イラストレーターの集客

営業しなくても依頼されるイラストレーターのアイドマの法則って知ってる?

イラストレーターのAIDMA戦略

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カスダタツヤ
フリーランスのイラストレーター・アニメーター・漫画家。企画から参画できるクリエイター。妻と娘と犬を幸せにするために今日もがんばるパパであり、当サイトの編集長でもある。現役バスケットプレイヤーで筋トレ熱も再燃中!あと投資話も好き。お金大好き。
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イラストレーターとして活動してるけど、なかなか依頼が来ない・・・

ムリヤリ営業するのではなくて、是非描いてほしい!って依頼を請けたい・・・

そんなふうに考えているあなたに是非知ってほしいのがアイドマの法則です!

これを理解し実行できれば自ら営業をしなくても、お客さんの方から是非あなたに!と依頼されるようになるはずです。

実例も出しつつ詳しく解説していきますね。

 

 

初心者イラストレーターがいっさい営業せずに仕事を獲得した方法とは?

 

 

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アイドマの法則とは?

まず、聞きなれないこのアイドマという言葉についてご紹介します。

アイドマとは、消費者が製品を認知してから購入するまでの心理状況の変化を段階ごとに分類した”購買プロセス”を表した言葉です。

・・・よくわかりませんよね^^;

例えばあなたが何かモノを買うときの事を考えてみてください・・・。

広告か人づてで製品のことを知り、「へーそんなのがあるんだ便利そう」なんて思ったりしますよね。(・・・①)

そして、しばらくしてテレビでその製品が紹介されているのを目撃します。

人気の女優さんなんかが「これ、とっても便利なんですよー」とか言ってオススメしてます。(・・・②)

気になったあなたは、その製品についてネットで検索し始めますね。ホームページを見て製品情報をあらためて確認してみたり、クチコミサイトを覗いてみたり。(・・・③)

この時点でちょっと欲しいなぁと思っているはずです。でもちょっと高いし・・・今はやめておこうとサイトを閉じます。

以降、その製品に対する情報が気になり始めます。(・・・④)

「へー、あの人も使ってるんだ」

「あ、新色でてる!」

そしてまた時が経ち、セールの時期になりました。

あの製品も割り引かれてるに違いない・・・!なんと20%OFFで購入できるそうです。もう迷いはありません!即購入!(・・・⑤)

 

いかがですか?なんとなく身に覚えがありませんか?

実はこれこそアイドマの表す購買に向けた心理状況の変化なのです!それは

  1. Attention(認知)・・・ 製品の存在を知る
  2. Interest(興味)・・・製品に興味をもつ
  3. Desire(欲求)・・・製品を欲しいと思う
  4. Memory(記憶)・・・製品を思い出す
  5. Action(行動)・・・製品を購入する

です。

アイドマとはこの各プロセスの頭文字をとったAIDMAからきているんですよ。

上の例文の各所に振られた番号とこのAIDMAの番号はリンクしています。それぞれ詳しく解説していきましょう。

 

①Attention(認知)

広告か人づてで製品のことを知り、「へーそんなのがあるんだ便利そう」なんて思ったりしますよね。(・・・①)

まずはその製品を知らなければ購入まで至りません。

何よりまず先に「認知」します。

テレビやWEBの広告で知ったり、友人知人から聞いたりして認知することが多いでしょう。

 

②Interest(興味)

人気の女優さんなんかが「これ、とっても便利なんですよー」とか言ってオススメしてます。(・・・②)

認知した製品に「興味」を持つ段階です。

各所で紹介されていたり、自分の好きな芸能人が広告していたりすると気になりますよね。

この時点ではまだ買うとか買わないとか考えていないかもしれませんが「どんなもんだろ?」と軽く気にしている状態です。

 

③Desire(欲求)

気になったあなたは、その製品についてネットで検索し始めますね。ホームページを見て製品情報をあらためて確認してみたり、クチコミサイトを覗いてみたり。(・・・③)

自ら進んで製品に対して調べたりするうちに、その製品に魅了されて「欲しい!」と思っている段階です。

この時点で購入する人もいますが、高価なものだったりすると一旦考え直そうとする人も多いですね。

でも、お金に余裕があってすぐそこに製品があるのであれば、購入してしまう段階です。

 

④Memory(記憶)

以降、その製品に対する情報が気になり始めます。(・・・④)

一度欲しいと思ってしまった製品を思い出す段階です。

その製品に対するアンテナがビンビンな状態なので、ニュースで見かけたりCMで見かけたりする度に思い出してしまいます。

 

⑤Action(行動)

あの製品も割り引かれてるに違いない・・・!なんと20%OFFで購入できるそうです。もう迷いはありません!即購入!(・・・⑤)

あとは、何かのきっかけで少し背中を押されるだけでポンッと購入してしまいます。

 

これがアイドマ(AIDMA)の法則です。

もともとは1920年代にアメリカの経済学者ローランド・ホールが提唱したのが始まりで、以降100年に渡って研究されてきた法則です。

消費者に売り込むのではなくて、買いたい!と思わせるマーケティング戦略と言われています。

さて、前置きが長くなりましたが、これを上手く使うことでイラストレーターも営業主体から依頼主体に移行することができるようになります。

ここからはイラストレーターのアイドマ戦略を書いていきます。

 

 

営業が苦手なイラストレーターでもトライできる営業方法って・・・

 

 

イラストレーターのアイドマ戦略

イラストレーターにとって製品は「イラスト」になりますよね。

例として以下の架空のイラストレーターさんがアイドマ戦略を始めるという内容で解説していきたいと思います。

イラストレイタイラスト レイ太

子供向けの可愛いイラストを得意とするイラストレーター。
児童書や教材、子供向けのサイトなどに絵を描きたいと思っている。

イラスト レイ太
よーし!アイドマ戦略で依頼が絶えないイラストレーターになるぞ!!

 

 

子供向けの絵を描くイラストレーターの私がしてきた営業方法教えます!

 

 

準備

まずは自身のポートフォリオサイトを準備しましょう。

必ずブログ機能がついたもので作成してくださいね!

作品を掲載できたら、ブログの記事を執筆していきます。

イラスト レイ太
ブログかぁ。とりあえず今日ランチで食べたパスタの写真と感想を書いとこうっと

これはダメですよ!!

ブログに書く内容はあなたが描きたいイラストに関連するお役立ち方法にしましょう。例えば

  • 可愛いイラストの効果的な活用方法
  • 可愛いイラストを得意とするイラストレーターまとめ
  • ジャンル別可愛いイラスト紹介

など。

目的としてはあなたが描きたいジャンルのイラストを求めている人(編集者さんやデザイナーさん)がネットで検索したときにブログ記事をヒットさせて、あなたと接触をもたせることです。

記事数はとにかく多いに越したことはありません。

できれば日課で書き続けられるようにしましょう。

ひとつひとつの記事があなたを売り込む営業マンになってくれます。

 

①Attention(認知):記事を拡散する段階

書いた記事をネット上に拡散させましょう。

もちろんブログ記事として投稿した時点で広く公開はされているのですが、アクセスが無ければ認知されることはありません。

SNSを活用することで直接フォロワーやその周囲の人間に記事の存在を広めることができます。

中には「ちょうどこういう情報を知りたかったんだよね!」とあなたの記事を評価してくれたり学んでくれる人もでてくるはずです。

イラスト レイ太
うーん。でもこんなんでイラストの依頼に繋がるのかな~?

まずは認知させることが最優先!

いきなりセールスをしても成約率は低いものです。

アイドマ戦略は即効性はあまりありませんが、顧客と強い結びつきを築くことができるようになります。

 

②Interest(興味):あなたのイラストを気にしてもらう段階

イラスト レイ太
僕が描きたい”可愛い子供向けイラスト”に関連する記事を書き続けていたら100記事越えたぞ!

たくさん記事を書いてSNSで拡散し続けることで、その情報に興味がある人を引き寄せることができるようになります。

「可愛いイラストに関する情報ならイラスト レイ太さんが詳しいよ!」

となれれば、しめたものです。勝手に記事も拡散されるようになりどんどんあなたのブログへのアクセスは増えていくでしょう。

その中には「イラスト レイ太さんが描く絵も可愛いよね!」という人も出てきます。

ブログとポートフォリオを同じサイト内で運営することで、ブログ記事目当てで集まった人たちに自然とアプローチすることができるのです。

顧客となりうるデザイナーさんや編集者さんも、何度かあなたの記事を目にすることで

「今度可愛い系のイラスト案件が出たら、イラスト レイ太さんのサイト見にいってみよう」

と気にとどめ始めます。

 

③Desire(欲求):あなたに描いて欲しい!と思われる段階

そして、いざ”可愛いイラスト”が必要な段階になって、まっさきにイラスト レイ太のことを思い出すようになります。

中には「これまでイラスト レイ太さんのブログでたくさん勉強させてもらった(楽しませてもらった)ので一緒にお仕事したいです!」と思う人もいるかもしれません。

ギブ & テイクという言葉がありますが、ネット上でギブしまくることで、いずれテイクが返ってくるという認識を持ちましょう。

 

④Memory(記憶)⑤Action(行動):〇〇系のイラストなら、あの人と認識してもらう段階

基本的には記事の生産と拡散を繰り返すことです。

記事からギャラリーページへ誘導できる導線も整理しておくといいでしょう。

イラスト レイ太
子供向けのイラストレーターとして認知され始めたぞ!

そうなればもう営業をかけなくても仕事がひっきりなしに舞い込んでくるはずです。

 

 

イラストレーターのブログ集客に欠かせないテクニックとは・・・

 

 

作品だけ掲載したサイトでは人は来ない

クリエイターの方のホームページで多いのが作品だけ掲載されているパターンのサイトです。

それでは、あなたのことを知っている人しかアクセスすることができません。そのサイトを知る由も無いからです。

結局自ら営業に赴いて名刺交換して、「このURLが私のサイトなので良かったら見に来てください!」なんてひとこと添えて見てもらう・・・となってしまうので効率的ではありません。

人を呼び込むためには情報を発信して、それをエサに(と言ったら言葉が悪いですが)囲い込むのが有効です。

 

イラストレーターがポートフォリオ兼ブログサイトを作ると得する5つの理由

 

営業しなくても依頼されるイラストレーターになるために

仕事をどんどん依頼されるためにアイドマ戦略はかなり効果的です。

ただ、基盤を整えるために時間がかかるのも事実です。

営業ツールとしてのブログをコツコツと積み上げていき、食いっぱぐれないイラストレーターになれるよう準備しておきましょう!

 

 

イラストレーターにはこんなに稼ぎ方があるんだ!