現在、会社に勤めているけど、イラストレーターとして独立を考えているあなたが、会社を辞める前に手に入れておきたい3つのモノ。それは・・・
- 技術
- 人脈
- ビジネススキル
です!
現在、会社勤めをしていて、いずれ独立を考えているクリエイターは今のうちに
①できるだけ広く・深くスキルを身につけておく
②管理職以上の人物と友好な人間関係を築いておく
③ビジネスマナーを学んでおくと独立後はかどりますよ
自分の専門性を磨くのは勿論、その周辺知識を広げておくのも大事— 【公式】イラストレーター生存戦略 (@ksd_illust) 2018年9月30日
これらをサラリーマン中に手に入れておくと、驚くほど独立後スムーズに稼げるようになり生活が安定します。
なんとなくイメージできるかもしれませんが、ひとつひとつ詳しく解説していきますね。
技術を身につける
イラストレーターとして独立するための技術を身につけておきましょう。
周りの同僚たちと比べトップクラスのスキルであることが望ましいです。
すべての分野でトップクラスとなれたら理想的ですが、特定の分野(例えばアメコミテイストなら・・・ファッションイラストなら・・・など)で秀でていれば、独立後それを商品として戦うことができるはずです。
また、絵を描くスキルに限らず、例えば
- アニメーション制作
- デザイン
- 印刷の知識
- 3DCG
- レタッチ
など、付随して活用できるスキルを獲得しておくと仕事の幅が広がり、結果的に安定して稼ぎ続けることができるようになります。
できるだけ広く、深く、スキルと知識を身につけられるよう勤めましょう。
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また、スピードも重要です。
制作スピードをあげることは、仕事の単価をあげることに繋がります。
サラリーマン時代は月給で働いているので、いくら仕事をこなして給料が上がることはそうそうありません(もちろん社内での評価が高まれば昇給は考えられますが)
でも、個人事業として独立すると、やればやった分だけ報酬が高くなします。
1枚1万円のイラストを1日かけて描けば日給1万円ですが、1時間で描くことができれば時給1万円です。
制作スピードの向上は稼ぎに直結してきますので、会社勤めの間に意識改革をし、スピードを高める工夫をしておきましょう。
人脈を広げる
人脈は宝です。
往々にして人は知らない人より、知っている人に仕事を依頼したいものなのです。(もちろん任せられるだけのスキルがあることが前提)
人脈を広げられれば、それだけ独立後の依頼数を増やせますし、実績をつくりやすくなるのです。
ただ、同僚のクリエイターたちは、独立後のあなたに仕事を依頼することはほぼ無いでしょう。
会社の体制にもよりますが、後々の仕事の依頼が見込めるのは管理職以上、または営業職などとなります。
人員が足りず、外注を余儀なくされたとき、または専門的な仕事を外部に任せたいと思ったとき、それを行使できる権限がある、あるいは予算管理をしている人物にこそ繋がっている必要があります。
クリエイター仲間は話が合うし、ついついそこで固まってしまいがちですが、そこからより広く人間関係を構築しておければ独立後のライフラインとなるはずです。
決してそういうことではないです。
独立後、あなたの手に余るほどの仕事が受注できるようになったとき。
クリエイター仲間の繋がりがあれば、仕事を頼むことだってできます。
独立した仲間がいれば、逆に仕事を回してもらうことだってできるでしょう。持ちつ持たれず助け合えるわけです。
・・・と、ここまで説明してきて何ですが、メリットを感じるから付き合っておくみたいなスタンスは見透かれますし、超嫌われます。
管理職の人間だろうと、クリエイター仲間だろうと、対人間としてリスペクトしてお付き合いしましょう。
そうして大切に紡いできた関係が後々のあなたを救ってくれるというわけです。
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イラストレーターはご縁が大切!人とのつながりで仕事を獲得する方法
独立後は、独立した旨を電話やメール、SNSなどを使って周知させるようにしましょう。
「あ、それならお願いしたい仕事があるんだけど・・・」とご祝儀受注が発生する可能性は高いです。
ビジネススキルを高める
独立後は、制作業務に加えて
- 経理・財務管理
- スケジュール管理
- 営業・折衝
- 集客
などもこなさなくてはなりません。
それらの仕組みややり方、マナーを把握しておいたほうが独立後の業務はスムーズに進みます。
ただ、そこまで深刻になることはありません。
最近では、これらを簡単に運用できるツールが充実しているからです。例えば
- 経理・財務管理・・・財務・会計クラウドソフトfreee
- スケジュール管理・・・無料でオンラインスケジュール管理trello
- 営業・折衝・・・クラウドワークスやランサーズなどクラウドソーシングサイト
- 集客・・・自分のメディアが作れるブログサービス
といった具合です。
WEBサービスの発展により、かなり独立しやすくなったのは事実です。
ただ、最低限のビジネスマナーは必要です。
顧客とメールでやり取りできますか?締め切りは守れますか?打ち合わせはできますか?提案はできますか?
不安であれば、会社員であるうちに体験して学んでおくことをオススメします。
クリエイティブ職だと難しいかもしれませんが、可能であれば積極的に社外の人間と関わるようにしておきましょう。
現在フリーランスのイラストレーターとして多岐に渡るお仕事をされているナガイクミコさんにインタビューさせて頂きましたが、イラストレーターこそビジネスマナーは超大事!とおっしゃってました。インタビュー記事も必見です!
フリーランスイラストレーター・ナガイクミコに聞く!イラストレーターの営業・仕事について
焦って独立する前にやれることはたくさんある!
自分はいずれ独立する身だから、会社はそれまでの腰掛に過ぎない。
なんて考えで勤めていると、独立後に高確率で失敗します。
会社に勤めている間にでも、できることはたくさんありますし、会社というインフラを使って学びまくるべきなんです!
もしあなたの会社で現在外部クリエイターに依頼している仕事があるのだとすれば
・どういう経緯で発注されているのか
・発注を管理している人物は誰なのか
・予算を管理しているのは誰なのか
・どういう仕事が発注されているのか
・どれくらいのクオリティで納品されているのかを調べておくと吉!
— 【公式】イラストレーター生存戦略 (@ksd_illust) 2018年9月30日
常にアンテナを張って情報を逃さないようにしましょう。
- そもそもフリーランスってどういう生き方なの?
- 税金とか経費とか確定申告とか全くわからない!
- お客さんを集めたり、自分のアピールの仕方がよくわからない・・・
という方は独立前に読んでおくと勉強になる良書を厳選してレビューしておきましたので、是非↓こちらをご覧下さい。
【保存版】イラストレーターが独立を考えたときに読む本まとめ【不安解消】