イラストレーターのなり方

イラストレーターになりたいけど自信が無いあなたに伝えたい3つのこと

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さどはらちえこ
宮崎県在住のイラストレーター。 約7年ほどDTPデザイナーとして印刷会社に勤務し、出産を機に退職。 3児の母(11才と9才の男の子・7才の女の子)となり、2018年よりフリーのイラストレーターとして活動開始。PIXTA
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私は、3人の子どもの母親で、40歳にしてフリーランスイラストレーター2年生(2020年1月現在)です。

え!つまり39歳でイラストレーターに!?とよく驚かれます。

と同時に、今からでもイラストレーターになれるかもしれない…と勇気を与えられるのではないかとも思います。

この記事では

イラストレーターになりたいけど自信がない…

と思っているあなたへ、私からお伝えしたい3つのことと、私がイラストレーターになった経緯を書きます。

自分の夢に向かって少しでもポジティブに考えられるようになって頂けたら嬉しいです。

 

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①イラストレーターの世界を知ること。

私がイラストレーターになり気づいたこと。

それは私の夢に対して余計な言葉を放った同級生や反対していた両親は、絵の世界を詳しく知っているわけではないと言うこと。

自分の目で確かめ、その業界の方々のお話を聞く事がとても大切だなと思いました。

そのためにもイベント等に参加することをオススメします。

イベントでは実際に絵のお仕事で生活をしているイラストレーターさんのお話を聞くことができます。

駆け出しの頃の話、お仕事の話、アドバイスなどヒントになることがいっぱいです。

イベントにはいろいろなステップの方が参加されているので、自分が今何をすべきかが見えてきます。

初めは恐縮し戸惑ってしまうかもしれませんが、あまり気にせず逆にどんどん繋がって情報交換できる関係を作るのもいいと思います。

そういうイベントに行けないなら…

いまひとつ勇気が出ない…

そもそも近くでそういうイベントが催されていない…

そんなあなたは、まずこちらのインタビュー記事をご覧下さい!

現役イラストレーターにブタがブイブイとインタブーする記事

 

②自分のイラストをたくさんの人に見てもらうこと。

そして、自分からどんどん発信することが大切です。

昔と違って今はSNS、ホームページ、素材サイト、エージェンシーなど、作品を公開する場はたくさんあります。

イラストを探す人たちはそういう場に集まります。

まずは見てもらうことからお仕事に繋がるきっかけができるので、どんどん利用してみるといいと思いますよ。

参考>

 

③応援してくれる人の存在をいつも忘れないこと。

あなたのイラストを好きでいてくれる人、あなたを応援してくれる人の言葉をいつも忘れないでください。

私は仕事が不安定で悩んだり、自分の画力の足りなさにガッカリし元気がなくなる時に、その人達の事を思い浮かべます。

こんな私のイラストでも好きだと言ってくれる人がいること、応援してくれる人の言葉を思うと、それだけでとても励まされ、頑張ろうと元気が出ます。

あなたも自信を失くし、落ち込んだりする事があるかもしれません。

そんな時、きっとその人達の存在があなたのことを勇気づけ、助けてくれますよ。

 

私がイラストレーターになった経緯

物心ついた頃から絵を描くのは大好きで、絵を描くお仕事に憧れていました。

小学校1年生の頃は、ドラゴンボールにハマり悟空などをよく描いていたら、友達に「描いて」と頼まれ、嬉しくてよく描いてあげていました。

中学校1年生の頃、1人の男の子が「僕、あの時描いてもらった絵、まだ持ってるよ」と言ってくれたんです。

しかしその横でもう1人の男の子に「あぁ、僕はもう捨てた。」とまさかの余計な一言を言い放たれました。

たまにいますよね、余計な事言う人。

「いらんこと言うな…(-_-;)」と心の中で思いながらも、6年前に描いた絵を大切に持っていてくれたことがとても嬉しかったので、あまり気にも留めませんでしたけどね。

高校卒業後は美術系の短大に進学したものの、絵の仕事の情報収集は難しかったです。

当時はインターネットもあまり普及していなかったので、どうしていいのか分かりませんでした。

両親からは「公務員」を勧められたり「絵で食べていけるのはほんの一握りだ」とあまり快く思ってもらえず、卒業の年が来ても就職先が決まらない、仕方なく地元に帰り求人情報を見て印刷会社でDTPデザイナーとして働くことになりました。

方向は少しずれてしまいましたけれど、後々はこのデザイナーでの経験が活かされることになり、結果的にはとても良かったです。

7年ほど働き、結婚し出産を機に退職しました。

3児の育児に専念することになり、慌ただしい日々を送りながら、仕事の事など考える余裕なんてありませんでした。

でも、子供の成長を感じる中で少しずつ少しずつ余裕が生まれ、「やっぱりイラストレーターやってみたいな」と再び思うようになりました。

この時、自分はやっぱり絵描きが好きなんだなと改めて気づきました。

そうは思っても絵を仕事にする自信はなく、また田舎を拠点に仕事ができるんだろうかと言う疑問もあったので、なかなかイラストレーターを名乗ることができず、どうしたものかと悩んでいました。

そんな時、2017年のことですが、応援してくれている知人から素材サイトの情報を聞き、試しにやってみようとイラストACに登録してみました。

独身の頃のDTPデザインでイラストを利用する側にいたおかげで、ユーザーから求められそうなイラストは大体予想ができました。

登録されたイラストは少しずつではあるけど毎日ダウンロードされ、ファンは増え、仕事の問い合わせも来るようになり、「私もイラストレーターになれるんじゃないか」と希望を持てるようになりました。

2018年は知人に勧めてもらったチラシデザインコンペに応募してみました。

ここでもDTPデザインが役に立ち、手描きのイラストを組み合わせチラシを作成しました。

そして、まさかのグランプリを頂くことができ、今でも信じられないほどですが、これが大きな転機になりました。

表彰と新聞取材があったため、自分が何者か言えるようでないといけないと思い、ここでようやくイラストレーターを名乗ることができたのです。

やっとイラストレーターと名乗れたことで恐縮する部分もありましたが、嬉しくもありとてもスッキリしました。

 

大きな目標を掲げるのも大事だけど、そればかりじゃ疲れちゃう

イラストレーター2年生の駆け出しなので、仕事の依頼は全く安定しない日々で、不安になったりする事もあります。

活躍されているイラストレーターさんのお仕事などを拝見し、焦ることもあります。

そういう時は、当時小学校1年生だった長男とのこんな会話を思い出すんです。

 

長男『僕、25m泳げないんだよね。5mしか泳げないもん。』

私『5mも泳げるんだったら充分だよ。だってさ、

5mを5回泳げば25mになるでしょ?

 

自分が息子に話した言葉ですが、なんだか逆に息子に気づかされました。

最初から遠くばかりを見ないこと。

手の届きそうな所にも目標を設定する。

大きな目標を掲げることは大切だけど、そこばかり見ていると疲れてしまいそうですよね。

あとは勇気を持って、一歩踏み出してみましょう!



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