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【漫画で分かる】漫画家として独立した私が開業するためにした3つのステップ!

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こんにちは!漫画家のとこりともとり(@tokoritomotori)です。

小さいころから漫画家になりたいと思っていて、25歳となった現在、漫画とイラストだけで月20万ほど稼いで生計を立てています。

この記事では、そんな私が「漫画家」として独立するためにした3つのステップについて漫画を交えながらお伝えしたいと思います!

 

①「漫画家」と名乗る

当たり前でしょうか?大真面目です。

世の中の漫画家さんは、自分を漫画家と名乗っていません。

というより「漫画家」と名乗ることに、抵抗のある人がほとんどなのです。

かく言う私も、「漫画で仕事がしたい」と言いつつ、「漫画家」と名乗ってはいませんでした。

自分の中に、「漫画家になるための基準」があってその基準を満たしていないから、漫画家と名乗ってはいけない。

私の場合はそれが、

  • 商業誌で連載
  • 単行本2巻以上
  • 販売数30万部以上
  • 2作目以降も売れる

でした。

「漫画家は資格のない職業だから、自分の中にある基準が大事」

まだ「漫画家志望」と名乗っていた頃、そう思って自分に高いハードルを与えていました。

実はそれが、いつまで経っても「漫画家」になれない、最たる原因だったのです。

この考えが変わったきっかけは、簡単なものでした。

 

肩書は「ついてくるもの」じゃない!「つけるもの」!

ね?簡単でしょ?(笑)

「一般の人からしたら、漫画が描ければ漫画家」これ、とても強い言葉だと思います。

「一般の人からしたら、イラストが描ければイラストレーター」

「一般の人からしたら、デザインができればデザイナー」

クリエイティブな職種なら、どの職業にも当てはまることです。

私はずっと商業誌での連載を目指していて、漫画賞や公式アンソロジーの寄稿などで、累計50万円分ほど稼いでいました。(もちろん、1年間でとかじゃないですよ。6年以上ずっと描いてきて稼いだ金額です)

だから、「漫画家」と名乗る資格もあるはず。

そう思って、「漫画家」と名乗り始めました。

 

 

最後の一言にすべてが集約されています。

「なりたいものを叶えられるのは自分だけ」

だから、なりたい自分になったつもりで、努力していこう。

これが「漫画家」として独立した第一歩目のストーリーです。

 

②事業計画書を作ってみる

漫画家になったはいいけど、何をしたらいいんだろう?

初めての開業、初めての個人事業主。

分からないことだらけなのは当たり前です。

そんな折。知り合いのつてでいただいたイラストの仕事のお金が入金されたとき、ふと思いました。

「私、このお金、有意義に使えてる?」

このお金は、間違いなく私が稼いだお金です。

だけど、元はイラストをお渡しした方が稼いだお金です。

私の絵に価値を感じてくれて、自分の稼いだお金を使って、私の絵を買ってくれた。絵を見せると、とても喜んでくれました。

「かわいい!」「大好きです!」「応援しています!」

すべての言葉が、とても嬉しかったです。

イラストや漫画は、人を笑顔にするもの。

お客さんを笑顔にしたい。そう思って描いたイラストでした。だけど、お金を受け取った本人は……

このお金を、人を笑顔にすることに使えるのだろうか?

もっと言うと私は、このお金で、より多くの人を笑顔にするために、事業を発展させていかなければならないんじゃないのか?と感じたのです。

だけど……

「事業を発展させるって、どうやって?」

営業方法は?

帳簿のつけ方は?

個人事業主ってことは私は社長?

経営って何?

ん?よくわからんぞ?

脱サラしてから開業するまでの間の1年間ほど、漫画家の先生の元でアシスタントをしていたのでOL時代に貯めた貯金が底を尽きかけていました。

お金がないから、コンサルも雇えない。

時間もないから、手当たり次第勉強するなんてこともできない。こんなの、誰に相談したらいいのー!?

そんな時、私が駆け込んだのは「商工会議所」でした。

 

なにそれ?(二度目)

どうやら、個人事業主として「経営」していくなら、作った方が良いらしいです。

 

私と同じように、「ドキッ」とした人が、いまこの瞬間にもいるはず……!

「アーティストの人は経営に対して勉強意欲が低い」まさにその通り!

「普通の個人事業でも、5年以内に8割が廃業」つまりそれよりハードルが高い絵仕事は、もっと廃業率が高い!

だからこそ、計画を立てることが必要なのだ。

ごもっともでございます!!

かくして私は、渡された資料を元に、見よう見まねで事業計画書を作成しました。

 

事業概要

  • マンガの執筆
  • マンガ執筆のアシスタント
  • イラスト

取り扱う商品、サービス

  • 広告漫画(LPマンガ)
  • マンガ制作
  • マンガアシスタント
  • 講師業、動画販売

開業の目的、動機
現在日本の「マンガ」の文化が大きく変わりつつある。
白黒がカラーになったり、読み物としての面白さだけでなく、宣伝として使われるようになったり。
必ずしも「出版社」としての役割が必要なものではなくなってきた。
自分の力でどこまで行けるか、試してみたい。

有利な外部要因
マンガ家、イラストレーターはただ仕事をしていくだけでは充分に稼げない時代へと変わってきた。
しかし反面「個人が作家を応援する」風習が生まれ、今まで出版社を通して少ない割合での売上金しかもらえなかったものが、全額クリエイターに渡せるような仕組み、サービスが多々ある。
「応援してあげたい作家」と自らがなることでファンからの支援だけで暮らしている作家もいる。
自分の価値を高めることが、収入へとつながる。
そして、絵やマンガは、その結果が如実に出る最高の媒体である。

このぺら紙一枚だけを用意して、再度商工会議所に出向きました。

これを作った直後の私は、もうね。

「完璧!」って思っていました。

自分がなりたい姿、目指していく形を、きちんと書くことができたと。

意気揚々と、担当の方にお見せしたのです。

仕事を数字で考える癖

意識しても、なかなかつけることは難しいと思います。

だけど、独立して、それを成功させたいと思うなら避けては通れない道だと思うのです。

ちなみに、このあとボソッと担当の方に「まあこれ事業計画書じゃないけどね」と言われました。

えっ?じゃあ私が書いたものはいったい……

実は、事業計画書とは、本来「銀行から融資を受けるために書くもの」らしく数字が入っていない私の計画書は、そういった審査に出すとダメ出しされるだろう、とのことでした。

「とこりさんは、自分の現在の状況や強み、事業をやっていく上での注意点などを把握できていないように感じた。だから、公的な機関に出す目的ではなくても、書く必要があると感じた」

つまり……

「自分の現在地が分からないのに、発展を教えられるわけがない」

ということでした。

 

自分の現状がきちんと把握できていないのに事業をどう伸ばしていくのか、何がわからないのかもわからないまま、他人に「どーやって稼げばいいですかー」と聞いていました。

「どうやって稼ぐか」は自分が見つけていくことで他人ができるのは、「アドバイス」まで。

そして、アドバイスをしてもらうためには自分の現状を把握し、どこが強みで、どこを伸ばしていけるのかを自分なりに考えた上で

「この強みを生かすために、こういう行動をしようと思っているのですが、あなたならどうしますか?」

と聞いていくしかないんだと。

他人に見てもらいながら事業計画書を書くことで自分が一般的な人と比べてどのような特技を持っているのか「漫画家」としての強みは何なのか深く考えることができました。

また、自分自身が「仕事」「事業」について悩んだとき事業計画書が道しるべとなってくれました。

うまくいくか自信がない

自分の強みがわからない

今は仕事があるけど、来年・再来年どうなるかわからない

そんな人に問いたい。

あなたは、自分の現状と、目指すべき目標を、明確にできていますか?

「事業計画書」を作成することは、課題と目標を明確にして、人に話せるくらいになるということです。

お金のことについては悩んでいるけど、相談する相手がいない。

もしくは、何を相談したらいいのかわからないそんな「初心者」の私たちが生きていくための手段を少しでも早く身に着けるためにも事業計画書、作ってみてはどうでしょうか?

 

事業計画書の作り方

早速、自分の事業計画書を作成してみましょう!

※ここのサイトはイラストレーターの方が多いと思うので、こんなイラストレーターさんいそうだな、で考えていきます。

①事業概要

自分がどんなことを仕事にするのか書きます。(例・イラストの販売)

②取り扱う商品、サービス

自分がお客さんにどんなことが提供できるのか書きます。将来売っていきたいものも書きましょう。(例・受注イラスト制作、版権フリーのイラスト販売、イラストの描き方講師、アドビの使い方をyoutubeにアップして広告収入。それぞれどのくらいの売上を目標に据えるか記入)

③開業の目的、動機

自分が開業しようと思った理由を書きます。(例・昔からイラストが得意だったが、就職を機に離れていた。だが、退職して、「本当に好きなことで稼いでいきたい」と思ったから)

④有利な外部要因

ニュースやネットなどの情勢を見て、自分がこの仕事で稼げると思った理由を書きます。(例・イラストの使用されている範囲が増えている。新聞を見ているだけで、〇年から比べると〇%も増加。汎用性のある没個性な絵柄より、個性的な絵の方が、ブランディングに向いていると感じた)

また、事業計画書とは関係ないですが、

  • 自分の1日のタイムスケジュール
  • いままでやってきた仕事内容
  • 一番売りたい商品
  • 仕事を受けるルート(現在のルートと開拓したいルート)
  • 他の人と自分の違い
  • 想定する顧客
  • 理想とする売上と目標とする期間

なども、余裕があれば出しておくと良いと思います。

私がお伝えすることができるのは「自分を知るため」の事業計画書の書き方だけです。

でも、駆け出しのフリーランスの方は、まずはこれをやってみて損はないと思います。

もう駆け出しじゃない方も、これを機会に今一度見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

時間が経つと、自分の目標や仕事内容に、幅が出てきているかもしれませんよ。

 

③広告マンガサイトへの登録

マンガ家になった。事業計画書も作ってみた。

企業から直接仕事を受ける、「広告マンガ」に興味があるな。販路をまだ開拓できていないから、最初の一歩をどうしようか……。

そう思って、「広告マンガ」「募集」で検索してみました。

私は、登録する一歩前まで来て、あることに気づきました。

「もしかして契約の内容、やばすぎ?」

じっくり読み込むほど、どうやら作家側にかなり不利な内容が書かれていました。

 

もちろん、優良な企業さんもいらっしゃるのだと思いますが「質問に返事を返してくれないのはダメ」だと思っています。

提案されている契約が、とても良い内容だったり、単なるマッチングサービスだったりするなら良いと思いますが私が当時調べて出てきたところは、

「利用規約を読まずに登録する作家が悪い」

と言わんばかりの不利な内容のものばかりだったので、以降こういったサービスに登録するときは、慎重に調べてから登録するようになりました。

 

契約するうえで注意したい文言

でも、契約書を読んでもよくわからない方が多いと思うので、契約書の項目で特に気をつけなくてはならないと思うものをまとめてみました。

著作権と著作人格権を放棄する

これが入っているのは言わずもがな。

「著作権」と「著作人格権」の違いが分からない方もいらっしゃるかもですが、ざっくり言うと、

  • 「著作権」…著作物で経済的な利益を得る権利
  • 「著作人格権」…著作物を好きな形で公表する権利

です。

著作権を放棄させられると、あなたがそのマンガでお金を稼ぐ行為を会社に奪われます。

つまり、「会社経由でマンガを売ることはできるけど、同人誌とかにして個人で売るのはダメ」という状況がこれにあたります。

著作人格権を放棄させられると、あなたが描いたマンガに自分の名前をクレジットすることができない場合があったり、宣伝のためにSNSに載せるなどの行為が禁止されることもあります。

せっかく描いたマンガを変な感じに改変されても文句は言えません。

ね。やばいでしょ。

ただ、たまに「著作権」や「著作人格権」の意味が分からずに使っている会社もあるので、そういう契約書が出てきたときは、まずは会社に確認してみて、ちゃんと正しい契約内容に変更してもらいましょう。

変更された内容で自分が納得できるならOKです。

案件によって、作者が公開できなかったり、実績公開が不可能な場合もあります。

「すべての契約で同じ契約書を使う」のではなく、都度確認し、「特記事項」として、自分の求める条件を追記してもらうのがお互いにとって一番良さそうです。

 

依頼元企業から当社への入金が確認され次第、直ちにマンガ家へ事前に決めた金額を支払うこととする

これも厄介。

仮に依頼元企業が「納品後2か月後払い」とした場合、自分の手元にお金が入るのは3か月後とかになる可能性があります。

また、もし依頼元企業からお金を振り込まれなかったり、「納品後」ではなく「公開後」の入金となる場合、下手したら半年くらい平気で入金を待たされる可能性も。

もちろん、待てるくらい生活に余裕があるという人はそれで良いですが余裕がない状態での受注は注意しなければならない項目です。

 

制作物に対して、第三権利者ならびに依頼元企業から何らかの請求を受け、紛争等が発生した場合、マンガ家は、第三権利者ならびに依頼元企業ならびに当社の損害をすべて賠償する

これもひどい気がします。

例えば、会社からの指示で「○○っていう作品のオマージュ描いてよ!」と言われ納品したにも関わらず作品の制作者から「パクリだ!損害賠償だ!」と言われた場合、その作品の制作者への損害賠償、依頼元企業への損害賠償、会社への損害賠償をすべて払わされるというもの。

滅多にないことだとは思いますが、正直「そうならないようにコンプライアンス管理をきちんとするのが仲介会社の役割でしょ」と思ったり。

ただ、この項目を発生するようなことが起きた場合、悪いのが100%契約会社、ということはなく、作品を制作した側の責任も必ずあります。

会社に任せるのではなく、自分できちんと確認することが必要です。

 

マンガ家は、納品前の修正依頼を滞りなく行い、必ず納期に間に合わせることとする

よくわからない項目ですが、これはつまり「納品前なら修正回数無制限」ってことです。(前後の文章にもよる)

「これで納品します!ありがとうございました!」と言われるまで、何回でも手直しさせられるということ。

この仕事だけをするなら問題ないかもしれませんが、ほかの仕事と同時進行している場合、かなりの足かせになることでしょう。

また、私自身広告漫画を描いていて思いますが向こうは高い値段払っているので、細かい直し、遠慮なく言ってきます。

「ちょっとセリフを変えて」ならまだしも「ちょっと絵を変えて」「ちょっとキャラの色全部変えて」「ちょっとストーリー変えて」「ちょっとサービス内容変更しました」
まであります。

これが仲介会社を通ると、休日などの関係で連絡が届くのに3日誤差があったりするんですよ。

〆切の日程によっては、かなり追い込まれるタイミングになったりもするので、事前打ち合わせの時に対応できる修正回数は伝えておくのがベストです。

 

あとはこれは契約書の内容ではないですが各会社の「マンガ制作の流れ」のフローは確認しておいた方がいいです。

自分が制作の中のどこを担当するのか分かるし実際に頼んでくる人はそれを見て依頼してくるので、例えば制作フローの中に「下書き作成までは無制限で修正依頼をお受けします」など書かれていたら……その、心構えができると思います。

私は結局広告マンガサイトへの登録はしないままお仕事いただいていますが最初の一歩として、こういうサイトに登録するのはアリ寄りのアリです。

ただし、上記の通り作家に不利な条件を一方的にたたきつけてくる会社もあるのでそこは慎重になってみてください。

契約書は、片方に100%有利なものを作ることはできません。

一番大切なのはお互いの「納得」。

分からないことや不安に思ったことを質問して、ちゃんと答えてくれる会社なら、誠実なお付き合いができる気がします。

 

参考>>
もしもの時に安心!漫画家でもイラストレーターでも入れる月額無料の保険とは?

 

 

漫画家になるのは簡単だけど…

さて。ここまで、私が独立するためにしたことを紹介させていただきました。

  1. 漫画家と名乗る
  2. 事業計画書を作る
  3. 広告漫画サイトへの登録

これらはただの足場づくり。

そこからどうやって仕事につなげていくかは、人それぞれです。

ちなみにこの漫画のシリーズはnote・ツイッターにて逐次追加していこうと思っておりますので良ければフォロー&チェックしてください。

私がやっている仕事の相場が知りたい方は、同じnote内で収入の内訳公開も行っておりますので、興味があればご覧ください。

最後に

「漫画家」になるのは簡単です。

だけど、それで稼いでいこうと思ったら、とにかくいろんなところに人脈を作ったり、アタックしたりを続けていかなくてはいけません。

時には涙を呑むような仕事にあたることもあります。

特に私のような地方に住んでいる作家は、関東圏のような単価の高い仕事が取りにくく、自分を売り込むことも難しいです。

だからこそ、地道な努力で実力を上げていくことと、とにかく自分を知ってもらうことが大切だと思っています。

「漫画家になりたい」なら、なっちゃいましょう!

漫画家であり続けるために頑張りましょう。

漫画家となったあなたと、お話できることを楽しみにしています。



 

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とこりともとり
漫画家とこりともとり。「月刊少年ガンガン」で読切デビューしたが、その後鳴かず飛ばず。漫画家になりたいという強い気持ちから、自力で漫画家になる方法を模索し始める。 note

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