イラストレーターの仕事

リアルな水彩イラストをデジタルで描けるツール「Rebelle」を使ってみた

Rebelle3

ABOUT US

カスダタツヤ
フリーランスのイラストレーター・アニメーター・漫画家。企画から参画できるクリエイター。妻と娘と犬を幸せにするために今日もがんばるパパであり、当サイトの編集長でもある。現役バスケットプレイヤーで筋トレ熱も再燃中!あと投資話も好き。お金大好き。
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水彩イラストって良いですよね~!

水の加減でぼかしやにじみ、かすれなど味ある表現ができるし、あの優しい感じがたまりませんよね!

ちなみにこの頃の絵はアナログの水彩絵の具で描いてました!その特性を1mmも活かせてないですが。。

そんな水彩イラストだけど、いかんせん準備が面倒なんですよね~。都度都度、絵の具代もかかるし。筆も消耗品だし。

そんな悩みをお抱えのあなたにオススメしたいのが「Rebelle」というデジタルツールです!

 

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Rebelleとは?

Rebelleトップページ

Rebelle公式ページ

escape motionsで出しているリアルな水彩絵が描けるデジタルツールです。現在バージョンは3です。

Discover Digital Watercolors with Rebelle

おわかりいただけただろうか?

このように超リアルな水彩シュミレーションで色塗りできる+デジタル機能を備えたソフトなんですね。

こちらの動画は水彩機能を活かしてモンスター?を描いていく動画です。

Rebelle 3 Crazy Creatures by Martin Hanschild

子どもの頃、水をたくさん含ませた水彩絵の具をストローでふーってふきかけて形作ったりしませんでしたか?

この動画を見るとソレを思い出しますねw

水彩の魅力ってそういったコントロールしづらい偶然性のにじみやぼかしみたいなところにあったりしますよね。

そういった偶然性とバッチリコントロールできるデジタル処理を良い感じにミックスしたソフトかなという印象です。

水の量を調整して塗ることができたり、キャンバスを乾かすことでにじみが止まったり、調整方法は独特です。

キャンバスを塗らして描くとグワッとにじんでくれます。

にじみかたのシュミレーション動画がこちら↓

Rebelle -Tradition and Technology with an Original Approach | Teaser

デジタルツールの進化、ハンパないって!

 

買って使ってみた

僕が購入したRebelle3の価格は$89.99。だいたい1万円弱です。

デモ版もあるので購入前に一度使ってみるといいでしょう。

ちなみに購入時にユーザーネームとパスワードを設定するんですが、僕はブラウザの設定で外国語をデフォルトで日本語に変換するようにしていたことからエラーが出てしまいすぐに使うことができませんでした。

でもサポートにメールで問い合わせて解決することができました。全部英語でのやりとりとなりますが、グーグル翻訳で対処できました。サポートは親切です。

起動するとこんな感じ。

Rebelle3画面

単純に絵を描くだけのツールなのでPhotoshopなど使ってたらある程度直感で使えるはず。

ショートカットもPhotoshopと同じもの多い。

見慣れないとしたら右上の円と右下レイヤー上のボタンかな。

これらは水を扱う機能ですね。

右上円の中の線がキャンバスの傾きを現します。上の画像では下を向いてるのでキャンバスが下を向いているって意味。

つまり、この状態で水彩筆を使うと

Rebelle水たれ

こんなふうに水が垂れます。

面白いなと思ったのは塗った絵の具がリアルタイムに変化していくところ。

塗った直後からじわっと滲み、徐々に乾いていくんです。

水の量なんかは筆の設定で変更できます。水の量を減らすとガザガサに塗ることができます。実際に水彩絵の具を使ったことがあれば感覚でいけそう。

Rebelleボタン

で、レイヤー上のボタンの機能がそれぞれこんな感じ。

左から

  • キャンバス上の濡れてる部分をチェック
    ONにするとキャンバス上で濡れてる箇所が水色になります。ちょっと乾いてると薄い水色になる。
  • リアルタイム停止
    上述したとおり、絵の具を塗った直後からじわっと滲んだり垂れたり、リアルタイムで画面が変化します。それを停止することもできます。
  • かわかす
    ONにすると一瞬でキャンバスが乾きます。水彩絵の具で描くときは時間をおいたりドライヤー使ったりして乾かしたもんだけど、こいつを使えば一瞬で乾きます。
  • 風を送る
    ドライヤーを使わずとも風をおこして思い通りの方向に絵の具を飛ばすことができます。

 

で、使ってみた感想ですが

メッチャ楽しい^^

なんというか本当にアナログ絵を描いてる感覚に近いですね。

ついつい落書きして仕事が終わらなくなるという恐ろしい魅力をもっています。

過去に水彩絵の具描かれていて最近はデジタルばっかだよーって人ははまるんじゃないかなー。

雑ですが。。まだ慣れてないけど

修正が効くコントロールしづらい水彩

といった印象です。ちょっと練習して作品作りに活用したいと思います。

 

ちなみにツール名の「rebelle」って反逆者って意味なんですね。なんかおだやかじゃないけど「俺たちがデジタルクリエイティブのメインストリームになったるぜ!」的な意味合いでしょうか?(適当)

とか書いてたら本当に仕事が終わらないのでこの辺で失礼します。

ちなみにブラシは筆以外にも、鉛筆やクレヨンなどもありますよー。

よかったらツイッターフォローお願いします^^

水彩作品とかも少しずつ発表していきますよー!

@kasudatatsuya

せっかくなので過去に描いた絵の具の絵も見ていってください^^

10年ぶりに絵をリメイクした

絵のプロが10年前に描いたイラストを3作品リメイクしたので解説してみますよ

 

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