イラストレーターの仕事

広告漫画制作ってどんな仕事?制作料や獲得方法を紹介!

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たのち
YOUTUBE漫画、広告漫画で生計を立てている絵描きです。 路上で似顔絵を描いたり、イラストを企画展に出品したりもします。
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こんにちは。たのち( @tanochi2020 )と申します。

YouTube漫画 / 広告漫画を描いて、生計を立てている絵描きです。

今回は広告漫画のお仕事について、その仕事内容と報酬などをご紹介します。

個人の体験を踏まえていうと、広告漫画の仕事は

・割と高単価
・慣れれば数日で納品可能

なので漫画家の卵やイラストレーターの方にかなりオススメです!ぜひ読んでいってください。

 

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広告漫画の仕事を獲得した経緯

僕は現在、広告代理店2社とやりとりをさせて頂いております。

1社は、知り合いの紹介でお仕事をもらいました。

もう1社はクラウドソーシング経由で繋がりました!

クラウドソーシングは仕事をしたい人とお願いしたい人をマッチングしてくれるサービス(無料)なので大手であるランサーズクラウドワークスはとりあえず登録しておいて損はないかと思います!

広告漫画制作の仕事内容

僕が請けている広告漫画は2種類の形式があります。

WEB用漫画動画漫画です。

WEB用漫画広告はWEBサイトの記事やLPなどに掲載する漫画です。

案件にもよりますが、スマホで見ていることを想定して縦方向に読んでいく形式も多いです。

動画漫画は、YouTubeやGYAOなどの視聴時に流れる広告動画です。

実写やアニメといった形式ではなく、漫画のコマをテンポよく流していく構成で作られています。

 

広告漫画制作の仕事の流れ

仕事の流れはWEB用漫画も動画漫画も基本は同じです。

  1. シナリオを貰う
  2. ネーム作成
  3. 作画
  4. 納品
  5. 修正(あれば)

といった流れで仕事を進めます。

それぞれ細かく見ていきます。

①シナリオを貰う

商材はダイエットサプリ・除毛クリーム・育毛剤といったものから保険、フィットネスジム、政府から貰える助成金のサポートサービス等、多岐に渡ります。

ストーリーの展開は主人公の悩みやコンプレックスをその商品が解決する!と言う流れが多いです。

(例)
デブでモテない主人公→〇〇〇サプリを飲んで短期間で−20キロ→相手から告白されちゃった!

みたいな感じです。(この例は薬事的に怪しいですが。。)

 

②ネーム作成

シナリオをコマ分けします。決まった形はありませんが、僕はこんな感じで描いてます。

左にイラスト(ラフ絵)、右にテキストです。

シナリオのテキストをこんな感じで移植してます↓

YouTube広告だと全て同じ大きさのコマですが、漫画記事の場合はコマの大きさも意識します↓

僕はネームはアナログで作ってます。

シャーペンを走らせて、テキストもノリとハサミで切り張り。

理由はこちらの方が個人的に早いからです。(自分のやりやすいやり方を模索しましょう!)

全ページスキャンして、クライアント先に送って、チェックしてもらいます。

ここで、このセリフを変更、このコマ大きめに、など注文が入る場合もあります。

ラフって、どこまで描き込めばいいの?といった疑問を持つ方もいるかと思います。

誰が何をしているかがわかれば問題ないと思います。

表情も、喜怒哀楽がわかればいいので、かなりざっくりな絵で描いてます。こんな感じ↓

パソコン見て驚いてる、って分かりますよね?

描きこんだキャラクターデザイン画を別で添付すればクライアントもイメージしやすいです。

キャラクターに関しては「特にイメージないので」と丸投げされるケースもありますが、逆に何歳、髪型はこう、性格はこんな感じでと細かく要望されることもあります。

 

③作画

オリジナルキャラなら問題ないのですが、〇〇のキャラみたいに描いて欲しい!と既存のキャラクターに似せたデザインや作風をクライアント側からリクエストされることもあります。

そういうオーダーの場合は注意してください…!

僕は以前、自身の認識不足により、描いた絵がSNSで炎上しかけました。

それが著作権について勉強し始めるきっかけになりました。

気をつけるに越したことはありません。

こういうオーダーの場合は、あくまでも参考に留めて元絵がわからないようにしましょう。

【制作サイズ】

WEB漫画の場合は

横幅「600~1000px」ぐらい。

サイズが大きすぎると容量が重くなりページの表示速度に関わってきます。

動画漫画の場合は

フルHD(1920px✖ 1080px)の大きさで作ることが一般的です。

用途によって縦型の動画広告もあるので、いずれにしろ制作前にしっかりサイズを確認しましょう。

【枚数】

僕が請ける案件ではWEBも動画もだいたい30~60枚(コマ)くらいのボリュームが多いです。

あまり無いですが10分以上の長尺動画になったりすると1案件で100枚くらい描くこともあります。

 

④納品

JPEG/PNG/PSDあたりの形式で指定されることが多いです。

セリフのみの画像、イラストのみの画像をそれぞれ欲しいと言われた場合は、ファイルを分けて納品してます。

『PNGとJPEGについて』
JPEGの方が軽いと思われ、一般的なようですが、JPEGは保存するたび画像劣化します。
「PNGは高画質だけど重いんでしょ?」という人もいますが、塗り分けがはっきりしたイラストではPNGの方が軽くなります。
実際に納品した絵をJPG/PNG両方で保存し比べてみたところ、PNGの方が圧倒的に軽くなり、JPEGより7割~3割減のサイズになりました。
ただすべてのケースで言えることではないと思うので、ご注意を。指定があれば従いましょう。

またJPEGだと透過できないので、セリフだけの画像やキャラクターのみの画像など書き出す際はPNGである必要があります。
GIFも透過はできますが、塗りの境目がジャギったりして見栄え的に良くないです(容量は軽いですけど)

⑤修正(あれば)

一発OKなところもあれば、ひたすら細かく修正を要望されるところもあります。

修正で多いのはテキストの変更、コマの大きさの変更です。

広告漫画は現在スマホで見る事を想定して作られるケースが多いので、

ファーストビューでこのコマまで見せたい。

ワンスクロールでこのコマまで納めて欲しい。

といったことを非常に細かく指示される事もあります。

細かい修正が重なると、こちらも気落ちしますが、追加料金をもらえる場合も…。

 

広告漫画の制作料は?

僕の場合はだいたい

A社でWEB漫画1本5万~9万円(修正含む)
B社ではWEB漫画・動画漫画関わらず1本5万円(線画のみで5万。カラーだと+3万)

です。

線画のみというのはちょっと特殊なケースかもしれません。

僕は月に10本前後制作していますので月に50万円~60万円ほどの売上になってます。

1枚(コマ)あたり1000~3000円くらいです。

納得できる金額で請け負えるように交渉が必要な場合もあります。

参考>
絶対に損しない!クリエイターの金額交渉術と見積もりの計算方法
イラストレーターの仕事の単価をあげる3つのノウハウとオマケを紹介!

 

広告漫画制作の継続性

僕の場合は継続案件でもらえる仕事と、不定期な仕事とどちらもやっています。

どこかで仕事が切れても大丈夫なように、収入源は複数つくるのが正解と思います。

参考>
イラストレーターが展開できる7つの事業!キャッシュポイントを増やそう

 

広告漫画制作に向いてる人

作業の速い人は向いています。

素早く上げることができれば、広告漫画の仕事は割と高単価だと思うので、オススメです!

何より早いと例外なく喜ばれ、次の案件もきます。修正も即時対応しましょう。

時間をかけすぎてしまうと、時給もどんどん下がっていってしまうので注意。

ただ、自分の絵にこだわりが強すぎる人だと、向かないかもしれません。

なんでも柔軟に対応します!という姿勢で取り組めた方が幅広く請けられます。

以上、広告漫画のお仕事について、紹介しました。

興味を持った人は是非ランサーズクラウドワークスといったクラウドソーシングに登録し、お仕事を探してみてください!


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