はじめまして、イラストレーターをしております。msy.(@maru_maruer)と申します。
今はイラストレーターとして働いてますが、前職では営業をしていました。
当時は毎日100件以上のテレアポ(=営業電話)をかける日々でした。
営業に慣れてない方にとってはテレアポって恐いですよね。
私も最初は非常に恐いイメージを持ってました。
しかし今ではイラストレーターとしての営業はテレアポをメインで行っております。
なぜならテレアポは効率的かつ効果も非常に大きい営業方法だからです。
この記事では営業部内でMVPを獲得した経験もある私が
- テレアポ営業のやり方
- テレアポ営業のテクニック
についてお伝えします。
この記事を読んだあなたがテレアポへの抵抗がなくなり仕事へつなげられるようになれば嬉しいです!
そもそもテレアポとは?
テレアポとは電話営業のことです。
自分のイラストを欲している企業や事務所に直接電話をかけて、
「私、こんなイラストが得意なんですよ!ぜひ一度お話して直接絵を見てくれませんか?」
と営業します。
担当者と会うことができなくても、ポートフォリオを送るように指示され、そこから仕事に繋がる可能性もあるのでとにかく行動してみることが大事です!
テレアポ営業のメリット・デメリット
メリット
- 効率的にアプローチできる
- 相手の需要をその場で確認できる
デメリット
- 最初に電話をかける時勇気がいる
テレアポの大きなメリットはとにかく効率と費用面です。
テレアポ営業は1日で50件近くの企業にアプローチできます。
初めての方でも1時間あれば5件はアプローチできると思います。
営業はとにかくたくさんの人にイラストを見てもらうことが大事です。
そのため、多くの人にアプローチできるテレアポはイラストレーターに合った営業方法だと言えます。
電話代しかかからないので費用面でもお得です!
そして
- 現在イラストレーターを欲しているのか
- どんなイラストレーターであれば仕事を依頼したいのか
など相手の需要を確認しながらアプローチすることができます。
デメリットとしては「最初に電話かけるときに勇気がいる」ところですね。
これは大半の方が感じる壁だと思います。
でも最初さえ突破してしまえば、慣れてくるので数をこなすことが大切です。
テレアポ営業のやりかた
それでは具体的なテレアポの方法について書いていきます。
テレアポの方法は人それぞれです。ここでは私がどのようにテレアポしているか解説していきます。
①テレアポする企業をリストアップする
まず、最初にすべきことはイラストレーターを必要としている企業を探すことです。
イラストレーターを必要としていない企業にアプローチしても意味がありません。
一般的にイラストレーターを必要としている企業と言えば
この辺りが王道でしょう。
需要がありそうな企業をリストアップしていきます。
リストアップの方法として私がオススメしたいのはGoogleのスプレッドシートです。
機能的には、ほぼエクセルで、macでもwindowsでも使えますし無料です!
リストを見やすく管理できます。こんな感じです。
左から
- 会社名
- 電話番号
- メールアドレス
- 市区町村
- 住所
- 書籍
- 電話かけたか
- 反応
- ポートフォリオを送ったか
を記載しています。
◆アポをいただけた企業の列は青色に変更
◆リストアップしたもののイラストレーターを必要としていない、閉業しているという場合は灰色に変更
しています。
リストから削除しないのは誤って2度リストアップして何度もアプローチしてしまうのを防ぐためです。
このように分けることでサクサクと電話をかけていくことができますし、エリアごとに絞ることもできます。
②情報の確認
リストアップが完了したら電話をかける前にその企業がどんなものを制作しているか確認します。
たとえば婦人系の雑誌を制作しているとか、IT系の情報誌を制作しているなど企業の情報を集めます。
その情報からこの企業へはどんな話をしようか頭の中で練ります。
婦人系の雑誌を担当しているデザイン会社なら
「30代〜40代の女性をターゲットにしたイラストを得意としております。」
「雑誌を拝見させていただいて絵柄が合うと思ったのでご連絡させていただきました」
など相手が興味を惹きそうな内容を考えてトークスクリプトを練ります。
「御社だから連絡しました!」
という特別感があると相手に喜ばれますし、興味も持ってもらえます。
そして忘れちゃいけないのがスケジュール確認です。
いざアポが取れた時に、自分のスケジュールを把握していないと、確認に時間がかかり相手を待たせてしまいます。
自分のスケジュールも把握できてないこの人に仕事をお願いしても大丈夫だろうか…
と会う前から相手に不信感をいだかせてしまうことになります。
そうならないためにも自分のスケジュールを電話をかける前に確認しておきスムーズな日程の提案ができるように準備しておきましょう。
③後はかけるだけ!!
ここまで準備が出来たらあとはかけるだけです!!
最初は恐いと思います!私もそうでした!
私もたくさん失敗しました。笑
電話をかけてから何話したらいいか分からなくなっちゃって、わけのわからない情報を伝えて切ってしまう。
興味をもってくれたのにスケジュール確認していなかったせいで相手を待たせたあげく、提案した日程にはもともと予定がはいっていて…また電話をかけて再度日程を設定していただくなど。。
たくさん失敗しました。
でも安心してください。
別に失敗しても死なないです。
誰からも嫌われないです。
何も損することはないです。
強いて言うならその時恥ずかしいだけです。
電話受けた相手もそんな失敗のことなんてすぐ忘れます。
なんなら電話を受けたことも忘れますし、誰から電話されたかなんて絶対に覚えてないです!
それに、失敗したからといって〇〇さんって人から電話がきてすごいヘタクソだったのSNS覗いてみよ。。
ってなったらむしろラッキーじゃないですか?
興味持ってもらえてるんですよ。
イラスト見てもらうと言う目的は達成されています!!
むしろ恐いのは、挑戦しないこと。
行動しないから企業に知ってもらえず仕事もないまま。
そっちのほうが嫌じゃないですか!?
だったら電話かけましょう!
たくさん失敗しましょう!
仕事を獲得する第一歩は自分のことを知ってもらうことです。
テレアポ小技集
最後にテレアポをするときに使える小技集を書きます。
営業することが特別上手でない私が営業部内でMVPを取った理由は誰よりもテレアポをしたからです。
そんな私がテレアポする中で感じた、楽にテレアポをする方法・アポを取るためのトークテクニックなど紹介します。
マインドを切り替える
まずは気持ちの持ち方です。
マインド一つでテレアポがすっごい楽になりますし相手にも好印象を残すことができます。
そのマインドとは
「自分は電話好きで営業電話が得意!!」
だと思い込むことです!!
自分は営業苦手なんだよね。。
電話かけたくないわ。。
絶対無理。。
って思いながら電話をかけても良い成果は出ません。
なぜなら、その気持ちは電話でもちゃんと相手に伝わるからです。
電話をかけるときは「自分は天才営業マンだ」と思い込んでください。
これをするだけで話ぶりや意欲が全然違ってきます。
笑顔で話す
実は、声色は表情に連動します。
困っている顔をしながら話をすると不安そうな声色になります。
怒った顔をしながら話をすると、声を荒げているように聞こえます。
不安そうな声の人や怒ってそうな声の人から電話を受けて、その人と会いたいと思いますか?
テレアポをするときはめっちゃ笑顔で話してください!
すると相手に活きいきしているような印象を与えることができますし自分も楽しくなってきます。
電話越しでも表情って大事なんです!
心理的ストレスを減らす目標設定
最初はアポイントを取ることを目標にするよりも電話に慣れるために「質より量」を重視することをオススメします。
まずはとにかく数をこなし電話をかけることに慣れましょう!
最初は「断られること」を目標にしてください。
断られることを目標にすることで心理的ストレスはかなり下がりますし、アポを取らないといけないというプレッシャーから解放され、より気楽にテレアポできます。
とにかく名前を聞く!
テレアポをして担当者に繋いでもらおうと思っても
- 離席中です
- 会議中で席を外してます
- 外に出ていて何時に戻るかわかりません
などとかわされ、担当者まで繋いでもらえないことが結構あります。
その時は、
「ではまた改めます。担当の方のお名前を伺えますでしょうか?」
と電話を切る前に担当者の名前を聞くようにしましょう。
名前を知っておけば次回電話したときに
「はじめまして、イラストレーターのmsy.です。●●さんはいらっしゃいますか?」
と伝えると、既に仕事をしている関係だと思われ、繋いでもらいやすくなります。
近くまで行く用事があって…
最後にお勧めする小技が「近くまで行く用事があるのでお伺いさせていただいていいですか」作戦です。
これは非常にアポ提案しやすくなります。
「実は○月○日に近くまで行く用事がありまして…もしご迷惑でなければお伺いしてもいいですか?」
この聞き方は非常に使えます。
ここぞという時に試してみてください。
テレアポ営業を恐れないで!
最初は恐いテレアポですが慣れてしまえば効率的に営業を行えるようになります。
ちなみに以前、とある企業さんにお伺いしたときに
「正直、イラストレーターの営業って迷惑ですか?」
とお伺いすると、
「仕事を外部に依頼したいときに選択肢が増えることはクオリティの向上につながるし、情報交換もできるので非常にありがたい。」
とおっしゃっていました。
まずは行動してみましょう!
そしたら何か変わるかもしれません。
一緒に頑張りましょう。