せっかく苦労してGETしたイラストの仕事。できれば継続して依頼され続けたいものですね。
僕は仕事柄イラストの仕事をよく発注します。でもそんな中
と思ってしまうイラストレーターがいるのも事実。
当ブログの読者の皆さんには、じゃんじゃかお仕事受注して欲しいと思ってますので、ここではあえて
仕事を依頼したくないイラストレーターの特徴を4パターンにわけてまとめてみました。
僕自身イラストレーターとしてお仕事頂く事も多いので、受注の際に気をつけているポイントでもあります。ご参考下さい。
仕事を頼みづらいイラストレーターの特徴
①時間にルーズ
締め切りを守らないのは言語道断。
仕事を依頼される、ということはあなたの信用を買ってくれているということでもあります。
信用を換金しているとも言えます。
クライアントとの信頼感を育むことで次の依頼を生み出していくのです。
とか考えてるとしたら問題です。
イラストレーターの仕事は絵を納品することで完了するかもしれませんが、依頼者側は、その絵を活用(デザインに取り組んだり、ゲーム用データとして管理したり、アニメーションさせたり・・・)させるための仕事をしなくてはならないのです。
絵の納品が遅れるということは、その後の工程も全てずれてしまうということ。
多くの人に迷惑をかけてしまうのです。
であれば、締め切り内に納品してくれる同クオリティのイラストレーターに任せますよね、普通。
家庭の事情や体調不良などで、どうしても納期に間に合わせられないことも、そりゃあります!
そんな時は、間に合わなそう・・・と気づいた段階(なるべく早く)で担当者に相談しましょう。
トラブルで納期がずれることを考慮して予備日がスケジュールに組まれている場合もあります。(基本的には組まれてるはず)
その辺を調整してもらうことで納期をずらしてもらえる可能性もあります。
早めに言ってもらえれば何かしら対処することはできるはず。
一番いけないのはギリギリまで粘った挙句、やっぱりダメでしたパターン。
そうならないためにも、「もしかしたら・・・いけるかな・・・」レベルの遅れでも担当者にしっかり相談しておくのが吉!
②返信が遅い
メールにしろチャットにしろ電話にしろ、やりとりがスムーズに進む方がストレスフリーです。
といったチャチな恋人の駆け引きみたいなことやってると損するので注意しましょう。
基本的に返信は早ければ早いほど好印象です。
例えば、朝(仕事前)・昼(昼食後)・夜(仕事終わり)などメール確認のタイミングを決めておけば、仕事に集中しつつ連絡もこまめに返せるはずです。
報告・連絡・相談(ホウ・レン・ソウ)は社会人の基本!
これはイラストレーターも、もちろんそうですよ。
③情報を発信・更新していない
面識の無いイラストレーターさんに発注する際、絶対見るのはホームページ(ブログ)やSNSなど。
でも、それが1年前から全然更新されてなかったり、ましてや、ネットで探してもほとんど情報が無かったりすると不安になります。
芸術肌の人に多いのが
ってやつ。
残念ながら今のご時世、「良い作品を作る」というのはもはや当たり前というか大前提で、いかにその作品を多くの人の目に触れさせることができるかがイラストレーターとして生存できるか否かのポイントとなってきます。
これからのイラストレーターはマーケティング感覚を養っていくことも重要ですよ!ぶっちゃけ絵が上手い人なんていっぱいいますからね。
依頼者側からすると、発信・更新していないということは、
- もう活動していない?(→だったら活動報告が盛んな同クオリティの人に頼もう)
- この活動に力を入れていない?(→だったら活動報告が盛んな同クオリティの人に頼もう)
- ちゃんと連絡が取れるのか不安(→だったら連絡先が明確な同クオリティの人に頼もう)
と思われるだけです。損です。ただただ損。
④アーティスト感出してくる
時々依頼内容ガン無視で自分のやりたいように描いてくるイラストレーターもいたりします。
いや、困るって!!
イラストレーションって絵画なんかと違って、それ自体は装飾なんですよ基本的に。
女性向けファッション誌の挿絵なのに「わたしはこういうのが描きたいの!!」っつって大作の抽象画描かれても困っちゃうわけです。
依頼された意図を汲んで仕事しましょう。
(まあ、この企画にはこのイラストレーターが合うはず!ってのがあって依頼されるわけだから、あまり無い例ではありますが。時々勘違いしてしまう人もいます)
あと修正拒否ね。
正直、自らもイラストを描く僕としてはそういう気持ちも分からなくは無いですが、ここもクライアントの意向に沿いましょう。
クライアントが作りたいモノを作るために絵を提供してお金を貰ってる、という事実を忘れないように。
とはいえ、依頼されたテイストより、このテーマならこっちのテイストのほうが合いそうだ!と思うときもあるでしょう。
または、新しくこういうタッチで描いてみたい!と思うこともあるでしょう。
そういう場合は依頼されたテイストのサンプルと別にアピールしたいテイストのサンプルを提案してみましょう。
「今回の企画でしたらこっちのテイストでも合うかと思います。なぜなら~」
と理由も説明できれば、「じゃあ今回はそっちのほうでお願いします」となることもありますし、今回は適わなくても、次回の依頼時に「前回ご提案頂いたテイストで描いてほしいんですけど・・・」とお願いされる可能性もあります。
重要なのは、依頼されたテイストのサンプルもちゃんと作ること。これをせずに描きたいテイストだけアピールするのはただのワガママですね。
仕事を依頼したくないイラストレーターの特徴まとめ
社会人として当たり前のことも多いのですができていない人が多かったりもします。
ってことは、今回紹介したポイントを抑えることでイラストレーターとしての格をひとつあげることができるはずです。
ライバルに差をつけるためにも社会人として責任を持って仕事に取り組むようにしましょう。
イラストレーターはアーティストじゃないからね!