この記事ではイラストレーターのお金に関する情報をまとめていきます。
クリエイター気質の方ほどお金に興味がないという人も多いでしょう。
でもお金は重要です!
お金がなければ豊かな生活を送ることはできませんし、自由に創作することもできません。
お金に余裕があれば、やりたい仕事だけ請けることもできるようになります。
あなたが描きたい絵を描く仕事だけを請けたり、自分の表現活動を自由に行ったりするためには、お金が必要なのです。
イラストレーターの給料・年収
会社員イラストレーター
転職サイトDUDAが2017年~2018年の間で調査した情報によると、企業勤めのグラフィックデザイナー / イラストレーターの平均年収は337万円(生涯賃金:1億6553万円)でした。
ちなみに男性の平均が368万円。女性の平均が318万円。
世代別で言うと
- 20代平均:297万円
- 30代平均:361万円
- 40代平均:388万円
- 50代平均:~418万円
という感じです。
これは例えば営業職の平均444万円(生涯賃金:2億5173万円)や企画職の平均510万円(生涯賃金:2億6609万円)と比べてもかなり低い数値です。
イラストレーター職は他職業と比べて平均収入は低いです。
参考:doda
会社員イラストレーターの給料の上げ方についてはこちらの記事を参考にしてください。
イラストレーターだった僕が年収をあげるために実践した3つのステップ
会社員イラストレーターが給料を上げるための方法を3ステップで解説しています。実践済みの方法ですよ!
フリーランスイラストレーター
また日本イラストレーター協会(JILLA)が2006年に調査したフリーランスイラストレーターを対象とした前年度の売上額がいくらだったかのアンケートによると・・・
- 100万円未満:52.5%
- 100万~200万円未満:24.6%
- 200万~350万円未満:13.1%
- 350万~500万円未満:5.7%
- 500万~800万円未満:1.6%
- 800万円~:2.5%
という結果だったそうです。7割以上の方の手取りが200万円未満だったということ。
でもフリーランスは働けば働いただけ年収を上げることができますので、稼いでいる人は相当稼いでいます。
同時に、自由な勤務形態であり、イラストレーターという仕事が主婦(夫)が家事育児の合間にする仕事として人気なこともあり、実際の平均値は算出し難いのが現実です。(いろんなスタイルの人がいるので金額にバラつきがある)
とはいえ、アンケート結果などからイラストレーター業は稼げない仕事だと言われています。
でも実は儲かるビジネスの原則に割と合ってたりするんですよ。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
フリーランスイラストレーターは儲からない?実はそれは嘘!
稼げないと言われているイラストレーター業。でも実は儲かるビジネスモデルでもあるんです!その理由とは?
イラスト金額の決め方
個人で仕事を請け負うと、見積もりを求められるようになります。
「このイラストカットを描いてほしいのですが、制作費はいくらですか?」
という質問ですね。
もともと原価がかからない仕事ですし、制作費というのは言い値でしかありません(正確には制作用のPCやタブレット、アプリ使用料などが入っていますが)。
あなたが1万円、と言えば1万円の仕事になりますし、1,000円と言えば1,000円の仕事となります。
あまり高い金額を要求しても「今回は予算が合わなかったので…」と振られてしまいかねないけど、安く受注しても嬉しくない…。
というか、そもそもいくらが高くて、いくらが安いのか分からない!!
と思う人も多いです。
そこで提案したいのが、自分の時給を算出してかかる工数で見積もる方法です。詳しくはこちらをご覧ください。
絶対に損しない!クリエイターの金額交渉術と見積もりの計算方法
自分の仕事にいくらの値段をつけたらいいか分からないクリエイターに捧げる、天才交渉人・ゴリの損しない金額交渉術とは?
もうちょっと砕けた感じで考えたいという方はこちらの記事が参考になるはずです。
イラストの価格はどう決める?値段の付け方のコツ6つ教えます!
初心者向け!制作したイラストの値段の決め方を6つのポイントで教えます!
ただ、時給換算で考えるのは良くないという意見もあります。
ここでは分かりやすいように時給換算の方法を提案していますので、見積もりに慣れてきたら自分の感覚やルールに則って金額を提示してみてください!
また、金額を提示すると値切り交渉をされることもあります。
「もう少し安くお願いできれば依頼したいのですが…」
「予算オーバーになってしまうので、もう少し安くお願いできたら…」
なんて言われます。そもそも予算が決まってるなら先にそれを提示してくれよ!!と言いたくもなりますが…
こんな時、安易に値下げするのはよろしくありません。
値下げする代わりに、こちらのメリットとなる何かを交渉してみましょう。
これができるか否かでイラストレーターとしてのレベルが大きく変わります。
では、どんな交渉ができるのか?詳しくはこちらの記事をご覧ください。
イラストレーターが値引きするのはどんな時?安易な値引きは超危険!
安易な値引きは自分のブランドを失墜してしまう危険性があります。安い仕事しか請けられなくなったらきついですよ~!
お金の管理方法
フリーランスはもちろん、副業でイラストレーターをされている方も、お金の管理についてしっかり考えておいたほうがいいです。
- 仕事用の銀行口座を開設する
- 仕事用のクレジットカードをつくる
この2つはマストでやっておいたほうがいいです。
仕事とプライベートを分けてお金を管理したほうが確定申告など超絶楽になるからです。
仕事用クレジットカードで購入したものはすべて経費で落とすことができるので管理しやすいですよね。
口座も仕事用を分けることで、お金の流れが見やすくなります。
仕事用口座からプライベート用口座へ、自分で決めた額の生活費を毎月自動振り込みにしておくと給料が振り込まれてくる感覚と同じになります。
で、口座とクレジットカードを紐づけて、freeeなどの会計ソフトで管理しておくのがベストです!
イラストレーターとして独立・副業するならfreeeに会計を任せれば確定申告も楽チン!
フリーランスや副業イラストレーターはfreeeでお金を管理しよう!freeeについて解説します!
ちなみにfreeeだと見積書や請求書もサクサクっと作れちゃいます。
イラストレーターの稼ぎ方
稼げるイラストレーターになるための役立つ記事をご紹介します。
会社員イラストレーターの場合
現在、会社員で年収を上げたいということであれば
- 管理職にあがる
- 副業をする
- 転職をする
という選択肢があります。
また、独立することでメチャクチャ稼ぐことができたり。。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
会社員イラストレーターの平均年収は?年収を上げる戦略を一挙公開!
会社勤めのイラストレーターが年収を上げるためにはどうしたらいいか!?4つの戦略を提案します!
フリーランスイラストレーターの場合
独立してフリーのイラストレーターになれば、仕事をしたらした分だけ稼ぐことができます。
しかし、仕事がなければ無収入となります。
仕事の獲得方法から単価の上げ方、収益源の増やし方などフリーで稼ぐために役立つ記事をこちらにまとめています。
稼げるフリーランスイラストレーターになるための戦略まとめ
単価の上げ方や収益源の拡大、ブランディング方法など稼ぐために必要な戦略をまとめました。