イラストの仕事を請け負っていると、なんでこの仕事引き受けちゃったんだろう…と後悔することがあります。
テンションの上がらない仕事は、結局良いパフォーマンスを発揮することもできなかったりするので自分にとってもクライアントにとっても良い事ありません。
とはいえ駆け出しのイラストレーターさんは少しでも多く受注したいものでしょう。
ベテランさんでも「丁度時間が空いたから引き受けちゃうか」と気の進まない仕事を請け負ってしまうこともあるはず。
で、結局後悔して…。。
とならないように、今回は仕事を請ける際にチェックすべき3つの満足ポイントをご紹介したいと思います。それは
- お金には満足!
- 楽しさには満足!
- 実績には満足!
です。この中のひとつ以上を満たしている仕事内容であれば引き受けてOKというルールで考えると後悔しないはず!
特にランサーズなどのクラウドソーシングでどの仕事に応募すべきか、の指標にもなりますよ!
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
仕事を請ける際にチェックすべき3つの満足ポイント
①お金には満足!
単純に報酬が良いか否かです。
高い報酬を貰える仕事であれば多少きつくとも頑張れるはず。
しんどくなってきたら、この仕事が終わって報酬が支払われた後のことを妄想しましょう。
いくら報酬が良くても作業量と見合わなければ断りましょう!例えば
- 報酬:10万円
- イラストカット100点
という依頼の場合、1点あたりの単価は1000円となります。
これが高いのか安いのかを判断しなくてはいけません。
イラストカットで10万円は高額で魅力的だけど作業量と納期も考えないと後悔の種となります。
②楽しさには満足!
楽しんで取り組める仕事か否か。
楽しい仕事はもはや遊びみたいなものです。
漫画「ワンピース」の作者尾田栄一郎先生曰く
漫画はね、きつい時だけ「仕事」という言い方をするけど、やっぱりストレスが溜まらないということを考えると、他の人と比べたら精神的に楽なんだろうな、と思います。僕は絶対過労死しない自信があるんですよ。ストレスが溜まらないから。
尾田先生は、作品の描写に必要な資料集めなどに関してはもはや趣味であるとも言ってます。
とにかく楽しく取り組める仕事というのはパフォーマンスも上がりますよね。
自分が得意としているテイストであったり、描きたい絵であれば仕事として請け負ってもストレスを感じないのが絵描きってもんです!
多少、金額が安くとも後悔はしないかも。
③実績には満足!
実績として箔がつくか否か。
特に駆け出しの時は最も優先した方が良いポイント。
報酬が低くて大変そうでも、インパクトのある実績として残せるのであれば積極的に請けるべき!
その実績と経験が、次の「良い仕事」を引き連れてくるはずです。
先行投資として引き受ければ後悔しないはず!
受注時に一度確認することをオススメします。
自分の実績として公表できないのであれば、あまり旨味はありません。
とはいえクローズドでクライアントに「こんな実績もあります」とアピールできるかとは思いますので、その辺も考慮してのご判断を。
僕の失敗談
僕は過去に「お小遣いになればいいや」という思いで
- 動画編集(1本あたりの作業量は15~30分)
- 1本辺りの単価は500円
- 月に10~15本納品
- 実績として公表しても良いけど、するほどの事も無い
という仕事を請け負いました。
空いてる時間にだらーっと作業してお金になるならおいしいやと思ったのです。
その作業中に、別案件でお金◎・実績◎の仕事を依頼されました。
地味に時間をとられる動画編集のアルバイトによって、メッチャやりたい仕事の作業時間が圧迫されるという事態になってしまったのです。
空き時間を埋めるための作業に、本当にやりたい仕事の時間が奪われてしまう、ということもあります。
暇だからと言って無闇に受注しても良いことないですよ!
仕事を請ける際にチェックすべき3つの満足ポイントまとめ
仕事を請ける際に
- お金には満足か?
- 楽しさには満足か?
- 実績には満足か?
と一度自問自答してみましょう。
ひとつでも当てはまれば請けて良いかと思いますが、どれも当てはまらなければ丁重にお断りすべきです。
空き時間を埋めるために安い仕事を請けるのではなく、その時間を使って本当に請けたい仕事を取るための準備をした方が賢明です。
絵のレベルアップを図る・情報発信をする・営業活動をする
などですね。
安売りせずに自分の受注条件を確立すると後悔もなくなるはずです!