イラストを描くプロの現場では、絵を描く前にその絵に必要な資料を集めるのは基本です。
そして、資料を見ながら描くということは描いている対象を観察し、インプットして知識として取り込むこともできるので効率よく上達することができます。(参考記事:画力向上するためには画力を形成する3つの要素を認識する必要がある)
そんなあなたのために資料探しに使える14サイトとオススメ書籍を紹介していきます。
もう絵を描く資料に悩まずにすむはずです!是非参考にしてみてください。
ちなみに、描きたいポーズや構図が思いつかない!って方はこちらも参考になるかもしれません!
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イラストのポーズがおもいつかない原因とは?絵の構図や演出力を高める方法紹介!
また、イラストやデザインのインスピレーションを掻きたてるサイトもまとめてますので合わせてどうぞ!
イラストを描く上で資料の必要性を話したラジオです。作業用BGMで良かったら聞いてください^^
Google画像検索
一応、基本ですからね。
探したいイメージがあればサクッと検索!ググってみましょう。意外と良いイメージが見つかるかも。
類似画像検索や指定した色を使った画像の検索などもできますよ。
検索窓の左側にあるカメラアイコンを使うとテキストではなく画像を使った検索もできますよ!
資料集めの基本はピンタレスト!
Pinterest(ピンタレスト)は、ピンボード風の写真共有ウェブサイトでユーザーはイベント、興味のあること、趣味などテーマ別の画像コレクションを作成し管理することができる。 また、他のピンボードを閲覧して自身のコレクションか「好み」の写真として画像を「リピン」することもできる。
wikiより
自分のアカウントを作って、お気に入りの画像をカテゴリー別に管理できるサイトです。
例えば、「手」というカテゴリーを作っておいて、その後WEB上で手の資料になりそうな画像を見つけたら、それをピンタレストのサイト上に保管していつでも見ることが出来るんです。
あなたオリジナルの資料集がWEB上に作れちゃいます。
他にもお気に入りの作家さんのカテゴリーを作って、そこにお気に入りの絵を集めておく、といった使い方も出来ます。
ピンタレスト内で検索すると、検索ワードに合った他の誰かが保管している画像が検索されます。
誰かが保管した画像ばかりなので、質の高い画像検索ができたりしますよ!
そして、ピンタレストで作ったカテゴリーは非公開にしなければ誰でも閲覧できます。
絵を描く上で参考になりそうなページをいくつか貼っておきますね。
ポーズマニアックス
定番のポーマニです。3Dの人体模型のあらゆるポーズをあらゆる角度で見ることが出来ます。
人物やキャラクターを描く際に重宝します。
顔や手を自分で丁度いい角度にぐりぐり動かして設定できるので、描きたい角度の画像が見つけやすいですね。
また、賛否ありますが30秒ドローイングは個人的には無心で取り組めて結構好きです。
ポーズマニアックスサイト内で提供されているトレーニング方法。
30秒や15秒など限られた時間で次々と切り替わる人体を素描していくトレーニング。一部では
と言われていたりしますが、僕個人的には良いトレーニングだと思います。描き慣れるというか。
髪と形
こちらも3Dで作られたポーズを参考にできるサイト。
「背中合わせで座る」や「抱きつく」など2人組のポーズがあったり、「マント」のはためきを、あらゆる角度から見ることが出来たり痒いところに手が届く資料がたくさんあります。
ポーズに合わせた髪の動き方も再現されていたりします。ライティングも色々な角度から照らしてたりと影の形も参考にできます。
トレースの商用利用もOKでクレジット表記不要なのもありがたいですね。
プロイラストレーターが10年前に描いた絵をリメイクしたビフォーアフターが凄い!
人体デッサンのポーズ集360度
3DCGで作られた人体のポーズをあらゆる角度から見ることが出来るサイト。
正直そんなに操作性は良くない。。ポーマニに慣れちゃうと。。
でも、各ポーズの骨バージョンも見れますので骨格の勉強にもなるかも!
EVERYPIXEL
英語検索すると、あらゆるサイトの画像をAIが解析して最適な画像を表示してくれるサイトです。
検索する上で
- Free & paid:無料画像と有料画像
- Paid only:有料画像のみ
- Free only:無料画像のみ
といった感じでカテゴリー分けできる。
Human Anatomy for Artist
https://www.human-anatomy-for-artist.com/ (男性)
https://www.female-anatomy-for-artist.com/ (女性)
※裸体あり
それぞれ各性別の年齢・人種・体系・髪型など細かく設定して画像検索ができるサイト。
かなりの裸体量なので要注意。
絵を描くモチベーションがあがらない・・・ならこの方法がオススメ!
ANATOMY360
※裸体あり
精巧な3D人体を自由にカスタマイズできるサービスを有償で提供するサイト。
ライティングやカラー、カメラの位置・角度など自由に設定できて、3Dを線画として描写する機能もあるみたいですね。
このサイトには「Free Reference」というカテゴリーがあります。
ユーザーネームとメールアドレスだけ設定して、送られてきたメールのURLから入ると、一部の3D資料画像を無料で見ることが出来ます。
無料画像の一部はこんな感じ。
主にマッチョな男性の裸ポーズ集とパーカーを着た男性のポーズ集といったところ。
GIFで腕を動かした際の肩周りの筋肉の動きをコマアニメで見ることも出来ます。
Figure Drawing References
※裸体あり
男性(MALE)・女性(FEMALE)の資料写真を、PORTRAITS(顔だけ)、FIGURES(全身ポーズ)のカテゴリーで閲覧できるサイトです。
色んな人の顔だけ描きまくりたい!という時はPORTRAITS表示にすることで顔がずらっと出てきますよ!
endless reference channel
こちらはアニメーション制作の資料が豊富なYouTUBEチャンネルです。
歩き方ひとつとっても、元気よく弾むような歩き方や、とぼとぼと悲しそうな歩き方など様々です。
そういった感情やシチュエーションに合わせた人間の動きを横から、正面から見ることが出来る動画がたくさんアップされてます。
アニメーターはもちろん、イラストレーターでも、人間の細かい動きを研究するにはうってつけのチャンネルです!
あがってる動画はこんな感じ。
fineART
※裸体あり
いろいろ資料集。ちょっと探しづらいけど、時々良い写真があったりするので、暇なときに巡回すべし。
拳銃を構える男性やスーツ姿の女性の立ち姿など多種多様。
グーグルマップ
意外とバカにできないグーグルマップ。
背景資料が欲しいときにストリートビューを表示させれば、世界各国あらゆる景色を見ることが出来ます。
ただ、脳内で旅行を楽しんでしまって資料探しが進まなかったりするのが難点。。
男子ポーズドットコム
男性のポーズ集が閲覧できるサイト。しかも全ての写真のトレスが許可されてます。
モデルは運営者の弟さん。ほとばしる兄弟愛!!
「キャラの立ち絵用ポーズ」など漫画やイラストを描く方にとって使いやすいカテゴライズとなっております。
ただ、難点は、やたらサイトが重いということ。。
漫画の資料ドットネット
漫画用の資料画像を購入できるサイト。こちらも購入した素材は全てトレスOK!
セーラー服や、メイド服、スーツ姿の女性各ポーズに加え、背景に使える街や部屋の画像がそれぞれ1,980円で購入できます!
いちから描くのがツライ・・・という方は素材を購入してトレスすることから始めてみてはいかがでしょうか?
PixiVision
お絵描きSNSピクシブが運営するイラスト情報サイト。
ピクシブユーザーがあげている作画資料を閲覧できます!
キャラクターのポーズや手の見せ方など参考にできる資料がたくさんありますよ!
オススメ資料書籍
もともと3Dモデリングの参考資料として書かれた本です。
でも人体についてとても詳しく書かれているので、アナトミー(解剖学)資料お探しの方は是非!!
表情編も新しく発売されるってよ!!
風景はグーグルマップを参考にできても室内は難しい。
そこでオススメしたいのがこちらのシリーズ。
写真資料だけでなく、写真を元に描き起こされた線画も見ることができます。
見ることができるだけでなく、線画データ(レイヤー細かく分かれてる)もCD-ROMに同封されてます!!
個人的にはルーミス先生に大変お世話になりました。が!
なんと著作権が切れているらしく、無料でPDFのダウンロードができちゃうとか!!
シリーズ本を多数買ってきた身としては複雑な心境ですが、間違いなくオススメなので是非ご覧下さい!!
当サイトでは絵を描く上でオススメの書籍のレビュー記事も書いてます。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
こんな変り種の作が資料集もあるようですよ!
理想のポーズ資料を自分で作る方法
すでに脳内にこのポーズを描きたい!っていう理想のポーズがあるんだけど資料サイトを見てもこれ!という資料が見つからない!
そんな時は資料を自分で作ってしまえば良いじゃないですか!!
コチラの記事を参考にしてみてください↓
イラスト資料探しで もう迷わない!思い通りの人体資料を用意できるアイテム紹介!
まとめ
絵を描く上で参考になる資料サイトと書籍をまとめて紹介しました。
資料を見ながら描いた方が確実に上達は早まります!必要な資料がすぐ見つかるようご参考ください!
記事中にも書きましたが、僕はピンタレストを使って細かくカテゴリーわけをして、目に付いた画像を片っ端から保管するようにしています。
いざ描くときに見たい画像をサクッと探せるし、暇なときにボケーっと眺めることも出来るのでオススメですよ!
また、イラスト上達に役立つサイトを紹介してますのでこちらも良かったら見て下さいね!
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無料で絵を上達したきゃここだけ見れば間違いない!イラスト講座サイト4選