用」「二次利用マージン禁止」「二次利用審査」という設定があります(ご利用ガイド)。
- 二次利用……購入者があなたのデザインの上から、さらにデザインを加えられる機能
- 二次利用マージン禁止……手を加えた人が、さらにデザイン料を上乗せして売るのを認めるかどうか
- 二次利用審査……手を加えたデザインを、あなたの許可制にするかどうか
Up-Tでは、手を加えて売る人を「2次創作者」と呼び、その人が付けたデザイン料からはシステム利用料50%が引かれる(公式の例:300円→150円)と説明されています。
販売者利用規約 第5条では、この場合の著作権は元の出品者にあり、元の出品者も2次創作者のデザインを勝手に使ったり売ったりはできないとされています。
※ここでいう「2次創作」は、Up-Tの機能の名前です。アニメやゲームのキャラクターを描く「二次創作」とは意味が違います(そちらは次の次の章で扱います)。
自分の絵に手を加えて売られたくない場合は、出品のときに二次利用の設定を必ず確認しておきましょう。
BASEやSUZURIなど、イラストを売れるほかのサービスや売り方のコツは、こちらにまとめています。
ME-Q・TMIXとの違い|1個から作れる3サービスを比べる
1個からグッズを作れるサービスは、Up-T以外にもあります。ここでは、同じく1個(1枚)から作れるME-Q(メーク)とTMIX(ティーミックス)を、公式ページで確認できた事実だけで並べます(2026年10月28日確認)。
| Up-T | ME-Q | TMIX | |
|---|---|---|---|
| 運営 | 丸井織物株式会社 | 株式会社MAW | オリジナルラボ株式会社 |
| 1個から | Tシャツ・雑貨とも1個から | 1つから(100個以上は見積もり) | インクジェットは1枚から(シルクスクリーンは30枚から) |
| アイテム | 2,000種類(Tシャツ・雑貨など) | 約1万点 | オリジナルTシャツなど(品数の記載なし) |
| 発送の目安 | 平日14時までの決済で3営業日(即日発送の商品あり) | 最短3日出荷・多くの商品は4営業日〜 | 通常3営業日で出荷(即日出荷の商品あり) |
| 送料 | Tシャツは送料無料・ほかは990円以上で無料 | 送料無料キャンペーンは1回10,000円(税込)以上が条件(2026年4月14日付の案内) | 銀行振込・カード・Amazon Payは1枚から無料、ほかの支払い方法は539円(税込) |
| 作って売る | マーケット・自分のショップ・BASE連携 | 受注生産で在庫なしのお店を開ける・BASE連携 | 販売の場の記載なし(指定先へ届ける直送機能あり) |
出典:Up-T・Up-T よくあるご質問/ME-Q・ME-Q ご利用ガイド・ME-Q 送料無料キャンペーン/TMIX
Up-Tが合う人:作るのも売るのも1か所で済ませたい
Up-Tは、作ったものをそのまま同じサービスの中で売れるのが特徴です。「まず1個作って確かめる→よければ出品する」という流れを、1つのアカウントで続けられます。
ME-Qが合う人:雑貨の種類をたくさん見て選びたい
ME-Qは約1万点の商品を扱っていて、アクリルキーホルダー(フリーカット)は500円〜(プリント込み・税込)と案内されています(ME-Q公式)。
雑貨の選択肢を広く見たい人は、見比べてみるとよいでしょう。
TMIXが合う人:Tシャツを作りたくて、データ作りの手助けがほしい
TMIXは、インクジェットのベーシックTシャツが1,458円(税込)〜です。無料のデザイン起こし・画像の拡大・背景透過のサポートがあるとされています(TMIX公式)。
ただし、作り直しや複雑な修正は有料とされているので、手伝ってもらえる範囲は事前に確かめておきましょう(TMIX デザインサポート)。
どれがいちばんということはなく、作りたいグッズと、売るところまで1か所でやりたいかどうかで選ぶのが近道です。
このほか、SUZURIやpixivFACTORYも、1個からグッズを作れるサービスとして紹介されることが多いサービスです。
SUZURIを実際に使ってみた感想は、こちらにまとめています。
ほかのグッズ化・販売サービスは、こちらでも紹介しています。
自作イラストが前提|二次創作・版権キャラのグッズ化で気をつけること
ここまでの話は、すべて自分で描いたオリジナルのイラストをグッズにする前提です。
アニメやゲームのキャラクターを描いた二次創作の絵や、版権のあるキャラクターをグッズにする場合は、話が変わります。
各サービスの規約・よくある質問では、次のように書かれています。
- Up-T:販売者利用規約 第11条で、出品できるのは「原作として自分自身で創作されたオリジナル作品」が基本とされ、有名人の画像や企業の作品、許可なくコピーした画像は使えないとされています。第5条では、第三者の著作物を使う場合は事前に承諾を得ることが求められています。よくある質問でも、商標権・著作権・肖像権の問題について責任は負わないとし、販売では権利侵害が確認されると掲載されなくなる場合があるとしています(利用規約・よくあるご質問)
- ME-Q:「著作権や商標登録に関わるデザインは、使用許可を得ている場合以外はご遠慮ください」とし、著作権・肖像権を侵害する内容は印刷を断るとしています(ME-Q ご利用ガイド)
- TMIX:著作権の利用許可・許諾に必要な手続きは「すべてお客様ご自身で」行う必要があるとしています(TMIX 著作権について)
つまり、売るグッズは、自分で描いたオリジナルの絵だけにするのが基本です。好きな作品のキャラクターを描きたい場合は、その作品の権利者が公開している二次創作のガイドラインで、グッズにしてよいか、売ってよいかを先に確かめましょう。
自分用の1個であっても、サービスによっては印刷を断られることがあります。
フォントや素材にも「グッズに使ってよいか」がある
見落としやすいのが、絵に添える文字(フォント)や素材です。無料・有料を問わず、フォントには「グッズや立体物に使ってよいか」「販売してよいか」の条件があります。
使う前に、それぞれの使用許諾を確認しておきましょう。
よくある質問
1個だけ頼んでも送料はかかりますか?
Up-Tでは、Tシャツのアイテムは1枚から送料無料、それ以外のアイテムは990円以上で送料無料と案内されています(よくあるご質問)。
990円に届かない場合は250円、沖縄・離島は1,800円の送料がかかります。
ほかのサービスは条件が違うので、それぞれの送料ページで確かめてください。
iPadやスマホで描いた絵でもグッズにできますか?
できます。Up-TはJPG・PNG・PSDなどの画像を読み込めます。大事なのは画像の大きさで、SNS用に縮小したものではなく、描いたときのサイズから書き出しましょう。
Tシャツなら3600×4890ピクセル以上が推奨されています(ご利用ガイド)。
同じデザインでたくさん頼むと安くなりますか?
Up-Tの「まとめて割」で、5枚以上から割引があります。アイテムやデザインが違っても合計枚数で数えられますが、スマホケース類・マーケット販売商品などは対象外です(まとめて割)。
届いたグッズに印刷の擦れや不備があったら?
Up-Tのよくある質問では、印刷の擦れや本体の不備は、到着から7日以内に写真を送るよう案内されています。
届いたらすぐに確かめておきましょう。
売れたお金はいつ受け取れますか?
Up-Tでは月末締め・翌月末払いで、3,000円に届かない月は翌月以降に繰り越しです。
振込手数料は出品者の負担です(ご利用ガイド・利用規約)。
まとめ|まず1個作って、実物を見てから売る
オリジナルグッズは、版のいらない印刷と受注生産のおかげで、1個から作れるようになりました。
要点を振り返ります。
- 1個から作れるしくみ……インクジェットなど版のいらない印刷なら、版代なしで1個から頼める。そのかわり、1個あたりは割高
- 試しやすいグッズ……Tシャツ、アクリルキーホルダー、アクリルスタンド、缶バッジなど。白の扱いと透過PNGに注意
- 届いた1個で確かめる……色、白と透明、線と文字、使ったときの大きさ。写真は商品写真にも使える
- 売るなら在庫なしで……Up-Tは製造価格にデザイン料を上乗せし、システム利用料10%を引いた額が報酬。在庫・発送はUp-Tが行う
- 自作の絵が前提……二次創作・版権キャラは各サービスの規約と権利者のガイドラインを確認
いきなり何十個も作らなくて大丈夫です。まずはいちばん好きな絵を1枚選んで、いちばん作りたいグッズを1個だけ注文してみてください。
届いた実物を手に取ったとき、「これなら売れる」「ここを直したい」が自然と見えてくるはずです。
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