イラストレーターの仕事

イラストに専門分野や得意分野を掛け合わせれば仕事の幅が拡がる!実体験も合わせて解説します

独自の強みを持つイラストレーターになる

ABOUT US

H DESIGN
企業でインハウスのインテリアデザイナーとして経験を積んだ後、独立。 都内でデザイン事務所を主宰しながらイラストレーターとしても活動しています。 建築探訪と旅行が好きで、建物のイラストを描くことが多いです。
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はじめまして。フリーランスでイラストレーター・デザイナーをしている H DESIGN と申します。

建築のイラストを描くのが得意です。

建築イラスト
建築イラスト2
建築イラスト3

この記事では、自身の専門分野を存分に活かし、イラストレーターとして付加価値のあるソリューションを提案することが仕事を得る上で重要だということを経験談と合わせて紹介します。

イラスト×〇〇(自分の専門性・得意分野)で売り出すことで、希少性をもたせ、単価を高め収益性をアップすることもできるはずです。

あなたの専門性や得意分野を活かす方法を、この記事を通して探してみてください。

 

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これまでの実績や専門性の整理を行う

私には「建築」や「旅行」というイラスト以外の専門分野・得意分野があります。(大学・大学院では建築デザインを専攻。在学中、バックパッカーで世界一周旅行経験済み)

そして現在、その知識や経験を活かしながらイラスト制作をすることで付加価値のある提案ができています。

まずはイラスト以外で、自分自身の専門性や得意分野を理解しましょう。

それが、あなたの強みになるはずです。

 

得意分野の見える化

  • 自分自身の趣味嗜好
  • これまでの経験
  • 他の人よりも少しだけ詳しく知っていること

など、何でも良いので思いつく限りかき集めることから始めましょう。

旅行、食べ物、映画、スポーツ、経済、芸術等、分野は自由です。

就職活動の際によく行うような自己分析をする感覚で、幼少期の頃まで遡って時系列にリストとして書き出すことにより自身の好みの系統や専門性を目で見て把握しやすくなります。

 

作品集・ポートフォリオサイトづくり

得意分野や専門分野の整理が出来たら、次はそれを効果的に他者にアピールするためのツールを作ります。

建築が好きで旅行も好きなら、旅先での建築のスケッチや風景のイラスト等を多めに配置する等、一目見てそのイラストレーターは何が得意なのかを分かってもらえるポートフォリオが良いです。

様々なテイストで様々なテーマを描けることは素晴らしい能力です。

しかし、その人オリジナルのテイストで専門分野があった方がファンはつきやすく、継続的な仕事につながりやすいはずです。

ポートフォリオはいつでもすぐ見られるように!

いつでも場所を問わず iPad や紙面等で作品集を見せられるようにオフラインのデータ化を行っておくこともオススメです。

ウェブサイトの作成が難しい方はインスタグラム等の SNS 活用することでも良いです。

自身の作品を他者に素早く見せられることは、人脈や仕事を獲得するチャンスを拡げることにおいて重要です。

 

異分野の人と積極的に関わり人脈を拡げる

異分野の専門性を持つ人との積極的な交流は、自分自身の知識や仕事の幅を大きく拡げることにつながります。

 

実社会での人脈作り

まずは現在、既にある人とのつながりを大切にしましょう。

学生時代の友人や親族との関わり等、身近な人との関係は特に重要です。

後ほど詳しく紹介しますが、私は独立後、IT 系の会社を起業した大学時代の友人とビジネスパートナーとなり、初めての仕事を受注することにつながりました。

また、会社員時代のクライアントや学生時代のアルバイト関係等、人とのつながりはできる限り長く続けるよう意識しましょう。

新しく人脈を作るには、大勢の人が集まる企業セミナー等にも足繁く通うことも良いと思います。

同じような志しの人と出会い、チームを組めば1人では困難なことも成し遂げられます。

“その場にいたから”という理由だけで仕事が決まることもありました。

実際の場所に赴いて、人と顔を合わせて話すことが人脈作りにおいて最も大切だと感じています。

 

インターネット上での人脈作り

イラストレーターは SNSでの発信が非常に有効です。

私はイラスト等のビジュアル訴求に強いインスタグラムを活用し、インターネット上での人脈を拡げています。

インスタグラムでは

  • ポートフォリオサイトには載せないような日々の習作
  • 普段のテイストとは異なる実験的なイラスト
  • 自身の専門分野や趣味に関する事柄

を定期的にアップすることを心掛けています。

当然ですが、SNS では年齢、職業、国籍等、様々な人と簡単につながることができ、描いたイラストへの反応もリアルタイムに確認することができるので大変役立っています。

また、SNS には、自身のポートフォリオサイトの URL をプロフィール画面に記載することができるので、フォロワーが増えることで自身のサイトへの流入も見込めるので
運用は非常に有効です。

インスタ運用から仕事に繋がった体験談

開業医の方から待合室に飾るイラストの依頼がありました。

病院の待合室の間取り等の空間要素を考慮したデザインを提案し、無事に納品することができました。

さらに、野菜等の販売をする野外マルシェに、特別イベントとしてイラストブースを出展してほしいといった依頼をインスタグラムを通して受けたこともあります。

SNS を利用していなければ関わることも無かったような様々な人との関係ができるのが醍醐味です。

 

シェアオフィスでの人脈作り

少しハードルは上がりますが、個人で活動する場合、自宅以外でオフィスを構えることも人脈作りで有効です。

私は自宅以外にシェアオフィスで仕事をしており、そのシェアオフィスには若手建築家、グラフィックデザイナー、不動産系のスタートアップ企業等、実に様々な異分野の職業の人が集まっています。

シェアオフィスには談話室のような空間があり、そこで志の高い人との出会いがあります。

同じオフィスの入居者から、その場で直接仕事の依頼を受けることに繋がっています。

 

イラストレーターとして付加価値のある提案を行うために

空間のデザインと壁画や冊子等の DTP デザイン、WEB デザインとイラストの一気通貫のような付加価値のある提案を行うために重要なことについて紹介します。

 

イラスト以外の専門分野を作る

イラスト以外の専門的な知識があれば、必ず付加価値のあるイラストを提案することができます。

そのためには様々なことに興味を持って取り組み、常に最新情報にはアンテナを張っておくことが重要です。

旅行に行った時や食事をしている時、友人と会話している時、テレビを見ている時等、ヒントはどこにでもあります。

 

得意分野のスキルを伸ばす

得意なことがある方や趣味がある方はその分野のスキルを伸ばすことを意識してください。

私は旅行と建築が好きなので、旅先ではいつでも建物のスケッチをたくさん描きます。

自ずとスキルは上がりますし、知識も増えていきます。

また、インテリアコーディネーターや色彩検定の資格も取得しました。

これらを取得することで、提案により説得力をもたせることができています。

 

使えるツールを増やす

もちろん使えなくても仕事をする上で大きな問題はありませんが、3DCG のソフトやビジュアルプログラミングの言語が使えることは他のイラストレーターよりも大きなアドバン
テージであることは間違いないです。

最近では、デジタルサイネージが急速に普及しているので、デジタルデータでの納品や動画データの作成ができれば仕事に直結します。

 

人脈を駆使して異分野の人とコラボレーションする

越境性をもってプロジェクトに臨むと、自分自身の知識や経験が増え、それが強みになります。

また、専門分野を持っていると、会話により拡がりが生まれます。

一見、イラストとは接点が無いような業界でも、関わってみると仕事になりそうなチャンスがたくさん見えてきます。

以前、ウェブデザイナーのプロモーションをする会社の方と会話する機会がありました。

その際にウェブデザインの業界にも変化が必要で、イラストレーターのような自由な発想力が必要だという話を聞きました。

専門分野の異なるメンバーでチームを組むと、感覚の違いから意見の食い違いが生まれることも多いですが、そのような場合でも相互に密なコミュニケーションをとることが出来
れば、今までになかったような新しい提案ができるようになります。

 

イラストからデザインまで一気通貫で提案する

ここでは、専門分野を活かしてイラストからデザインまで一気通貫して提案した私の経験談を紹介いたします。

 

異分野のプロフェッショナルとチームを組む

私は独立後、信頼できる友人に相談しチームを作る等、まずは周りの環境を整えることから始めました。

その友人は IT 業界の大手企業に勤務後、WEB アプリケーション等の調査・開発を行う会社を起業した起業家です。

友人に相談した理由は主に以下の 2 点です。

  1. それぞれが異なる分野のプロフェッショナルで構成されるチームは、新しいものを生み出せると考えたから
  2. 既にパートナーが関係を構築しているコミュニティに参加することで、新たな顧客への営業の手間が省けると考えたから

 

自身の専門分野を活かした提案

パートナーとは、インテリア設計の際にデザイナーとクライアントが情報を共有するための WEB アプリを開発する案件を手がけました。

私の前職のインテリアデザイナーという経験・知識を活用し、アプリの企画段階からプロジェクトに参画し、アプリ内のアイコンやイラストの作成から UI デザインまで一気通貫で行うことができました。

現在は、WEB アプリケーションのサービスとリアルな空間・イラストを関連づけた新しい体験やサービスを複合的に提案出来るようになり、この強みを活かして、仕事の幅を大きく
拡げることに繋がっています。

自身とは異なる分野のプロフェッショナルとパートナーになることで、私のイラストレーターとしての個性や強みを新たに作ることが出来ました。

 

専門分野が無いなら異分野とコラボすべし!

専門分野や得意分野を持っているイラストレーターは仕事を得る上で非常に有利です。

また、自身にイラストレーター以外の専門分野がなくても、異分野のプロフェッショナルとコラボレーションすれば、仕事の幅が拡がり、付加価値のある提案を行うことが可能になります。

たとえ1人では困難なことでも、同じ志を共有できるチームを組めばほとんどのことは成し遂げられます。

様々な知識、経験、人脈等を全て大切に活用し、実績を積み重ねていけば自ずと仕事はついてきますよ!




 

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