私はココナラでイラスト制作のスキルを出品しており、イラスト部門ランキング1位を獲得した経験があります。
ココナラで快適にお仕事をするには、お客様との関係性を良好に保ち、気持ちよくやり取りできるようにすることが重要です。
しかし、私も始めたころは、修正が多くてスムーズに進行できない時が多々ありました。
お客様とのすれ違いでストレスを溜めることもしょっちゅう…。
でも経験を積むことで個人のお客様とのやりとりのコツを掴めるようになりました!
企業の案件を請け負ったりもするなかで”伝え方”や”スムーズな進行の仕方”を学ぶこともできました。
それらを活かしてココナラで個人のお客様ともスムーズにやり取りできるようになりました。
この記事では、個人のお客様が多く、トラブルが起きがちなココナラで、「自分にとって理想的なお客様を引き寄せ、トラブルを防ぐやり取りの方法」をご紹介します。
理想的なお客様を引き寄せる方法
自分が「どんな人」と仕事をし、「どんな関係性を築きたいか」考える
あなたはどんなお客様とお仕事をしたいですか?
具体的に考えられるところまで妄想してみてください!私の場合、
- 言葉が丁寧で褒め上手
- 単発ではなく、長期的にお付き合いしたい
- 時には遠慮なく言いたいことを言い合える
そんな人がお客様だといいなーと考えました。
このお客様が興味を持ちそうな出品情報を書いてみましょう。
- 丁寧なやり取りを心がけています
- 継続的な発注は割引致します
- しっかりご相談し、お互いが納得するまで進行致しません
- やり取りしたお客様とは、長くお付き合いできるような関係性を築きたいと思っています
ターゲットとなるお客様に刺さるような記述をする。これが理想の顧客を得る第一歩となります。
また、文章や売り出し方に特徴が出てくるため、他の出品者と差別化もできます。
出品情報に「こんな方にはお勧めしません」というNGなお客様像を書いてしまう!
更に理想的なお客様を引き寄せるため、自分が望まないお客様には立ち去ってもらいましょう。
自分が苦手な絵を依頼されたり、望んでいないようなスケジュールで進行するのは苦痛ですよね。
結果クオリティの低いイラストを納品してしまいお互いに不幸になる…ということを避けるためにも、
- 萌え絵は描けません
- ご依頼から納品まで5営業日~かかります
と注意書きをしておくことで自分にとっての苦痛な依頼を遠ざけることに繋がります。
依頼数は落ちるかもしれませんが、ひっきりなしに入ってくる苦痛な依頼より、時々入ってくる嬉しい依頼に時間を割くことができるようになります!
値段を安くしすぎない
値段を安く設定すれば問い合わせは多くなりますが、いい加減なお客様も多くなります。
最初のうちは顧客獲得・認知のために安くしたり無料キャンペーンを打つのも良いですが、段々件数をこなしてきたら値段を上げることも検討してみてください。
私は最初、一枚3,000円で安く請け負っていたのですが、今は一枚50,000円で承っています。
「高くてもあなたに頼みたい!」
「クオリティの高いイラストが欲しい!」
そういう熱量のあるお客様が多く購入してくれるようになり、やりがいが上がったので、価格を上げて正解でした。
あとは、値段が高ければモチベーションが上がるのも大きなメリットですね!
個人依頼トラブルの対策
ここからは今まで私が経験した個人依頼のトラブルと具体的な対策をご紹介します。
内容がふわっとした依頼
イメージが固まっていないお客様は、後から何回も修正がかかり工数が多くなりがちです。
依頼内容がふわっとしている場合は要注意!
対策:制作前のヒアリングをしっかりする。ヒアリングシートを作ると効果的。
制作に入る前にイメージを相談し、固めておくと修正がぐっと減ります。
確実に聞いておきたいことをまとめたヒアリングシートを作っておくとヒアリング漏れ対策にもなります。
お任せパターン
要求が少なく、お任せしてくるお客様は、遠慮して要求を我慢している場合があります。(後から怒りをぶつけられた時がありました…。)
対策:工程ごとに確認する
私の場合、「これぐらい言わなくてもわかるだろう」とお互いに思っていた事が食い違っていたのが問題でした。
我慢させず、忌憚ない意見をもらえるように「気になる点はないですか?」とラフや線画段階など工程ごとに伺うようにしています。
事前に彩色後の修正は難しい、ということも伝えておけば、ラフの段階で注意深く見てもらえます。
自分勝手に進めてしまう
いつのまにかお客様の要望そっちのけで自分勝手な方向性に進んでしまうことはありませんか?
お客様が「こうしたい」と意見をくれても「こっちの方が良くなる!」と我を貫いて描き進めてしまうとトラブルの元です。
対策:修正内容などしっかり伺う。こっちの方が良くなる!と思ったなら、その理由をちゃんと伝えて提案してみる
デッサンの狂いや手癖など、自分では気づきにくいこともあります。
自分本位にならずに、しっかりお客様の意見を捉えることで結果的にいい作品ができる場合が多いです。
愚痴っていてもはじまらない!
Twitterなどで、「こんなひどいお客(イラストレーター)がいた!」なんて晒しているのをよく見かけます。
怒りが溜まった時はまず一呼吸置きましょう。
安易に被害者面せずに、トラブルを引き寄せた自分の行為・言動を見直し、自分が快適に仕事ができるように行動してみるのが、今後の活動にもプラスになるはずです!