イラストレーターの営業

イラストレーターが描きたいジャンルを決めて効率的に営業する方法

イラストレーターのジャンルを絞った営業方法

ABOUT US

茅根美代子
1986年生まれ東京在住。広告制作会社に5年勤務後2013年よりイラストレーターとして活動中。主に女性向けのイラストを制作しています。
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初めまして。イラストレーターの茅根美代子と申します!

私は現在、美容やファッションなどの女性向けのイラストを専門に活動しています。

イラストレーターは器用な方も多いので、どんなタッチでも描けてしまう人も多いと思いますが、ジャンルを絞って営業した方がお仕事が取りやすくなります。

理由は、

「なんでも描けます!」よりも「このジャンルが得意です!」と宣言したほうが、

  • イラストを発注する側にとっては印象に残りやすく、お仕事を頼みやすくなる
  • イラストレーター側も、クライアントが絞れるので営業しやすく、お仕事にもつながりやすくなる

からです!

この記事では、私が実際にイラストのジャンルを絞っておこなった営業方法をお話ししたいと思います!

営業方法の参考にしていただければ幸いです。

 

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イラストジャンルの決め方

ジャンルは、自分の好きなものや得意な事とイラストを組み合わせると、より良いです。

例えば、料理が好きだったら、自分のレシピをイラストで表現してみるとか、ファッションが好きなら、毎日のコーデのイラストを描いてみるとか。

好きなことだと描いている自分も楽しいし、より詳しく描けるはずなので効果があるはずです。

 

同じジャンルのイラストレーターを検索して参考にする

駆け出しの頃は、どんなイラストを描いたら仕事になるの?と思っている人も多いでしょう。

そんな時はまず、すでに仕事をしている人を参考にすること。

私も独立したての頃、「女性向け イラスト」「ファッション イラストレーター」などで検索して、同じ女性向けのイラスレーターさんの描いてる内容や見せ方を勉強しました!

自分と似たジャンルのイラストでお仕事をしている人のウェブサイトを検索して、

  • どんなイラストを描けばお仕事につながるのか
  • イラストをどういう風に見せているのか
  • どんなクライアントとお仕事をしているのか

など、見るべきポイントはたくさんあります。

 

ウェブサイトやSNSを使ってアピールする

イラストジャンルを決めたらウェブでアピールしていきましょう。

 

ウェブサイトを作る

自分のウェブサイトも、イラストのジャンルや見せ方が決まっていれば、クライアントが見つけてくれやすくなります。

ただイラストを並べて終わりっていうイラストレーターのサイトもよく見かけますが、それだけだと中々強みが伝わらなかったりします。

自分が描くイラストのジャンルはどんなクライアントが見るのか、どんな情報がのっていたらお仕事を頼みやすいのか、クライアントの目線でサイトを作っていくことが大事です。

SEOの勉強をして、検索で上位に来るような対策もできるとより良いと思います。

参考記事>>
【イラストレーターのブログ集客】イラストSEOを意識した営業戦略

ポートフォリオサイトの構成を考える!参考になる凄いサイト8個紹介

私もSEOに関してはまだまだ勉強中で、あまり詳しくはないのですが、私のサイトは「女性向け イラスト」でグーグル検索すると上位に出てくるようにしています。(ちなみにJimdoと言う、ウェブサイトが簡単に作れるサービス(有料版)を使って、自力でサイトを作っています。)

茅根美代子のポートフォリオサイトはこちら

最初はどうやって作っていいかわからないと思うので、他のイラストレーターや、制作会社などのウェブサイトを参考にして作るのがオススメです。

私は、自分のイラストのターゲットと同じである、女性向けのデザイン制作をしている会社のサイトを検索して参考にしました!

ただ、ウェブサイトを使った営業はすぐには効果が出ないので、根気よく更新し続けることが大切です…!

参考記事>>
イラストレーターがポートフォリオ兼ブログサイトを作ると得する5つの理由

 

SNSを活用する

ウェブサイトと一緒に、ブログやインスタグラムなどのSNSを使って,自分のジャンルの情報とイラストを一緒に発信するのも効果があります。

私の場合、女性向けのイラストはファッションや健康・エクササイズ系のお仕事が多いので、趣味のランニングの話や、自分がかかった女性特有の病気の話、ファッションの話などを発信したら、実際にそのテーマの書籍のお仕事の相談をいただいたことがあります。

参考記事>>
実績ゼロからでもイラスト・漫画のお仕事がもらえる「SNS宣伝戦略」

イラスト初心者でも「営業ゼロ」で仕事をもらえるようになる5つの方法

 

自分のジャンルにあったクライアントの探し方

本屋さんで描きたいジャンルの雑誌・書籍を探す

自分のジャンルのイラストを扱う雑誌や書籍を、本屋さんで探します。

ネットで探す方法もありますが、本屋さんの方がすでに棚でジャンル分けしてあるし、一気に見れるので効率がいいような気がします。

ここでもどんなイラストが使われやすいのかもリサーチすることができるので、勉強しながらクライアントを探せます。

描きたいイラストのジャンルの本を探したら、その本の奥付をみて、出版社やデザイン制作会社を調べます。

他には、広告デザインの書籍を見てみるのもオススメで、好きな広告デザインを見つけたら、それを制作した広告制作会社名が記載されていると思うので、この方法も、自分にあったクライアントを調べやすいです。

「広告制作会社一覧」みたいな本も、たくさんの制作会社を調べることができるのでオススメです。

そしてそれらをメモっていけば、自分が売り込むべき営業リストができます!

 

ネットで検索する

もちろんネットで探すのもありです。

検索で出てきた制作会社の制作物を見て、自分に合いそうかどうかを調べます。

私の場合は、「女性向け デザイン制作」で検索して、出てきたデザイン事務所や制作会社のサイトを見て営業リストを作りました。

 

クリエイターエキスポなどのイベントに参加する

クリエイターエキスポとは、イラストや文章、デザイン、ゲームなどのお仕事をされている個人が出展し、来場したクライアントと直接商談ができるイベントです。

私も一度だけ参加したことがあるのですが、数多くのクリエイターの方々が出展するのでジャンルをしっかり決めてアピールした方が印象に残り目立ちやすく、自分のジャンルに合ったお客さんが声をかけてくれます。

 

クライアントになりそうな人の集まりに参加してみる

私は独立したての頃、よくフリーランスのセミナーや交流会などに参加していました。

セミナーなのでもちろん勉強がしたいと思って参加したのですが、そこで知り合った人たちからお仕事をいただく事もあります。

とはいえ最初から「お仕事ください!」みたいな感じは良くないと思うので、つながりを増やして楽しもう!という感じでいくといいかと思います。

特にデザイナーさんが多い交流会とかだと、イラストのお仕事をいただけるチャンスが多いかもしれません。

私の場合、デザイナーさんとつながりができてお仕事を一緒にしたり、他にはネイリストさんや美容師さんと知り合いになり、ショップカードや名刺のイラスト制作のお仕事をいただくようになりました。

 

実際にコンタクトをとる

自分にあったクライアントのリストができたら、あとはどんどん積極的にコンタクトをとるのみ!

私がやった方法は、メールでコンタクトをとったり、ポートフォリオを郵送で送ったりしました。

電話でコンタクトを取るのもいいと思いますが、私は電話は緊張するのと苦手なので、なるべくこの2つの手段を使ってコンタクトをとりました。

これは人によると思うので、自分に合った方法でやるといいと思います。

メールでは、自分の得意なジャンルをアピールするのと、自分のウェブサイトのURLをつけて送ります。

中には外注募集をしている会社もあるので、その場合はその会社の指示にそって応募します。

ポートフォリオの送付は、A4ファイルだと手間も郵送代もかかるので、A5くらいの小冊子を印刷して料金別納で郵送しました。

ちなみに私は、封筒を透明封筒にして、中のイラストが目立つように工夫しました。

大量にポートフォリオを送る場合は、ファイルを送るよりも手間が省けて便利ですよ。

 

別のジャンルでも書いてみたくなったら…名前を分けて活動する

ずっと同じジャンルやタッチのイラストを描き続けるのも飽きてきた!もっと違うタッチにも挑戦したい!という人には、ジャンルやタッチ別に名前を分けて活動するのも手だと思います。

私も女性のファッションイラストの他に、もっと親しみやすい子供や家族向けのデフォルメタッチも描いているので、今後、名前を分けて活動しようと準備しているところです。

参考記事>>
イラストレーターはいろんな絵柄を描きわけた方がいいのか、ひとつの絵柄で貫き通した方が良いのか?

 

終わりに

以上が私がやったイラストのジャンルを絞って行った営業方法です。

自分はどういうお仕事をしたいのかをしっかり考えると、自分のやり方が自然に見えてくるかと思います。

私もまだまだ悪戦苦闘中ですが、この記事が誰かの参考になればうれしいです!