イラストレーターのポートフォリオサイトを見ていると結構エンターページを設けてる方が多いなと思いました。
エンターページってのはこういうやつですね。
制作実績やギャラリー、ブログなどのコンテンツページに入る前に1枚挟まれている玄関のようなページ。
往々にして「〇〇のWEBサイトへようこそ!」というような文言とバーンと貼られた1枚絵。その下に「Enter」「入り口はこちら」などのリンクが貼られているだけです。
ぶっちゃけこれって必要ですか?
絶対に不要だと思うんですね。その理由を書いていきたいと思います。
WEBで集客したいクリエイターにとって、これは凄い武器だぞ・・・
エンターページ不要な理由
①ユーザビリティの欠如
そもそもWEBサイトっていかに少ないクリック(タップ)で目的の情報に辿り着けるようにするかが重要なんです。
なのに、何の意味も持たない玄関ページを設置することでユーザーは無意味なクリック(タップ)を1回多く強制されてしまいます。
エンターページから中に入ると更に
- 制作実績
- プロフィール
- ギャラリー
- ブログ
- お問い合わせ
などコンテンツが並んでいる。もう一回クリックしないと見たい情報ページに進むことができない・・・。
人によっては、もう面倒くさい!と思ってその先に進まないで帰っていってしまうかもしれません。
1回クリックが増えたくらいでそんなに問題ないでしょう!と思われているのであれば考えを改めるべきです。
人はページを開いて2~3秒程度でそのページを見るか否か決めます。
パッと見て自分が欲しい情報がなさそうだったり見づらかったりするとすぐページを閉じてしまうのです。
あなたにも経験がありませんか?
そのため、いかに少ないクリック(タップ)で情報まで辿り着けるよう設計されているかというのはWEBサイトをデザインする上で非常に重要なんです。
②SEO的によくない
SEOとは検索エンジンに最適化させることを言いますが、要は検索結果の上位に自分のサイトを表示させるために必要な要素のことです。
WEBの検索結果は、SEO的に優秀なサイトが上位に表示されるよう仕組みづくられています。
上位表示されて多くの人にみてもらえるサイトを作るには、グーグルに対して
- 重要なサイトである
- ユーザーによく読まれているサイトである
という点をアピールする必要があり、その評価で検索結果の順位付けがされています。
エンターページを設置することで、あなたのサイトは最も重要なトップページに何の情報も無いサイトだと見なされてしまうわけです。
これではサイトの評価は低くなり、検索流入による仕事の依頼などに結び付けづらくなってしまいます。
イラストレーターがブログSEO戦略を駆使してバンバン依頼される方法とは
エンターページを設置する理由
では、なぜ多くのイラストレーターのサイトはエンターページを設けているのでしょうか?
憶測になってしまいますが、
- トップページに自信作のイラストをでかでかと貼って見てもらいたい
- 他のイラストレーターがエンターページをつけているから、それに習ってなんとなく・・・
という理由じゃないですか?
だとしたら今すぐそれは取っ払った方が良いですよ!
これが仕事を受注できるイラストレーターのホームページの秘密です!
エンターページが必要なサイトとは
例えば年齢制限があるサイトや、成人的・暴力的な表現などを含むサイトであればエンターページを設置する必要があるでしょう。
そういう表現を目にしたくないユーザーのための配慮ですね。
そうでない場合はエンターページを挟む必要性が皆無です。
18禁のイラスト表現をしている場合はその旨を記載するために設置するのはアリですね。
結論、イラストレーターのWEBサイトにはエンターページは基本的に不要!
エンターページをトップに挟むということは利便性の欠如であり、SEO的に良くないので特に意味が無い場合は無くしましょう。
お手本となる仕事が取れるポートフォリオサイトをこちらにまとめてみましたので是非ご覧下さい。