初めまして、こんにちは!筆者のAkaneと申します。
この記事をご覧いただいている方は
- 海外進出に興味がある!
- 海外での営業方法を知りたい!
という方がほとんどだと思いますが、本題に入る前に、まず私の経歴を簡単にお話させてください。
私は現在海外のさまざまな土地に拠点を移しながら、フリーランスとしてイラスト制作、グラフィック・ウェブデザインや写真撮影など、複数の職種のお仕事に携わっています。
そのため、イラスト制作の仕事だけをして生計を立てているわけではないのですが、これからもより多くのクライアント会得に乗り出していく予定です!
私が活動拠点を海外に移したのは、数年前に海外の音楽やアートに魅せられてイギリス、ロンドンに滞在したのがきっかけです。
ビザはワーキングホリデー(一定の年齢層のみが取得できる長期滞在ビザで、イギリスでは最長2年の滞在が可能)でしたが、期間中ほぼ英語とグラフィックデザインの学校に通い詰めていたため、ほぼ「留学」でした。
そして当時はフリーランサーではなく、日本でウェブデザイナーとして働いていた時の貯金で生活していました。
ロンドンはイラストレーター、ファッションデザイナー、写真家など、世界中からのクリエイターが集まっている刺激的な場所で、学校や私生活を通じて人とのつながりが自然と増えていきました。
それらのつながりの一部が共同制作などのコラボに発展し、また友人からの紹介などで案件が増えていったことが、私のフリーランサーとしての第一歩の始まりです。
現在は海外クライアントからの案件が半数ほどを締めていて、これらは過去からのつながりと、インターネットを介して得たご縁の両方があります。
自分から働きかけてつかんだキッカケもあれば向こうからやってきたご縁もあり、行動を怠らなければチャンスは無限大に存在すると日頃から感じています。
今回はこれらの私の経験をもとに、海外進出をお考えのイラストレーター方にオススメの営業方法をいくつかご紹介したいと思います。
といっても堅苦しくなく、すぐにでも始められるものばかりなので、ぜひ気軽にトライしてみてください!
ポートフォリオ作成サービスを利用
インターネット上にはクリエイターのためのポートフォリオプラットフォームがたくさんあり、ほとんどは無料で利用できます!
これらを利用すれば、自作のイラストが世界中の多くの人の目に触れることになり、新たなつながりを産む大きなキッカケとなるかもしれません。
今回は必ず登録しておきたい2つのサイトをご紹介します。
Behance
Behanceは各業界のトップクリエイターから趣味のクリエイターまで幅広くの人が利用する、総合オンラインポートフォリオサイトです。
新たな才能を求める世界中の採用担当が閲覧しているので、自分の作品をアピールする大チャンス!より多くの人に見てもらえるよう、カテゴリ設定やタグ設定を駆使して、積極的に働きかけてみましょう。
また、お気に入りのクリエイターをフォローしたりコメントを残したりできるSNSとしての機能も備えていて、デザイン系の仕事情報やユーザー同士の情報交換掲示板もあります。
LinkedInは世界最大規模のオンライン就職・転職サイトです。
アカウントに自分の経歴・職歴を入力して代表的なイラスト作品を掲載すれば、世界中の採用担当がアクセス可能な履歴書(CV)兼ポートフォリオとして機能します。
こちらのSNS機能はビジネス用途に特化していて、自分の出身大学や業種からつながりを検索したり、気になるクライアントを見つけてコンタクトを図ることができます。
また、過去のクライアントや同僚から自分の仕事ぶりにたいする評価文・推薦文を書いてもらえるため、仕事応募の際には信憑性の証明にもなります。
プロフィールを充実させておけば求人担当者から直接スカウトが来ることもあるので、ぜひ登録しておきましょう!
クラウドソーシングを利用
海外にも日本と同じく、膨大な数のクラウドソーシングサイトがあります。
単価が低い案件が多いのはネックですが、クライアントと接触する一番最初のキッカケを得る第一歩として考えると、気軽に始めやすいのが特長です。
こちらはイラストレーターに特にオススメの2つサイトをご紹介します。
Fiverr
自分の提供できるサービスを5ドルの低価格から出店できるFiverrは、「ギグ」と呼ばれる小さなサービスの販売市場です。
500円からサービスを出店できるココナラの海外版とも言えます。
イラストのスキルで提供できる内容は、SNSアイコン制作、似顔絵制作、イメージボード制作など様々です。
サービスの内容・価格ともに自由に設定して販売できるため、アイデア次第では定期的な収入源になり、有益な関係を築けるクライアントと出会えるかもしれません!
Freelancer
Freelancerは世界最大規模の総合クラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングサイトといえば日本ではランサーズやクラウドワークスが有名ですね。
アカウント登録数の数はなんと2億7千人以上!毎日膨大な数のプロジェクトが世界中からアップされています。
利用可能なサービス内容に応じて利用料がかかるので、まずは無料のプランから初めて徐々に実績を築いていくのが良いでしょう。
イラストの案件は小規模なものから大規模なものまで様々です。自分のスタイルに適した案件を選んで、積極的に提案をしてみてください。
外国人の友達を増やす
海外で仕事を得るうえで一番大切なこと、それは人とのつながり=コネクションです。
海外は日本以上にコネがものをいう社会。時にはパソコンを閉じて人と話すことも、大切な営業方法の一つです!
日本にいながら外国人の友達を作れる代表的な場所といえば、国際交流イベントです。
同士がサークルのように集い合えるサイトmeetupを使って、お住いの地域の近くで予定されているイベントを検索してみてください。
オススメはランゲージ・エクスチェンジ(語学交換)。日本語を勉強している外国人と、英語を勉強している日本人がお互いに勉強しあえるイベントです。
でも堅苦しいものではなく、カフェやバーなどでカジュアルに対話する形式が多いので、気軽に参加できますよ。
ここで自己紹介をする際に「フリーランスのイラストレーターで、仕事探してるんだよね〜」といったことをさらりと話してみましょう。心当たりがある場合、誰かを紹介してくれるかもしれません!
SNSを利用する
ちょっとシャイなあなたにはSNSの営業活動がオススメです。
営業をかけたいデザイン会社や好きなイラストレーターのアカウントをフォローして、自分から働きかけてみたり、情報収集を怠らないようにしてみましょう。
イラストレーターにとって一番強力なSNSはInstagramです。
イラスト作品を定期的にアップして、アカウントをポートフォリオとして運営してみましょう。作品に統一性をもたせて関連するタグをきちんと付けることが、注目されるための鍵です!
SNSはメールや電話などの直接営業よりもはるかにとっつきやすく、アカウントからはリアルな人間性をアピールできるため、使い方次第では強力な営業ツールになります。
ブログを運営してリンクすれば、よりいっそう強力な資産になりますよ!
参考>>
実績ゼロからでもイラスト・漫画のお仕事がもらえる「SNS宣伝戦略」
イラスト初心者でも「営業ゼロ」で仕事をもらえるようになる5つの方法
セルフブランディングに使える!インスタのナイスなレイアウト方法6選
英語力について
海外クライアントとは、多くの場合英語でのやりとりになります。
主な連絡手段はメールやSlack、Chatworkなどを通じて行われ、契約書などの書類も全て英語です。
そのため、ビジネスレベルの読み書きができれば大半は問題ありませんが、スカイプなどの通話を通じてプロジェクトを進めたがるクライアントもいるので、高い英語力があればあるほどスムーズに仕事を進められます。
…が、英語力の不足を理由に海外進出に踏み切れないという方、それではもったいないです!
あなたのイラストがクライアントの求めるものにハマっている限り、大切なのは結果なのであって、英語力はそこまで問題ではありません。
勤勉な日本人は世界の多くの人から好印象を持たれています。真摯に対応するように勤めれば、その情熱は相手にもきっと伝わるはずです。
また、英語ネイティブ圏の人は非英語圏の人とやりとりすることに慣れているため、ある程度のミスは大目にみてくれます。
まずは「伝わるところが伝わればいい」くらいの気持ちで望んでみてください!
まとめ
いかがでしたか?海外は敷居が高いと思っている方、全くそんなことはありません。
インターネットが国境を取っ払った今、海外へアクセスする方法は無限とあります。そして、実は身近なところにチャンスが潜んでいたりもするんです。
海外で活躍するようになるためには、常に能動的に行動することがとても大切です。
そして一度海外というフィールドに出れば、日本国内だけとは比べ物にならないほどの大きな可能性を手にする事ができることは、間違いありません!
オン・オフあわせて様々な状況下でネットワークを張り巡らせ、自分にぴったりのチャンスを掴んでみてくださいね。