どうも、こんにちは!
イラストを描きたい、そんな方と一緒にイラストについて研究をしていくYoutubeチャンネ
ル「まきの先生のイラスト研究所」を運営しております、イラストレーターのまきの先生で
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今回はコミックイラストや商業(ビジネス)に使用されるイラストおいて重要と言える、イラストの「線」について、綺麗に作っていくために必要なテクニックと考え方を研究しましたので、そちらを紹介します!
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綺麗な線の条件とは
「綺麗な線」ってどういう線なのか?調べてきましたのでご説明しますね。
綺麗な線の条件は、
★ブレが(少)ない
★強弱が的確についている
が上げられます。
綺麗な線に最も求められるのが線がぶれていないこと。
ガタついてふにゃふにゃになっている線は、絵を描かない人から見ても「綺麗」には見えな
いものですね。
この手ブレを抑えるのがまず大事になってきます。
そして強弱が的確についている線は、
・一つの線の中に太い部分と細い部分がバランスよく両立している
・絵全体の中で太い線と細い線の使われてる部分が的確
な状態であると「線が綺麗である」印象を与えられます。
→動画からのキャプチャー画像を貼る、強弱がついてる方、注釈を入れる
ただこちらは調べてみると、イラストのタッチや着色方法によっては必ずしないといけない また「絵の中の陰影と立体感」にとても関係してくる話のようで、それはこちらの影の付け
ことではなさそうです、あくまで表現の一つのようですね。
方についての動画で触れてます!
綺麗な線は、直線・曲線をしっかりと それらしく見えるよう、ブレを少なくするだけでかなり綺麗に見えますので、まずはこのブレをなくす重要性を意識していきたいですね!
綺麗な線を引くメリット
実際に綺麗な線を引くとどういうメリットがあるのかもご紹介しましょう。
絵がうまく見える
さきほど説明した、線が綺麗に見える条件を整えると、「何が描かれているか」が分かりやすくなります。
より伝わるので絵がちゃんとしている、つまりうまく見えるわけですね。
また、線のブレが多いと絵自体のバランスが歪んで見えるので、そこを整えると絵がうまくなります。
お仕事としての完成度があがる・説得力が出る
という意見をよく聞きます。
イラストのお仕事を依頼してくる方は、「イラストの事が描けないしわからない」という場合も多くあるので、作風として線が歪んでたりする「味がある」部分を理解してもらいにくかったりします。
線が綺麗に整ってる方が絵自体が綺麗で整って見えるので、やはりプロの世界でも線をしっかりと綺麗にかくことにこだわられる方も多いようです。
綺麗な線を引く方法
実際にどうやって綺麗な線を引くようになれるのか、その方法についてご紹介しましょう!
手ブレを補正する
まずは、綺麗な線の条件で重要な手ブレをどうするか、これは今真っ先に解決できます。
「手ブレ補正機能」を使うことです!
引いた線のガタつきをソフトが直してくれたり、線を引くときに手ブレが起こらない引き方をさせてくれたりと、線を引くための補正をかけてくれる機能。今ではほとんどのイラスト制作ソフトに内蔵されてます。
この機能のおかげで、誰でもガタつきのない綺麗な線を引くことができますので、ぜひ利用してくださいね。
線を引く手順を考え工夫する
まず初めに全ての線を同じように引く必要はない、という意識を持つのが大切です。
しっかりと長く一本で線を引けるのが好ましいですが、全ての曲線・直線を一本で引くことは流石に難しいので、綺麗に引ける長さの線をつなぎ合わせることで長い線を「作る」ことができます。
その時気をつけたいのは線同士のつなぎ目を綺麗に見せることです。
ここの加減は、線の入りと抜きを調整し、つなぎ目の線の太さがなるべく同じになるようにしましょう。
これには線の筆圧を調整する訓練がいりますが、時間を多少かければ行えますので、ぜひとも練習してください!
コツは、繋げたい線のつなぎ目のちょっと前の部分から引き始めるとつなぎ目との線の太さ
の調整がしやすいですよ。
その他にも
★一度描いた線をもう一度なぞって線を補強する方法
★線を消しゴムで消し綺麗に調整する方法
もあります。場面によって早くて的確な方を選びましょう。
線を引きやすい体の動かし方を理解する
そして最後に、綺麗な線を引きやすい自分自身の体のクセについて理解することです。
こちらは手ぶれ補正に比べてさらに練習が必要ですが、こちらが出来るようになるとその後、劇的に線の引き方が上手になります。
線を引くのがとても苦手だった まきのがこれを意識してから
「線引くのうまいですよね」
ってちょっとだけ言われるようになったので、保証できます!
実際にどんなことをやるかですが、まず自分自身の線が引きやすい方向を見極めます。
いろんな方向に線を引いてみましょう。
まずは直線から。上から下に、下から上に、右から左へ、左から右へ、斜めに上へ下へ。
曲線も引いてみてください!
それぞれで引きやすい方向、腕の動かしやすい方向がありませんか?
人によって線が引きやすい方向がそれぞれあるので、それを見極めて、なるべくその方向で直線・曲線を引くようにしましょう。
紙や画面を回し、引きたい線を自分が引きやすい方向に持ってきて引くのがコツです。
最初は意識をしながらやらないといけないので疲れると思いますが、慣れてくると引きたい方向
に線を引こうとするクセがついてきます。
次に、線を引くという行為が体を動かすことであるのを意識し、自分の体の動きをコントロールします。
どういうことかというと、線を引く行為は、指・手首・肘・肩それぞれの関節を、引きたい線の長さや向きによって的確に動かすことであるので、これをまずは意識的にコントロールし、のちに線ごとに的確な体の動かし方を癖づけて行く必要があります。
それぞれ関節駆動部の特徴を捉えましょう。
細かく短いストロークの線を引くのに向いてます。
文字を書く範囲が適切なストロークです。また線の方向の微調整にも使う重要な関節です。
指より長いストロークで線を引けます。
指と組み合わせで線を引く場面が多いと思います。指を固定してると手首の軌道で曲線を描けます。指で軌道を微調整すると直線を引けます。
肘・肩との組み合わせもあり、絵を描く際には一番使うことになる関節です。
さらに長いストロークで線を引けます。
手首・指との組み合わせで様々な方向にブレの少ない綺麗な一本線を描くことができます。
ここまで意識的に使えるようになるとデジタルイラストで画面上に絵を描きやすくなると思います。
こちらは壁に描く大きな絵なんかで必要な長い線を引くときに使います。
デジタルイラストだと、大型の液晶タブレットで画面一杯に綺麗な直線・曲線を引くときぐらいに使用するかな、とまきのの感覚だと思うところです。
この肩を使うクセ付までは無理にする必要はないと思いますが、指・手首・肘まで意識的に使うようにし、クセ付ができていくと、その後の線を描いていく作業がとってもしやすくなりますんで、こちらも楽ではないかもしれませんがぜひ練習して会得していただきたいですね!
綺麗な線をひく訓練をして絵をレベルアップさせよう!
今回は実践的なお話として、綺麗な線を引くための、簡単に実践できるものから、しっかりと練習することで着実なレベルアップを図れるものまでをご紹介しました!
綺麗な線が引けると、見るからに自分の描いた絵が上手く見えますので、努力の実感を得やすい内容です、ぜひ実践してみてくださいね!
疑問に思ったことは、是非YouTubeコメント欄やtwitterなどで質問してください!
他にも線を引くためのブラシについて研究内容をまとめた動画もあります、よければ併せてご覧ください!▼
それでは、また一緒に勉強していきましょう!バイバイ〜。