イラストレーターの稼ぎ方

クライアントワーク以外にグッズを販売してリスク分散化!フリーランスの副業について

ABOUT US

fumika
愛知県在住のフリーランスイラストレーター。​ ​名古屋芸術大学ビジュアルデザインコース卒業。 グラフィックデザイナーとお土産グッズデザイナーの経験を生かし、 現在イベント参加やグッズ作成、イラスト制作などフリーで活動中。 優しくて物語性のある動物イラストが最も得意。
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はじめまして、動物ばかり描いているフリーランスイラストレーターのfumika( @chako_sirokuma )です。

もともとは会社員でデザイナーとして働いていましたが、体を壊して2年ちょっとで辞めてしまいました。

それからは療養期間という名のニート生活を送っていました。

その中でもともと大好きだった絵を、好きに描いて、誰かに見てもらいたいと思い、ポストカードやブローチを手作りして、デザインフェスタやクリエイターズマーケットに出展し始めます。

思いのほか反響が良く、大手商業施設に出展しているイベント企画会社さんや出版社さんにお声がけいただき、私のイラストレーター生活は第一歩を踏み出しました。

今ではフリーランス歴は3年目。

紙芝居、教材イラスト、間違い探し、年賀状、グッズデザイン。。。などなど様々な企業さんから仕事をいただきましたが、まだまだ手探りで冒険中のイラストレーターです。

そんな私は、実はここ3か月くらい、企業さんからのお仕事がほとんどありません。

でもこうして生計を立てられているのは、収益源を分散化しているからです。

この記事では、フリーランスイラストレーターがクライアントワーク以外に収益源を持つことの重要性と、fumikaの収益の柱でもある「グッズ販売」について解説します。

是非最後までご覧ください。

 

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イラストレーターfumikaの3つの収益源

この3つの収益源で生計を立てています。

  1. 企業からの依頼(クライアントワーク)
  2. オリジナルグッズの販売(イベント対面販売、委託販売、通販、など)
  3. 個人の方からの依頼

それぞれ詳しく解説していきます。

 

企業からの依頼(クライアントワーク)

多くの人が想像するイラストレーターのお仕事です。

私の場合、年賀状イラスト、教材のイラストカット、パンフレットのイラストなどのお仕事が多いです。

クリエイターEXPOなどの営業イベントや、SNSからお仕事を頂いています。

参考記事>
クリエイター EXPOに参加してみた!費用は?収益は?気づいた点などまとめ
クリエイターEXPOの活用方法をイラストレーターTOKUDOMEさんに教えてもらったよ

 

オリジナルグッズの販売

自分の描いたイラストを使ってグッズデザインし、業者に制作していただき、制作費に金額を上乗せして販売することで利益を得る方法です。

デザイン、仕入れ、販路探し、値札付け、在庫管理、すべて一人で行っています。

また、イラストだけを業者に提供し、グッズが売れた分の数パーセントを印税としていただく方法も行っています。

 

個人の方からの依頼

ペットの似顔絵、ウェルカムボード、お店に飾るイラスト、記念日のイラストなどのご依頼を個人の方からいただくことも多いです。

 

クライアントワーク以外にも収益源を作る理由

単純にクライアントワークが少ないこと。

もともと安定していない収入を少しでも安定させたいという目的があります。

毎年お仕事を頂いていたクライアントがひとつ減るだけで収入が激減します。

そのタイミングはいつ訪れるかわからないし、営業したらすぐに仕事が来るというわけではないので、新しい仕事の目処も立たない。

特に毎月定期的に入る仕事のない私にはクライアントワークだけでは不安でした。

 

複数の収益源があるメリット

ひとつのお仕事がダメになってしまった時の保険になります。

まさに今の時期はコロナウイルスにより物販イベントがなくなり、グッズ販売の収益が多く減りました。

そんな時に助かったのが出版社からのクライアントワークです。

巣ごもり需要が増えたため、雑誌や本の売り上げが上がったと出版社からお聞きしました。

こんな大変な時期でも、下がる収益もあれば、上がる収益もあります。

リスクの分散です。

企業のお仕事の報酬振込は基本的に納品してから2か月後など遅くなる場合が多いです。

大きな仕事は報酬も大きいですが、制作に3か月、4か月もかかるお仕事も珍しくありません。

2か月、3か月無収入で過ごすなんてことも、フリーランスにはよくあることです。

実際にクライアントワークのみでフリーランスデザイナーとして働いている父は、収入のない月が何ヶ月も続き、金融機関にお金を借りながらやり繰りしていたこともあったそうです。

こんな時のために別の収入があるととても助かります。

オリジナルグッズ販売のイベント参加なら売り上げは1か月後には入ります。

アルバイトなら日払いもありますし、ずっと続けていれば毎月必ず支払ってもらえるはずです。

同じ仕事ばかりで単調にならないという利点もあります。

クライアントワークにずっと張り付いていて、疲れたら物販の仕事(値札付け)など全く別のことをする。

これが意外とリフレッシュになり、仕事の効率も上がります。

 

グッズ販売を第二の収益源に選んだ理由

私の場合、グッズ販売から駆け出したイラストレーターなので、そのまま続いているという理由も大きいですが、やはり一番は自分の作品がグッズになるという感動は他のものには変えられないことです。

入稿して、商品になって手元に納品されて、箱を開けるときの嬉しさは、今でも一番です。

そして、作品をグッズに落とし込むことにより、

  • 自分のイラストは商品としてどう使えるのか?
  • どんなものにマッチしているのか?

が分かりますし、買っていただくお客さんの傾向から、自分のイラストのターゲット層を探ることもできます。

また、グッズにするために描いたイラストは、何も考えずに作った作品とは違うものができます。

ボールペンのような筒型のものなら、丸くなることを考慮した絵柄を考えないといけませんし、メモ帳なら可愛いだけでなく、きちんと書くスペースを作ること。

印刷色が限られるTシャツなどのシルクスクリーン印刷では、1色2色でも映えるイラストにしなければなりません。

このようにイラストの技術とは違ったものが得られます。

そしてグッズ化することで、クライアントさんがイラストをどう使うかイメージがしやすくなるので説得力あるものになります。

グッズ販売のお仕事は、クライアントワークにもつながる可能性も大いにあるということです。

 

オリジナルグッズが作りたくなった方へ

私の場合クライアントワークの次に多い収入源はグッズ販売です。

しかし、黒字になるまで4年という月日と膨大な出費があってこその今の収入です。

グッズ作家として認知され、ファンが付くまで黒字は厳しいと思います。

逆に赤字にもなりかねませんので、副業として簡単にお勧めできるものではありません。

そこでグッズを作りたい、売ってみたい方の入門としてオススメしたいのは、グッズ販売サービスの利用です!

無料で始められますし、あらかじめ売れたらいくら自分に入るか金額を設定することができます。

イラスト・デザインだけ自分で作れば、グッズの制作や販売、郵送なども代行してもらえます。

上手くいけば、すぐに収益につながるかもしれません。

そういうサービスの紹介はこちらにまとまってます▼

イラスト作品をグッズ化したりデジタル販売できるサイトまとめ

その他にもお金の入る手段は沢山あります。

イラストを生かしたいならストックイラスト。

全く別の仕事でもいいのなら、アルバイトが一番効率がいいと思います。

リスクの分散、イラストの仕事では得られない学びのための副業を始めてみませんか?

 



 

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