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駆け出しイラストレーターが3ヶ月で雑誌のイラスト案件をいただくまでにしたこと

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蒼井 アオ
フリーランスのイラストレーター・漫画家。アメリカ人の夫と超日本人顔の息子持ち。 会社員に憧れて就職するも社会負適合者な自分に気づき、フリーの道を選択。絵を描く以外のお仕事は考えられない絵描きバカ。
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フリーランスでイラストレーターをしながら漫画も描いているかもえあおい( @aoteen__ )と申します。

沖縄県生まれの福岡出身、埼玉在住でございます。

持ち込みや、電話・メール営業ではなく、

▶ SNS発信
▶ イラストレーター登録サイトを活用
▶ ウェブサイト作成

をすることで、当初の目標だった「雑誌の案件」をなんと3ヶ月でいただくことができました。

この記事では雑誌のカットイラストのご依頼をいただくまでに

・どんな準備をしてきたのか
・どういう経緯でお仕事をいただいたのか

を全てお伝えしたいと思います。

特に営業が苦手だという方にはピッタリの方法ですので参考にしていただければ幸いです。

ご依頼いただいたのは、女性誌ではなくメンズ系の雑誌でした。
実際にお受けした金額などを公表する関係上、雑誌名やクライアント名は伏せさせていただきます。

 

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認知されるためにやったこと

①SNSで発信

まず初めにやったことはSNS(Twitter)での発信です。

SNS経由で大手企業さんからご依頼いただくことは稀だと思いますが、中小企業さんや個人事業主の方からご依頼をいただくことは多々あります。

今回の雑誌のお仕事はSNS経由ではなかったのですが、コツコツ続けたツイッターもいまでは約1万人の方にフォローしていただいているのでそれがイラストレーターとして活発に活動しているという信用にも繋がっています。

SNSは、クリエイターであれば活用していくべきツールの一つだと思います。

 

②イラストレーター登録サイトに登録

イラストレーターが登録できる検索サイトやエージェントに登録するのも案件獲得への近道です。

私は、

・イラストレーターズ通信
・アスタリスクディスカバリー
・シュガーイラストレーターズクラブ

という3つの団体に登録しています。

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今回の雑誌の案件はイラストレーターズ通信より見つけていただいて、ウェブサイト経由でメールよりご依頼をいただきました。

イラストレーターズ通信では難しい著作権についてや、価格交渉についてなど気軽に先輩イラストレーターの方々に質問できるので助かっています。

この3つの団体もただ登録しておくだけではなく、定期的に作品を入れ替えたり、ログインするなどして、検索されやすいようにしています。

作品を載せる際は、ただ真正面の人物の絵を載せるのではなく、なにか動きを付けて載せることでクライアントさんが用途をイメージしやすいように工夫しています。

例えば、

こんな感じで、部屋が散らかっていて鍵が見つけられない女性や、片づけても片づけても子供が散らかすといったような「言葉を絵にしてわかりやすく伝える」ことを意識してサンプルを作るのがおすすめです。

 

③ウェブサイトを充実させる

ウェブサイトがなく、tumblerやPixivなどをポートフォリオサイト代わりに使っている方もいますが、やはり、自分のドメインでウェブサイトをきちんと設け、お問い合わせフォームを設置しておくとご依頼者さんも安心してご問い合わせしやすいと思います。

初対面のイラストレーターに依頼するとなると、

〇ちゃんと納期は守ってくれるのか
〇きちんと成果物は最後まで作ってくれるのか
〇そもそもイラストレーターとして活発に活動しているのか…

などいろいろ不安に思います。

その不安を少しでも解消してあげるためにも独自ドメインで、きちんとコンテンツの充実したウェブサイトを設けることをオススメします。

安心して依頼してもらえるようになり、発注率も格段に上がります。

ウェブサイトを作成する際に、必ず入れておきたいのが、以下の3つです。

・プロフィールページ
・作品一覧
・発注方法

更に、プロフィールには、自己紹介、学歴・経歴(イラストのみならず)、作業環境など入れておくとかなり信頼感が増します。

作品一覧には、複数タッチがある場合は、タッチ別に並べたり、お仕事実績がある場合には、その実績も記載して並べたりなど発注者さんが見やすいように工夫して並べることが大事です。

最後に、発注方法も入れておくとどのような流れで、どれくらいの期間で納品できるのか大体予想することができるので、発注する側からしたらかなり助かると思います。

きちんと順序立ててお仕事し、納期に間に合うように作業してくれるだろうという信頼にも繋がるかと思います。

 

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お仕事をいただいてから気を付けたこと

①返信は早すぎるほど早く

お仕事の依頼がきたら必ずその日のうちにお返事するように心がけています。

早く返事をすることで相手に迷惑がかかることは100%ないので、早ければ早いほどいい印象を持っていただけます。

 

②実績作りのための値段交渉はしない

「自分を安売りしない」というルールを決めてはいるのですが、実績作りのためであれば、多少厳しい条件でも交渉なしでお受けすることにしています。

今回、雑誌のお仕事は初めてで、かなり実績にもなる案件でしたので、小さいカット(カラー)2000円が6点、大きいカット(カラー)4000円が2点で納期は約10日という条件でお受けしました。

正直カラーのカットで2000円は業界でも珍しいほど安いと先輩イラストレーターの方に言われました。

でも実績になるし、交渉したら流れる可能性もあったので、交渉せずにお受けしました。

ただ、クライアントさんもかなり厳しい条件なのも重々承知でご連絡いただいていたので、修正はほぼなし、使用期間は1ヶ月のみという条件で緩和していただきました。

結果、凄くお互い気持ちよく取引ができたと思います。

最後に手書きのお手紙もいただいて、とても喜んでいただけたようでした。

とても良い経験ができたので、まだ駆け出しの場合であればそんなに厳しすぎる案件でなく、大きな実績に繋がるようであれば、あまり交渉はせずにお受けするのもありだと思います。

 

③相手が喜ぶ付加価値をつける

依頼されたことを言われた通りにやるのも大切ですが、せっかくなので何か感動を与えるもの、この人にまた頼みたいなと思ってもらえるものを提供することもとても大事にしています。

例えば、納期よりも早く納品したり、修正があった場合、サッと修正して提出する、ラフは複数提出する…など考えると沢山案はでてきます。

沢山付加価値をつけると自分の負担になってしまうので、1つか2つ、何かクライアントさんの心に残るような付加価値を付けてあげるとリピートに繋がりやすくなります。

なので、是非なにか付加価値を自分の「売り」「強み」として売り出してみて下さい。

 

まずは、目標に向けて準備することが大事!

今回の案件は、私がこの記事にあげたことが一つでも欠けていたら依頼が来てなかったかもしれないし、来ていたとしても流れていたかもしれません。

きちんとチャンスが来た時にそのチャンスを掴みとれるように最低限のことは準備しておくべきだなと感じました。

なので準備できることはできる限りやっておくべきだなと思います!

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