イラストレーターってどういう生活をしているのか。
もともと会社員イラストレーターで、副業もしていた、現フリーランスの僕がそれぞれの生活について解説してみたいと思います。
この記事を読めば
- 会社員イラストレーター
- 副業イラストレーター
- フリーランスイラストレーター
がどんな感じの生活なのか伝わるかと思います。
イラストレーターには3種類ある!あなたの目指すイラストレーター像は?難易度別に紹介!
会社員イラストレーターの生活
正社員、または契約社員・アルバイトとして企業に勤めるイラストレーターの生活です。
勤務について
基本的には1日8時間、週5日勤務で普通の会社員と変わりません。(会社にもよる)
クリエイター系の仕事は裁量労働制という契約を結ぶことが多いです。
最初から残業代を含めた金額で支払われ、労働時間などは労働者の裁量に任せるという感じ。
つまり7時間で帰ろうが12時間働こうが給料は一律同じ(残業代は含まれてるから)ってことです。
残業の上限時間は決まっていることが多いです。例えば40h/月が残業MAXであればそれ以上は残業禁止、または残業代が別途支給される。
とはいえクリエイターの仕事ってこだわればこだわるだけ時間もかかりますし、より良いものを作りたいってのがクリエイターのサガじゃないですか。
なので早く上がれるみたいなことはあまり無いかもしれません。(僕が働いていた会社はそうでしたw)
今日は用事があって・・・みたいな融通は利いていたかと。会社にもよるけど。
あとフレックス勤務も多い印象。
出社時間と退社時間が定められていなくて朝9時に来ようが11時に来ようがOKだけど最低でもそこから8時間は働いてね、みたいな働き方です。
寝坊だー!って朝バタバタすることが無くなります。
でも会議時間には間に合わないといけないので調整は必要ですね。
コアタイムが決まっている企業もあります。日中11時~17時の間出社してればいつ来ていつ帰ってもOKみたいな感じです。
働き方は多様化していて特にIT系は変化を早く取り入れる傾向があります。
リモートワーク・テレワーク導入企業も増えてきています。
週に1回出社すればあとは在宅でOK!みたいなルールを設けている会社など取り入れ方は色々です。
在宅イラストレーターのなりかた!自宅で絵を描く仕事をするためのヒント
仕事内容は会社や体制によって異なりますが、イラストレーターとして採用された場合はイラストを制作することがメイン業務となります。
ただ、デザインやアニメーションなどイラスト制作業務以外にも幅広く対応することもあります。
基本的には上から回された業務を遂行することになります。
必ずしも自分が描きたいイラストを描くだけではなく、苦手なイラストの制作を強いられることもあります。
コチラの記事でソーシャルゲーム会社でイラストレーター / デザイナーとして働いていた経験を書いてもらってますので参考になるかもしれません。
給料について
他業種と比べて少ないほうです。
初任給で15~20万円程度でしょう。
営業職と比べてインセンティブ収入なども基本見込めません。
ベンチャー系だとボーナスを出す会社も少ない印象。
とはいえボーナスって変動もあるので、年収確定して12分割された方が安定してるっちゃしてますよね。(もらえない負け惜しみw)
いちプレイヤーでいる間は高給は見込めません。(相当なプロフェッショナルなら別だけど)
ディレクター・マネージャーなど管理職に上がることでキャリアアップしていけますし、給料も上がっていきます。(30万円~くらい)
ただ、一線でイラストを描く仕事ではなく、そういう人たちを管理する立場になるので、絵を描きたい!って人にとっては葛藤もあるでしょう。
あとは転職をすることで給与報酬を高めていくことができます。要金額交渉。
イラストレーターだった僕が年収をあげるために実践した3つのステップ
クリエイターはどんどん転職すべき!会社選びで失敗しないたった1つのポイント
副業イラストレーターの生活
企業に勤務しつつ副業で個人的にイラスト制作などを請け負うイラストレーター。
働き方について
イラスト × WEB副業の相性はとても良くてあらゆる副業方法があります。
副業の種類に関しては【保存版】イラストを使った副業!ノーリスクで始められる14個を紹介にまとめてますので是非参考にしてみてください。
副業なので会社勤務後、または休日に仕事を進めていくことになります。
なので自分がやりたい仕事をチョイスすることを強くオススメします。
楽しんで趣味感覚で取り組むことができれば苦ではないでしょう。
プライベートをダラダラっと過ごしてしまうのであればチャレンジしてほしいですね!
また、フリーランスとして独立する前にプレ独立感覚で副業に取り組んでみるのもオススメです。
実際に個人で仕事を請け負ったり確定申告の経験をしておくとスムーズに独立できるはずです!
お金事情について
会社の給与報酬以外にプラスで数千~数万円入るので懐は潤いまくります!
でもそれと引き換えに時間が奪われるのも事実。
上述したように趣味感覚で取り組めるよう工夫しないと続けるのは難しいかもしれません。
ストックイラストやLINEスタンプ、ブログ運営などでイラストやコンテンツを資産化できればストック収入が見込めます。
最初は労働に見合わない対価でしかないかもしれませんが、コツコツ続けることで定期的な収益を生み出すことができるはずです。
またクラウドソーシングを活用するのもオススメです。
実際に僕が会社員時代にクラウドソーシングで3ヶ月頑張って副業した記録をこちらの記事にまとめてます。
独立を考えているのであれば、安定した給与収入+副業収入で荒稼ぎして準備資金作りすると良いかと。個人請負の経験値も養えますし。
ちなみに年間20万円以上副業収入がある場合は会社員といえど確定申告する必要が出てきます!
副業イラストレーターが仕事を依頼されるようになるまでにした営業
副業イラストレーターの疑問や悩みはクラウドソーシングが解決してくれる!
フリーランスイラストレーターの生活
最後に独立して会社に属さず個人事業として切り盛りするフリーランスイラストレーターの生活についてです。
僕は11年の会社員生活を経て2018年の5月からフリーランスとなりました。
働き方について
THE自由です。
時間も日にちも自分次第でどうにでもなるのがフリーランスの一番のメリットでしょう。
通勤電車に乗ることもないのでそういうストレスからは解放されます。
ただ、仕事を自ら取ってくる or 生み出さない限り収入はなくなります。
イラストを描いているだけというより、営業活動や打ち合わせ、お金の管理など雑務も自分で行う必要が出てきます。
フリーランスの1日のタイムスケジュールをこちらにワイルドに書いてますのでご興味あれば読んでください。
ノマド的な働き方もできますし、スタイルは人それぞれでしょう。
場所を選ばず働くイラストレーターの記事はコチラ↓
好きな場所で働く!自由度が高いイラストレーターのノマド的働き方のススメ!
家で働くとついついサボっちゃうって人のためのサボらず働くためのポイントはコチラ!
お金事情について
フリーランスは仕事をやらなきゃお金にならないですが、やればやるだけお金になるというメリットもあります。
会社員イラストレーターですと月にどれだけ働いても(または働かなくても)、それによって給料が変動することはあまりありません。(社内での評価は変わり昇給・降級はありえるものの)
ただし、その分安定とは程遠いです。
ある月は50万円売り上げたとしても、その翌月は売り上げ0円なんてのも全然ありえる話です。
そのうえ、会社員であれば会社と折半できる税金に関しても自腹で支払う必要があるため、そういった意味では支出は多くなります。
体調を崩しても冠婚葬祭があっても有給を使えるわけではないので休めばその分収入減に直結します。
ただ、経費申請ができるのでセミナーの参加費や、書籍の購入費などは経費として申請できるなど節税対策が広がります。
そういう知識も学べるイラストレーターが独立をする前に読むべき本をまとめましたので興味があればご覧下さい。
フリーランスイラストレーターになる前にした7つの準備!独立前にすべきこと
会社を辞めてイラストレーターとして独立する前に手に入れておきたい3つの○○
イラストレーターは楽しい!
ということで
- 会社員イラストレーター
- 副業イラストレーター
- フリーランスイラストレーター
の生活についてまとめてみました。
それぞれ違いがあり向き不向きもあるかと思います。
自分に合ったスタイルを確立できるようチャレンジしてみてくださいね!
フリーランスイラストレーター・ナガイクミコに聞く!イラストレーターの営業・仕事について
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