イラストレーターのなり方

フリーランス3年目のイラストレーターが独立前にやっておけば良かったと思う5つのこと

フリーランス3年のイラストレーターが独立前にやっておきたかったこと

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みるパン
広告代理店などで約10年デザイン・イラスト制作に携わった後、2017年よりフリーランスになる。ポップで明るいテイストを得意としており、2018年秋よりコミックエッセイブログを立ち上げる。イラストレーターとして食べていけるよう、目下精進中。ブログ
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はじめまして、イラストレーターのみるパンです。

イラストレーターとして独立し3年になります。

まだまだ不慣れな点もありますが、なんとか食べていけています!

そんな私が独立前にやっておけばよかった!と思うものを5点ほどまとめてみました。

  1. 人脈づくり
  2. 作品集・ポートフォリオサイトづくり
  3. 継続的・長期的な資産づくり
  4. お金の知識をつける
  5. 貯金・資金確保

です!それぞれ詳しく解説していきます。

また、後半では「独立前にやっといて良かったと思うこと」についても触れたいと思います。

これから独立を考えている方の参考になれば嬉しいです!

 

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人脈づくり

フリーランスは会社員と違って、なかなか人と会う機会がありません。

家で作業することが多いので、なおさら孤独…。

独立する前からフリーランス仲間を作っておけば相談もしやすいし、視野や仕事の幅を広げやすかっただろうなと思います。

人脈の作り方を4パターン紹介します!

 

リアルで人脈を作る

まずは友人や知り合いに

「フリーランスになるよ!(なりました)私はこんなことができるよ!」

と伝えてみましょう。

SNSで告知するのもアリです。

イラストレーターの仕事の多くは紹介からと言われています。(多分、人となりを知っていたり、知り合いからの紹介だと安心して仕事を紹介できるからだと思います。)

私自身、駆け出し時は友人のお店や広告代理店から継続したお仕事をいただけたことで、現在まで活動することができました。

まずは身近な人に自分がどんなことをしているか知ってもらうと、意外なところから仕事や情報がもらえることがあります。

 

オンラインで人脈を作る

私は独立2年目にしてやっと仕事用のSNSアカウント(Twitterのみ)を作ったのですが、実際活躍されているイラストレーターさんの日常や仕事に関してのツイート、有益情報などは見てるだけでもかなり刺激になります。

実際、いろんな方の仕事実績やイラストを拝見して、「私もこんな仕事や働き方がしたい!」と気づけました。

また、近隣で開催されているイラストレーター交流会の情報をゲットできたのもSNSからです。

情報を共有、交換できたりと横の繋がりが持てるのもオススメポイントです。

イラストレーターが営業活動で使えるSNSと特徴を紹介

 

コワーキングスペースで人脈を作る

近くにコワーキングスペースがあればぜひ行ってみましょう!

最近は時間単位で借りれるドロップインもあるので、制作時の気分転換にもオススメです。

コミュ力のある方はそこで知り合いもできるかもしれません。(私はただ使うだけに終わりました…)

また、セミナーやイベントなどのチラシが置いてある事が多いので、情報収集にも使えます。

 

セミナーや交流会で人脈を作る

イラストレーターの交流会や、異業種交流会などがあればぜひ参加してみましょう!

Twitterでは「絵でカセグーン」「ストックイラスト交流会」などイラストレーター交流会の告知が定期的にあがっているので、ぜひチェックしてみて下さい。

遠方などで行けない場合は、 ♯カセグーン をチェックするだけでもとても勉強になります。

現場ではいろんな方との交流や名刺交換、その場でしか聞けない内容も聞けたりととても刺激になると思います。

私も来年は参加してみたいです…!

 

作品集・ポートフォリオサイトづくり

フリーランスは、待っているだけでは仕事は来ません。

まずは自分を売り込むための作品集やポートフォリオが必要です。

独立前から準備しておくことをオススメします!

 

作品集作り

最近では、foriioBehanceなど、web知識がなくてもカンタンにポートフォリオサイトが作れるサービスがたくさんあります。

無料なので、ぜひ活用してみましょう。

ゆくゆくは自分のサイトを作成・運営するために、他のイラストレーターさんのサイトを見たり、ワードプレスの知識をつけるのもとても勉強になります。

▼自分のオリジナルサイトを作りたいなら▼
イラストレーターの集客できるホームページ制作の教科書

 

クラウドソーシングやココナラなどに登録

クラウドソーシング(クラウドワークスランサーズなど)やココナラなどに登録するのもオススメです。

クラウドソーシングは、一般的な単価よりも安い傾向にありますが、まずは実績を作りたい方にオススメです。

頻繁にコンペが開催されており、参加者のイラストを見るのも勉強になります。

ココナラは他の人の作品や出品内容が閲覧でき、価格も提示されているので

「自分の強みは何か」

「自分のスキルにどのくらいの価値をつけるか」

など、考えるキッカケにもなります。

 

継続的・長期的な資産づくり

駆け出し時の収入は特に不安定です。

そんな時にオススメなのが、継続的・長期的な資産となるストックイラスト、ブログ・noteの作成です。

 

ストックイラスト

ストックイラストは自分で描いたイラストや撮影した写真を投稿し、売れた分だけ報酬が入ってくるインターネットサービスです。

簡易のポートフォリオにもなり、仕事の依頼が来ることもあるそうです。

また、売れ筋のイラストから自分の強みを知ることができ、購入者が使いやすい素材を作る勉強にもなります。

 

ブログやnote

ブログは文章以外にもイラストやエッセイマンガを掲載し、閲覧数に応じて広告収入が得られます。

noteは自分の体験談や日記、考えを気軽に綴れるプラットフォームです。

有料記事投稿やサポート制度もあり、専門的な知識やタメになる情報を投稿すれば、ファン作りにもなります。

これらの資産はやり始めは微々たる収入かもしれませんが、継続することによりファンも増え、長期的な収入も期待できます。

このような資産を複数持っておけば、いざ仕事がない時や働けなくなった時にも安心ですし、ヤバい案件にひっかかる率もグッと減ります。(逆に、仕事がないからと安い報酬の仕事に飛びつくと、短納期・修正が多いなどのブラック案件で疲労することが多いです)

収入の柱を複数持っておくことで、金銭的・メンタル的にも永く仕事ができると思います。

 

お金や経営の知識をつける

駆け出し時、右も左もわからないままググりまくる毎日でした。

仕事のこと以外にもお金や経営について学んでおくと良いです!

 

起業や運営、営業に関しての知識

市や町が運営している創業塾や起業相談会があるのはご存知でしょうか。

この相談会では、中小企業診断士に無料&マンツーマンで起業や運営についての相談ができます。(地域による)

該当のサービスがあるか、「自分の住んでいる地域+起業」で検索してみましょう。

(私は図書館で相談会があるのを知りました。地域のチラシなどたくさん置いてあるのでチェックしてみて下さい。)

フリーランスは基本1人で何でもしなくてはいけないので、誰かに話を聞いてもらえるだけでも気持ちがラクになります。

 

助成金・補助金の知識

私は最近知ったのですが、個人事業主(いわゆるフリーランス)も対象となる、「創業補助金」「IT導入補助金」という制度があります。

補助金については、前述した創業塾の他に、商工会議所でも詳しく聞くことができます。

また、クリエポ出展費用の助成金が出る地域もあります。(クリエイターEXPO…フリーランスと様々な企業が直接商談できる、かなり大きなイベントです。)

それぞれ認定市区町村や条件などがあるので、まずは対象かどうかを相談してみるのもいいかもしれません。

 

お金(確定申告)の知識

フリーランスが避けて通れないのが確定申告。

税務署では、記帳など、わからない点は職員さんが具体的に教えてくれます。

夏から秋にかけて落ち着いているので、詳しく聞きたい人はこの時期がオススメです。

 

おおよその相場感や著作権などの知識

私自身、今まで会社員だったこともあり、イラストやマンガの相場をまるで知りませんでした。

そのため、あとあと調べるとかなり足元を見られていた受注もあり、くやしい思いをしたことがあります。

フリーランスは会社員よりも税金の負担が多く、備品も自己負担です。

駆け出しだからと安い・早い案件ばかり受けていると、仕事をしているのに稼げない、寝れない、メンタル的にもキツい、の負の連鎖に陥ってしまいます。

それでは、せっかく独立したのにもったいない!

まずは、他のイラストレーターさんの価格表を参考に見てみましょう。

また、仕事をしていくうちに「この作業量でこの金額だと割りに合わないな」など、経験で感じることもあると思うので、その都度自分の価値について考えてみるのもいいかもしれません。

また、Twitterの ♯もっとお金の話をしよう の情報や、サタケシュンスケさんのnoteもオススメです。

私はこのnoteで初めて、使用料について知りました。

また、著作権などのイラストレーターが持っている権利についても勉強しないと…と気付かされました。

イラストレーターは、自分が描いたもの=自分の著作物としての権利を持っています。

著作権譲渡や二次使用の案件が合った時は相応の金額を交渉できるのです。

そのための知識をつけておくことも、今後活動する上で大事なポイントだと思います。

 

貯金・資金確保

駆け出し時の生命線ともいえる、貯金や資金確保についてご紹介します。

駆け出し時はなかなか仕事がなく、貯金や資産がないと、安い・短納期・直しがエンドレスなどのブラック案件に飛びつきがちです。(過去の私です)

経験や実績作りと割り切ってやるのも一つですが、こちらが振り回されることが多く、なんのためにフリーになったのか?とモヤモヤしてしまうことも。

そうならないためにも、まずは半年ほど生活できる額を貯金するのをおススメします。

その際、自分の毎月の支出額を算出・把握し、固定費を抑えるなど(格安SIMにしたり)の工夫をすることも大切です。

 

独立前にやっといて良かったこと

逆に、独立前にやってよかったことこれは退職前にぜひやっておいてほしい事柄です。

 

クレジットカード発行

これは本当に作っておいてよかった…世間的に、フリーランスは収入が安定しないイメージがあり、審査も通りにくいのです。

カードが2枚あると、個人用と事業用で分けて使え、事業用カードを会計ソフトと同期しておけば、記帳がとてもラクになります。

人によっては、アパートの賃貸契約や家の購入などを退職前にしておくのがいいかもしれません。

 

長期休暇を存分に満喫する

私は退職前と退職後に、長期有給消化と失業給付金制度を利用し、計半年の長期休暇を取りました。

フリーランスは自由なイメージがありますが、実際仕事が終わらないと、休日や祝日、連休もありません。(もちろん、ちゃんとメリハリつけて仕事管理をしている方もいらっしゃいます)

なので、意外とまとまった休みが取るのが難しかったりします。

有給休暇や起業するまでに少し時間がある人は、思い切って旅行やしたいことをするのもおススメです。

失業給付金は、勤続年数や年齢によって期間や金額がまちまちなので、ハローワークに問い合わせてみましょう。

ぜひこの期間に、作品や資産作りをやってみてください!

 

独立前にしっかり準備して快適なフリーランスライフを!

私は、もともとブラック会社がイヤすぎてフリーランスになりましたが、自分がいち経営者となってからは、毎月給料を支払え、社会保障もある「会社」って実はすごいんだな、と気づきました。

フリーランスは制作はもとより、営業、事務、交渉、経理、その他もろもろを全て一人でやらなくてはいけません。

体調を崩しても、自分しかいないので体調管理にはかなり気を遣うようになりました。

それでも、フリーランスの仕事はとてもやりがいがあり、自分のやりたかった仕事や憧れていた企業と仕事ができたときは、嬉しさもひとしおでした。

自分で舵をとり、選択し、行動することで道はどこまでも拡がります。

体調に気をつけながら、お互いフリーランス生活をがんばりましょう!

 

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